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2015年11月21日

ボルボV60クロス・カントリー D4 SE試乗

  ボルボV60 クロス・カントリー D4 SE試乗
 気になっていたボルボV60ディーゼルを試乗させてもらう事にしました。
 以前、V40 D4 SE(ディーゼル)は、7月の発売直後、ある販売店で試乗しました。
 でも、V60のディーゼルは、試乗していませんでした。
 そうしている内に、V60に、クロス・カントリー D4 SEと言うグレードが追加されました。

 地上最低高が、200mmと言うのが魅力的です。(通常のV60の地上最低高は135mm)
 以前、レガシィ・グランドワゴン(のちに、ランカスターになり、その後、アウトバックになる)に
 乗っていた事があります。
 レガシィ・グランドワゴンも地上最低高200mmが「売り」の車でした。

 雪道などを走る可能性がある場合は、地上最低高が高めの車と言うのは、非常に、魅力的です。
 最近は、ゲリラ豪雨により、アンダーパスが冠水する事もあるので、少しでも、地上最低高が
 高めの車は、重宝します。

 SUVほど、タイヤサイズが大きくならずに、車高を高くした車。
 視界も高くなるし、立体駐車場にも入る事で、それなりに、需要のある車です。

 ボルボの場合、通常のV60 D4 SEと、V60 クロス・カントリー D4 SEの価格差は、
 20万円。V60が、474万円。V60クロス・カントリーが、494万円。

 20万円の差額を出しても、V60クロス・カントリーに投資する価値があるのか?など、一度、
 実物を見てみたくて、販売店に立ち寄ってみました。
 やはり、着座位置が高くて、視界が良いです。


   助手席背もたれ前倒し
 尚、驚いたのは、最新のボルボは、助手席背もたれが、前に倒れるように変更されていました。
 これには、驚きです。
 どうやるのか?と言うと、背もたれの後方の左右下2ヶ所に、レバーが付いており、後席のドアを
 開けて、後席側から、前席(助手席)背もたれの下、左右2ヶ所にあるレバーを同時に引きながら
 背もたれを前に倒すと、完全に、前倒しが可能なのです。

 3年程前のV60(自動追従~自動停止機能が搭載されたばかりの頃の年代)は、
 助手席背もたれが、簡単に、前方に90度倒れて、後席~荷室まで、フラットになり、長いボード
 類は、簡単に車内積み出来ていました。
 しかし、いつの年代からか、それが出来なくなりました。

 更に、最近の他車にも多い「助手席ヘッドレスト」が、取り外せなくなりました。
 助手席の背もたれを最大限後方に倒しても、ヘッドレストが飛び出た状態。
 後席~荷室をフラットにしても、助手席ヘッドレストが飛び出た状態で、ロング・ボード系が
 車内積み出来るのか?は、ボルボも、ついに、現物を展示車に積み込んで確認しなければ、
 判断出来なくなりました。
 
 と思っていたら、どうやら、年次改良?で、この(前席背もたれが前方に90度近く倒れる)機能
 がつけられたようです。
 ちなみに、店舗内に展示してあった、V40も、同じレバーが付いてました。

 これだったら、V60ではなく、V40でも長物のボードが車内積み出来るかもしれません。
 一応、巻き尺で計ってもらったら、V60で、荷室からの長さは、260cm以上ありました。
 V40で、250cmです。これなら、230~240cmのロング・ボードがギリギリ車内積み出来そう
 です。
 ただ、V40の場合は、全体的なボディサイズが小さいので、他の道具を積み込むと、いっぱい
 いっぱいになりそうです。

 この「助手席背もたれ前倒し」が、いつから、このやり方で倒れるようになったのか?
 自分は、7月にV40ディーゼルを試乗した時には全く気付きませんでしたが、とにかく、改善
 された事は、プラスです。


   試乗
 さて、V60 クロス・カントリー D4 SEの試乗です。


   ボンネットを開けたディーゼル音
 まず、エンジンをかけてもらい、ボンネットを開けて、ディーゼル音を確認。
 ま、普通にディーゼル音が響きます。
 でも、振動は、エンジン単体周囲には、響かないようになっており、エンジンマウントに、かなり、
 コストをかけているのだと思いました。

    エンジンカバー
 エンジンカバーを手で触ると、ソフトパッドのようにブヨブヨで、柔らかい。
 V40も同じでした。
 これは、エンジン本体のブルブル振動を、周囲に伝えにくくする効果がある上に、仮に、人を
 跳ねてしまい、ボンネットの上に人の体が強打されても、ボンネット直下のエンジンの、カタい
 部分が、ソフトパッドになっている事により、クッション代わりになると言う事です。
 そうやって、跳ねてしまった人に対する衝撃を、やわらげる効果があるそうです。
 

    アクティブ・ボンネット
 メルセデスの場合は、アクティブ・ボンネットを採用しています。
 もし、人を跳ねてしまった場合、ボンネット直下に位置するエンジンのカタい部分に、人の体が
 強打されないように、「ボンネット側が、瞬時に浮き上がって、クッション代わり」になる方法を
 採用しています。A-CLASSから、全ての車種に採用されています。

 更に、メルセデスの場合は、「人を跳ねる」と言う最悪の事態が発生した場合でも、人の体が、
 バンパー下に、もぐり込んで、車両下に、ひいてしまい、引きずらないように、「バンパー形状」
 を、きちんと設計しているそうです。
 人の体を車両下に、もぐらせず、ボンネットの上に跳ねあげる。
 そして、ボンネット上に跳ね上がった人の体は、「アクティブ・ボンネット」によって、クッション
 代わりなって、人の体へのダメージを、極力、減らそうと設計されているそうです。


    安全性への取り組み方
 ボルボと、メルセデスでは、人を跳ねた時の、その後の考え方が違いますが、
 どちらのメーカーも、少なくとも、「Cセグメント」の車両から、安全に関しては、一貫した
 考え方で、作られていると言うのが、ボンネットを開けて、エンジンルームを見てみるだけで、
 良くわかります。

 だから、車と言うのは、メカの事がわからなくても、どんな素人でも、一旦、展示車両の
 ボンネットを開けてみる意味は、あると思います。

 ボンネットを開ける事で、気の利いた営業なら、このように、エンジンカバーのソフトパッド化に
 ついて、自ら説明しはじめてくれる事もあるのです。
 ボンネットを開けなければ、そのような説明は、やってくれません。

 尚、ボンネットは、左右2ヶ所のストッパーで留める方式。
 トヨタは、クラウンでも、まだ、中央1ヶ所留めです。


    ディーゼルエンジン音
 ボンネットを閉めると、それなりに、静かになりますが、先日試乗したC220d(セダン)よりも、
 音は大きめです。
 E220と比べても、少し大きめな気がしますが、あまり、気にしようと思わなければ、気になりま
 せん。
 尚、室内に乗り込むと、当然、振動も、騒音も、気になるレベルではありません。
 アクセルペダルへの振動も、ありません。


   走り出し
 そして、走り出してみました。
 やはり、E220ブルーテック・ワゴンに比べると、全てにおいて「軽い」と感じます。
 アクセル・レスポンスも、E220ブルーテックより、反応がクィックです。
 

   車重
 尚、E220ブルーテックアバンギャルドワゴンの車重は、1940kg。
 先日試乗した、C220d(セダン)アバンギャルド・AMGラインは、1690kg。
 ボルボV60 クロス・カントリー D4 SEは、1730kgです。

 ※参考に、クロス・カントリーではない、通常のV60 D4 SEは、1680kg。
 C220dアバンギャルドワゴンは、1710kg。
 C220dアバンギャルドワゴン・スポーツは、1750kgです。

 C220dセダンアバンギャルド・AMGラインより、V60 クロス・カントリーの方が、
 車重は、40kg重いのに、C220dセダンより、軽やかに感じました。
 やはり、エンジン特性とか、味付け、そして、オートマチックの制御などが違うのでしょう。
 ボルボのオートッマチックは、8速オートマチックで、日本のアイシン製ですから、優秀です。


   価格 
 価格は、それぞれ・・・
 V60 D4 SE 474万円
 V60 クロス・カントリー D4 SE 494万円

 C220d(セダン)アバンギャルド 559万円
 C220d(セダン)アバンギャルドAMGライン 559万円+35.7万円=594.7万円
 C220d(ワゴン)アバンギャルド 595万円
 C220d(ワゴンアバンギャルド・スポーツ 641万円
 BMW320dツーリング・スポーツ 549万円

 ボルボの方が、全体的に、メルセデスより、100万円安いと言う値付けです。
 (BMWと比較しても50万円安い)
 そういう意味では、値引きなどの条件によると思いますが、ボルボは価格で優位だと思います

 ただし、ボルボV60の場合は、ヘッドライトがキセノン。LEDヘッドライトではありません。
 この装備の有無だけで、20~25万円は、違います。
 更に、キーレス・ドライブと言う、キーを所有しているだけで、キーの施錠が出来て、
 エンジン始動も出来る機能がV60の方は、3.1万円のオプションです。
 (V60 クロス・カントリーは、キーレス・ドライブのみ、標準装備)

 この2つの装備は、合計、約23~28万円になります。
 この2つの機能が標準装備のメルセデスとの差額は、72万円~77万円に縮まります。
 (V60 クロス・カントリーは、キーレス・ドライブが標準装備の分、差額は多少変わります)


   実際の価格
 尚、ボルボの場合は多くの場合、オプションの本革シートが付いた仕様を勧めて来ます。

 過去の商談経験から言うと、「オプションの本革シート付き」しか在庫がなく、本革シート不要
 の人には、その分、本革シートのオプション価格分を「値引き」すると言うボルボ商法で推される
 事が多いです。

 「本革を付けていないと、リセールバリューも落ちるので、付いていた法が良い・・・」などと言う
 セールストークで、結局、本革シート不要なお客さんも納得させてしまいます。

 自分の場合は、「本革仕様以外をオーダーすると、本国オーダーになるので、値引きも出来ない
 し、納期が3ヶ月~半年になるので、それだったら、結局、最初から本革が付いた仕様を、
 安く買った方が良いし、納期も早いですよ。」と、過去数回の、別営業での商談で、全て、
 同じように言われました。

 また、キーレス・ドライブと言う、キーを差し込まなくても、エンジンスタートやキーの施錠が
 出来るシステムも、(クロス・カントリーではないV60は)オプションですが、これも、最初から
 付いている仕様しか、ほぼ、輸入していません。
 (メルセデスの場合は、キーレスゴーと言う。メルセデスの主要モデルは標準装備)

 つまり、この本革シート36万円+キーレス・ドライブ3.1万円は、強引にセットされ、それを
 値引きの形で見積もって来るパターンが多い。
 値引き交渉は、そこからのスタートになりました(自分の過去の経験では)。

 と言う事は、実際のV60の価格は、プラス40万円と考えた方が良いですが、その分、他車と
 競合するお客さんには、最低でも、約40万円分は値引いて対抗すると言う事になると
 思います。

 メルセデスも値引く時は、かなり値引きますので、あとは、どれだけ、差額が縮まるのか?
 でしょう。
 と言っても基本は、100万円前後の差がありますから、あとは自分で実車を見て、試乗して
 みて、自分の感性が、どちらを求めているのか?合っているのか?などになると思います。

   
   騒音
 車内騒音に関しては、全くディーゼルを意識しなくて良いです。
 C220や、E220などと同じように、時速50km以上だと、全くディーゼルエンジンである事は、
 わかりませんし、気になりません。

 操作感覚に関しても、メルセデスと変わらず、違和感なく、パワーステアリングの制御が重く
 なったり、軽くなったりと言う不自然さは、全くありません。
 良く出来た車だと思います。

 自分の思ったように、違和感なく動いてくれます。
 DCTのように、オートマチックの制御が、突然、ガタンッと、変な制御をするような事もなく、
 あくまで、自然です。
 
 ただ、高速走行をやった事がないので、ボルボ車の高速走行性能に関しては、全く、わかり
 ません。

 また、自動追従機能に関しても、今回は、試す事が出来ず、わかりません。
 ま、これまで、数回、ボルボの自動追従機能は、試乗で体験していますが、メルセデスと並んで
 世界トップレベルと言われているので、どちらも、問題なしだと思います。


   FF(前輪駆動)らしさ
 あと、試乗して感じたのは、7月に試乗したV40ディーゼルに比べて、FFくささを感じ
 にくかった事。
 V40の場合は、前輪からのゴーッと言う騒音が、大きめで、いかにも「FF(前輪駆動)です」と
 感じたのですが、V60 クロス・カントリーに試乗している間、FF車だな・・・と感じる位の
 前輪まわりからの騒音は、感じられませんでした。
 
 V60は、V40より、1クラス上の「Dセグメント」の車です。
 「Cセグメント」のV40より、騒音の遮音材などの使い方が丁寧で、前輪まわりからの騒音
 などのカットが、徹底されているのかもしれません。
 だから、V40に試乗した時に感じた「前輪まわりからのゴーッと言う騒音」を、V60では、
 感じなかったのかもしれません。
 それとも、今回の試乗コースが、住宅地中心で、あまり速度が乗らなかったから、
 わからなかったのかもしれません。


   乗り心地
 それより、全体的に、「乗り心地が硬め」と言う印象の方が、強かったです。
 E220ブルーテックより、明らかに、足回りは、硬めのセッティングにしてある印象でした。
 安っぽく跳ねる事はなく、程好い硬さでした。
 クロス・カントリーなので、悪路走行などを想定した味付けなのだろうと思いました。



   物足りなさ
   ブレーキ・ホールド機能
 あと、物足りないと思ったのは、自分の意思による「ブレーキ・ホールド機能」がないと言う事です。
 厳密に言えば、ブレーキ・ホールド機能は、車両としては、備えています。
 しかし、使えるシーンが限定されていると言う事です。

 メルセデスや、BMWのX3、5シリーズ、フォルクス・ワーゲンゴルフなどは、自動追従機能を
 使わず、自分の意思で、アクセル、ブレーキを操作しながら、運転していても、信号停止などで
 ストップした時に、フット・ブレーキを、「グイッ」と強めに踏むと、ブレーキ・ホールドしてくれます。
 この「ブレーキ・ホールド機能」が、ボルボの場合は、「自分の意思」で、出来ません。

 信号停止の時は、パーキング・ボタンを押して、パーキング状態にする・・・と言う方法も
 ありますが、そうすると、「アイドリング・ストップ」しなくなります。

 アイドリング・ストップを維持するには、フット・ブレーキを踏み続けていなければなりません。
 この点、不満です。


   自動追従時のみ
 尚、ボルボの場合は、不思議な点があります。
 ブレーキ・ホールド機能は、ACC(前車追従)機能を使わないで走っている時の信号停止の時
 などには、ありません。
 しかし、ACC(自動追従)機能を使って、前車が信号停止した時などの、「前車追従での信号
 完全停止」の時に、「ブレーキ・ホールド」してくれます。前車が動き出すまで、維持してくれます。

 ただ、ACC使用時の自動完全停止の時には、「アイドリング・ストップ」が、働かない仕組みに
 なっています。これも、もったいないな・・・と思います。

 と言うのか、ボルボの場合、「ブレーキ・ホールド」と「アイドリング・ストップ」が、ちぐはぐな
 印象です。ここは、制御を統一して欲しいです。


   外気温30度以上
 更に、ボルボ車のアイドリング・ストップは、外気温30度以上になると、作動しなくなります。
 これは、エアコンや、その他、色々な制御機構の関係で、あえて、そのような制御にしているの
 だそうです。
 冷却の方法が、ボルボ独自のやり方だそうで、これに関しては、現状は、外気温30度以上は、
 エアコンの効きなどの関係もあって、そうやっているそうです。

 でも、猛暑の日本では、真夏の昼間は、ほぼ、外気温30度オーバーなので、日本の真夏の
 昼間のボルボ車は、アイドリング・ストップを、ほぼ、出来ないと思った方が良いと割り切る
 事だと思います。

 試乗の印象では、季節が、秋の過ごしやすい時期だったので、アイドリングストップも行われ、
 快適に走れました。


   価値
 不満点もありますが、メルセデスのC220、E220シリーズ、そして、BMW3シリーズなどの
 ディーゼルと比較して、価格面で有利でもあるので、選択する価値は、充分あると思いました。

 ただ、リセールなどで、他社は、購入時に高くても、売却時も、同様に、高く売れれば、結局、
 乗っている期間中のコストは、変わらないかもしれません。あとは、好みだと思います。


   安全性
 安全性に関しては、実は、メルセデスなどより、優れていると言われます。
 メルセデスの場合は、アメリカで、新オフセットの衝突試験が採用された時、W204型
 C-CLASSが、驚きの「POOR評価」になりました。
 これには、実は、色々事情があったとの事ですが、それでも、ちょっと、当たり所と、シートベルト
 の装着方法が、微妙にズレただけで、「POOR評価」に減点されてしまうと言う事で、
 メルセデスでさえも、完璧ではない事が、明らかになりました。

 一方、ボルボに関しては、新・オフセットになろうが、自社の独自の信じられないような厳しい
 安全性のテストを行っており、それらをクリアーした上で、製品化されていますから、安全性に
 関しては、やはり、断トツの優秀なメーカーなのだそうです。

 他社は何だかんだ言って、各国が実施している「試験方法」が、あらかじめ、わかっているので、
 その「試験問題」に合わせて、そのツボの部分だけ、優秀な成績になるように、強化している点
 が、少なからずあるそうです。

 だから、試験問題以外の所を、抜き打ちで突かれると、ボロボロ・・・と言う結果になる事もある
 そうです。
 その点、ボルボの安全性は、やはり、ピカ一と言う事です。

 確かに、テレビCMでも、突然、崖から車を突き落として、その後、生存空間があるのか?など、
 衝突試験では、行われていないような社内実験をやっている映像を、出す事があります。

 そう言う点では、走りの面で、他社の優秀なメーカーの車に多少劣っているにしても、価格から
 考えると、投資価値は、充分あるのだろうと思います。

 モータージャーナリストの有名な人のように、色々な車種を複数台所有出来る身分なら、
 ボルボ車も1台、ガレージに置きたい車です。
 でも、現実は、もったいないし、1台所有で、全てをまかなわなければならない生活環境の人
 なら、数ある魅力的な車種の中から、1台を選ぶ事になります。
 そうなると、色々な条件を考えて、ボルボが候補から落ちてしまう事もある訳で・・・
 悩ましいです。


   不利な点
 尚、自分が特に、メルセデスと比較して、不利だと思った点を挙げると・・・

 360度カメラ(アラウンド・ビュー・モニター、全方位モニター)がない
 ⇒ただ、バックカメラはついてますし、ガイドラインもメルセデス同様に、ステアリング操作に
   合わせて、動きます。
 (⇒C-CLASSにも、360度カメラは、ありません。E-CLASSにはオプション装着可能)

 自動パーキングが縦列駐車のみ
 ⇒ボルボの場合は、まだ、並列駐車の自動操作が出来ません。日本では、縦列駐車する機会
   が、ほとんどないので、意味のない装備状態です。

 LEDヘッドライトではない
 ⇒ボルボの場合は、まだ、ヘッドライトが、キセノンです。LEDヘッドライトではありません。

 アクセル・ペダルが吊り下げ式
 ⇒メルセデスのC-CLASS以上、BMWのように、オルガン式ペダルではないのが残念。

 最小回転半径が大きい
 ⇒V60 クロス・カントリーは、驚きの6.0mです。これでは、自分が普段、幹線道路で
   Uターンするシーンで、1度で切れないかもしれません。
   尚、通常版のV60の最小回転半径は、5.5m。これは、ギリギリ許容範囲です。
   (E-CLASSは、5.3m、C-CLASSは、5.1m)

 ドア・ミラーの色
 ⇒V60 クロス・カントリーに限った事ですが、ボディ・カラー問わずに、黒色になって
   しまう事。個人的にはドアミラーの色は、ボディカラー同色が好きなので、黒色と言うのは
   営業車のようなイメージがあって、嫌いです。
   最近は、メルセデスや、その他メーカーが、スポーツモデルのような、走りをイメージした
   特別仕様車などを、わざと、ドアミラーを黒色にする事が多いのですが、自分世代は、
   ドアミラーが黒色=低グレードの営業車 に採用されていた事が多いので、個人的には、
   抵抗があります。

 ボンネット・オープナーが助手席側にある
 ⇒同型V60でも、3年程前に見たモデルまでは、右ハンドルでは、右側にボンネット・オープ
   ナーがあったのに、2014年にショールームで見たモデルからは、左側にオープナーが
   ありました。右ハンドル化のコストダウンをされているようで、少し、残念です。
  
 と、個人的に感じたのは、この辺りです。


   利点
 逆に、ボルボがすごいと思ったのは、既に、説明済の項目もありますが・・・

 助手席の背もたれ
 ⇒助手席の背もたれが、前倒し出来る所。

 タイヤ
 そして、タイヤサイズが、大き過ぎず、前後共に同じサイズである所。
 そして、17インチ採用グレードが多い事。
 ⇒メルセデスは前後、サイズ違いなどが多い。18インチを履いているグレードが多い。
    
 シート
 ⇒長距離走っても、疲れないと言われているシート。期待出来そうです。
   メルセデスのシートも、長距離移動しても疲れないと言われていますが、個人的には、
   若干、腰が痛くなる事があります。
   恐らく、W212/S212型のパッケージが、自分の体格と、ピッタリ合っていないのだと
   思います。
   メーター類を完全に見える位置にステアリングを合わせると、シート位置が、
   合わなくなり・・・と言う事があって、現状は、微妙に、妥協点を見つけた位置で、ギリギリ
   我慢して乗ってます。
   着座位置が低すぎるのも不満。一方、V60は、着座位置に関しては高めで見晴らしも
   良いと感じました。


 燃費
 ⇒V60 20.2km/ℓ
   V60 クロス・カントリー 19.5km/ℓ

   C220dセダン 20.3km/ℓ
   C220dワゴン 19.6km/ℓ

   V60の実用燃費が、実際は、どれ位なのか?
   これに関しては、自分の普段使いのルートを、1往復さえてもらわなければ、わかりません。
   メルセデスのC-CLASSも同様ですが、実用燃費が、どれ位なのか?多少は、期待
   出来そうです。
   特に、オートマチックが、日本のアイシン製8速A/Tと言う事からも、実用燃費が、どこまで
   伸びるのか?期待したいです。

   恐らく、普段使いで、リッター15kmは、越えるのではないか?と思います。
   もし、普段使いで、リッター15kmを越えられないなら、あまり、メリットは感じません。


 排出ガス処理方式
 ⇒尿素注入式ではありません。DPF式です。
   これは、BMWやマツダと同じ方式。尿素注入コストが不要との事。ただ、スス焼きを行う
   事があるので、スス焼きが行われると、アイドリング・ストップもしなくなるし、その期間は、
   燃費が悪化すると言われています。
   ただ、処理方式がi-ARTと言うシステムを採用しており、そのシステムは、日本の
   デンソー製。
  
   尚、尿素注入式のメルセデスは、新車3年間は、無料点検費用の中に、尿素注入も含まれ
   るので、ユーザー負担は、ゼロです。
   3年経過後も、2年延長すると、パック料金に含まれます。

   と言う事で、あとは、条件次第でしょう。
   今回は、軽く第一印象の試乗だけ・・・で終わりましたが、今後の参考にしたいと思います。
   試乗させて頂き、ありがとうございました。
   次は、高速道路走行など、やってみたいな・・・と思いました。

   でも、モータージャーナリストでもない一般人は、自由に試乗車を使えないので、
   中々、機会に恵まれないのが、残念です。
   とにかく、何か、試乗出来る機会があれば、また、乗ってみたいと思いました。

   個人的には、V60 クロス・カントリーまでは不要だと感じました。
   通常のワゴンのV60 D4 SEで充分です。
   あと、4WD化して欲しい・・・


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Posted at 2015/11/24 11:30:13

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