semir@E38のブログ一覧

今日も、バイトしてきました。

3月にある営業マンが1人で17台も車を売ってしまった事もあり、今や、第二保管場所は在庫車が少なくなり、反面下取り車が10台以上置かれている状況。

具体的に例を挙げれば
E90 320i 希少なハロゲンランプタイプの初期型



B8 A4 前期型 黒と白が一台ずつ



B5 A4 1.8T クワトロ MT





C5 A6 2.8 アバント


アルファード
アルテッツァ
ボルボ C70


オデッセイ

といった感じ。

それにしても白のB8 A4、前オーナーはまともに洗車しないかただった様で、外装は泥だらけ、さらにバンパーボコボコ、サイドスカートもベッコリと凹んでいて、見ていて痛々しかったですね…
黒のB8 A4やE90は、キレイでしたが。

さて、休憩中に下取り車の転売担当の方(オークションに流す)とお話しする機会が。

cobra『下取り車の台数、半端ないですね。それにしても、B5やC5などシングルフレームになる前のアウディなんて、久々にみました。』

転売担当の方『B5なんてよく知ってるね。あのB5 MTだよ。免許取得後の練習用に如何？今なら1000円で持ってって良いよ』

cobra『1000円で良いんですか？』

転売担当の方『B5は、オートオークションで5万円くらいにしかならないしね…
出品料や会場に持っていく手間を考えたら、1000円で構わないよ。』

cobra『MTなら欲しいです。親に相談してみますね♪検討しておきます』

と、トントン拍子に話が進みました。
いくら18年落ちとはいえ、きちんと走る車が1000円ですからね。
かなり惹かれます。

さて、どうしましょう？

B5買っちゃいましょっかね、それとも、E39などの下取り車が入ってくるのを待ちましょうかね？

正直迷ってます。

さて先日のブログで、cobraはE36の方がE46よりも買いたい車と書きましたが、これには理由があります。
E46は、間違い無く素晴らしい車です。
あのステアリングフィールなんかは、今のBMWでは絶対に味わう事の出来ない味でしょう。
では何故E46がE36に順位を譲ったのか？
それは、初めて自分が乗ったBMWがE36でありながらも(祖父の元愛車)まだ車についてそこまで良く分かっていない時に手元からなくなってしまい、もっとE36の良さを知りたいという気持ちがあるから。
そしてE46は若干ながらもE36よりも動きがモッサリとした物になってしまったという沢村慎太郎氏の評価を読み、白身魚と評価されたE36の軽快な走行フィールがどんな感じなのかが気になる為。
(ちなみに、沢村慎太郎氏が選ぶ歴代最高の3シリーズはE36で特にM3Bなのだとか。また、現行のF30に対しては歴代で最も並のDセグメントセダンに対するアドバイテージがない3シリーズであり、プレミアムDセグメントを名乗りはするものの、もはや幻想のような物で、F30にBMWというブランドだからと500万円も払える人の生活がプレミアムなのだとまで書いてましたね)


あと、

このコックピット。
この戦闘機みたいなデザインが好みなのです。

外観はE36もE46も甲乙付けがたいのですがね。

あとは、6気筒モデルでも1300kg台に収まるという軽さと、防音対策が不十分という事になるものの、E46よりも迫力のあるサウンドが楽しめたエンジン。
そして、E46ではややブッシュの弾力が強い様に感じる事のあるサスペンションも、E36は適度に引き締まっていて、個人的にはスッキリしている走りだったと思う点。
ATはシフトがギクシャクしがちで、内装も剥がれてくるという欠点はあるもののの、ドイツ車らしさという点ではE36の方が間違いなく上だったと思います。
年式的に維持が大変なのと、程度の良い個体が中々見つからない事、そして、M3Bの程度良好な個体はプレミアがついてジワジワと値段が上がっている点からE39に1位を譲ってしまいましたが、こちらも間違い無く名車だと思います。

自分が歴代のBMWで何が一番好きかと聞かれたら何と答えるか？

皆さんはcobraならE46だろうとお思いでしょう。
しかし、個人的に一番好きなのはE39だったりします。(2位がE38で、3位がE36、4位がE46でしょうか。敢えて順位をつけるとすれば。本当はこの4台は同率一位にしたいくらいなのですが。)



ではなぜE39が好きなのか？
まず一つ目は日本導入開始が1996年で、自分と同い年である点。笑

そして、やはり端正で落ち着きのあるデザインでしょうか。

このE39ならではのエレガントな雰囲気がたまらなく好きなのです。

E36やE46のスポーティーな外観も好きですし、幼少期はこちらの方が好きだったのですが、

歳をとったのか、だんだんとE39に惹かれていきます。
エレガントさ優先なので、Mスポーツは無しで、ノーマルにこだわります。







おまけに耐久性も極めて高く、その気になれば100万キロも走れてしまうタフネスさ。






燃費や維持費を気にしなければ、個人的には理想的な一台だと前々から思っていました。

そんなE39好きな自分ですが、その思いをより強めたのはある雑誌です。

かつてautocar japanで、世界中の車の中から、歴代の名車を100台あげる企画がありました。
その企画で、E39が2台もノミネートしていたのです。(M5と528i)


そして、M5に至ってはポルシェ 911 GT3(996)を上回る結果を残していたのです。
ちなみに、3シリーズはE30とE46のM3しか掲載されておらず、ノーマルのBMWで選ばれたのは528iのみでした。

また、別の時に新車当時の528iの評論を読む機会があったのですが、なかなか興味深くて。
『フェラーリの官能的なエンジン、ロータスのナチュラルなハンドリング、ポルシェの強力なブレーキ。これら全てを組み合わせて自分好みのセダンを作ろうと企んでいると、この楽しみを邪魔する車が現れた。
それがE39である。』




『メカニズム的にはオールアルミのサスペンション以外特に見るべきものはない。
しかし、これだけの評価を得てしまうのだから、BMWの設計の煮詰め方が素晴らしいのは間違えない。』
『E39はメルセデス程は広くない後席の居住性を除けば、類稀なる完成度を備えた傑作サルーンだ。
BMWは常に正しい車作りをしてきたからいつか完璧な車を作ると考えてはいたが、これがまさにそれだ。』
『惨めなメルセデスを思い出してもらいたい。昨年、同社はE39のデビューに備えてW210をデビューさせた。しかし、E39はあっさりとライバルに勝利した。正直、ライバルの欠点などどうでも良くなってしまうくらいE39は全てにおいて出来が良いのだ。』
(以上1996年版autocar本国版より)

W210は悪く言われがちな車とはいえ、あのautocarがここまで褒める事は中々ありません。(autocarは、E63 6シリーズをアクティブステアリングとランフラットタイヤで酷評していましたし、提灯記事というわけでもないでしょう。)

E39はそんな頭一つ抜けた車だったのです。
また、E60以降BMWはアクティブステアリングとランフラットタイヤで評価を一気に落としそこから中々回復出来てない事を考えると、E39がBMWの歴史の中での最高傑作だと考えるのが自然だと考えるようになりました。

こうなると、自分のE39への熱がより高まってしまったのです。


そんな訳で、自分は歴代で一番好きなBMWはE39となったのです。

現状相場も安いので、

安いうちにキープしておいて、コツコツ手を入れながら乗っていけるといいなと個人的には考えています。