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2015年12月20日

BMW X3 xDrive20d 試乗レポート-1

   BMW X3 xDrive20d 試乗レポート-1
 BMWのX3を試乗させてもらう事になりました。

 お店に行くと、担当営業は、たまたま、他のお客さんの商談が入ってしまったそうで、逆に、
 一人で、2時間程、好きな所を試乗して欲しいと言われました。

 本当なら、自分の普段使いのコースに行きたかったのですが、もう、午後2時30分を過ぎて
 いたので、時間的に、渋滞が激しいエリアがあり、無理。
 そこで、それなりに、峠越えが出来て、広い駐車場のある場所に、行く事にしました。


   試乗車
   スペック
 用意されていた試乗車は・・・

 X3 xDrive20d M SPORT 
 全長4665mm×全幅1880mm×全高1675mm
 地上最低高    210mm
 ホィールベース 2810mm
 タイヤサイズ  245/50R18(前後同じ)
 車両重量     1840kg
 JC08モード燃費 18.6km/ℓ
 最小回転半径    5.7m
   
 エンジン 1995cc 直列4気筒DOHCディーゼル
 最高出力    184馬力/4000回転
 最大トルク   38.7kg・m/1750~2750回転
 燃料タンク   67ℓ
 駆動方式   4WD
 トランスミッション 電子制御8速A/T(ZF製)
 サスペンション 前=ストラット式/後=5リンク式コイルスプリング(スタビライザー)
 ブレーキ    前=ベンチレーテッド・ディスク/後=ベンチレーテッド・ディスク

 価格  X3 xDrive20d  M Sport 658万円

 尚、他に、X3 xDrive20d Standard 614万円/xLine 637万円 の3グレードがあります。 

 試乗車の仕様の詳細は良くわかりませんが、M Sportで、ACC(追従クルーズ)は付いて
 いませんでした。単なる「クルーズコントロール」が付いているだけです。
 ただし、緊急ブレーキシステムと車線逸脱システムは、付いていました。
  
 オド・メーターは1230kmの比較的、まだ、走っていない新車です。




   勝手に「新車情報」
 販売店を出発後、まずは、西湘(せいしょう)バイパスを走ってみました。
 そのまま、箱根新道に入り、箱根の峠を走ってみる事にしました。

 このコース、テレビ神奈川で放送されている「岡崎五郎のクルマで行こう!」で良く使われている
 道路です。ただ、箱根の山坂道(やまさかみち)に関しては、箱根ターンパイクや、その他の
 道路を使う事が多いので、箱根の峠の部分は、違うルートになります。

 箱根ターンパイクは、有料道路代が、ちょっと高めなので、今回は、使いません。
 無料の箱根新道で、充分です。

 と言う事で、色々試してみる事にしました。

 尚、過去の名番組、三本和彦さんの「新車情報」や、テレビ神奈川を中心に、現役放送中の
 「岡崎五郎のクルマで行こう!」、BS朝日で放送中の「カーグラフィックTV」では、主に、箱根の
 峠を走って評価を行っています。

 あと、高速道路走行に関しては、「新車情報」では、東名高速道路が良く使われていましたが、
 「岡崎五郎のクルマで行こう!」「カーグラフィックTV」に関しては、西湘(せいしょう)バイパスを
 使う事が多い。
 「岡崎五郎のクルマで行こう!」の方は、時々、首都高速神奈川線や、湘南国際村の峠道
 だったり・・・と言う時もあります。そのエリアの試乗で、1番組分の評価を、やっています。

 と言う事は、今回、自分も、それに近い走り方で、新車をお借りした試乗を行っているので、
 きちんと、それなりの評価が出来るはずです。
 このような機会も、めったにないので、しっかり、刻み込むように、試乗する事にしました。


   車線逸脱システム
 試乗車には、自動追従クルーズが付いていなかったので、自動追従の精度を確認する事は、
 出来ませんでした。これは、非常に残念です。

 しかし、車線逸脱システムは、装着されていました。
 これに関しては、車線に寄って行ったり、ちょっと何かあった時に、車線をまたぐような状況の時、
 かなり良いタイミングで、ステアリングに、「ブルブルブルッ」と、軽い振動を与えてくれました。

 ただし、1週間前に軽く短時間試乗させてもらった「3シリーズセダン・ディーゼル」の車線逸脱
 システムの時と、全く同じでした。振動が弱いのです。
 運転手が、「ハッ」とする位の振動か?と言うと、かなり弱い振動です。

 携帯電話系の着信時の振動より、少し弱いレベル。
 よく、道路の途中に、急な下り坂や、急なカーブの手前に、強制的に、速度を落とさせるために、
 道路の舗装を、わざと、凸凹形状にして、車体に振動を与える構造になっている場所があります。

 ちょっと、シャレている道路だと、その振動を「メロディ」にして、「メロディライン」と呼ばれる舗装に
 している場所もあります。

 BMWの車線逸脱システムのステアリングへの振動は、その「道路の舗装で、わざと、車両側に
 振動を与える」と言う時にステアリングに感じる振動より、弱い感じです。
 
 もう少し、強めに振動させても良いのでは?と思いましたが、ボルボも、このBMWに近いレベル
 です。
 あまり強すぎると、「気持ち悪い」と言う感覚になる運転手もいるので、これは、メーカーの考え方
 の違いかもしれません。自分は、メルセデスのように、強く振動してくれる方が、良いです。
 

   8速オートマチック
 X3は、ZF製の8速オートマチックが付いています。
 しかし、BMWのオートマチックは、パドルシフトで、シフトアップすると、とりあえず、「受付」して
 くれます。メーター内に、「M5」「M6」「M7」「M8」と、表示が変わって行きます。



 例えば、まだ、その段では走れないと言う時に、その段を、はじかない。表示上は、M6、M7、
 M8などと表示してくれるので、実際に、現在、何速で走っているのか?わかりません。

 M5とか、M6・・・などのように操作して、そのシフトに入ったら、表示が、「D」に自動的に
 変わるので、その「D」の時に、実際には、何速で走っているのか?の表示がなく、わからない
 のです。
 だから、「時速 何kmの時に、何速に入る」と言うのが、わかりませんでした。
 これは、BMWのシフト表示に対する不満点です。
 この部分は、改善して欲しいと個人的には思います。

 ただ、唯一、わかったのは・・・
 時速73~75km前後の時に、8速に入る事は、わかりました。

 参考に、時速100kmの時のエンジン回転数は、1500回転です。
 これは、以前、違う販売店で試験走行した時に、判明しています。

 尚、例えば、パドルで8速に入れても、実際は、「その速度と勾配の状態では、8速では、
 走れませんよ。」と言う時、タコメーター内に、「8→6」と表示されます。
 これは、「8速では、走れないので、早く、6速まで落として下さい。」と言う意味の表示だと
 思われます。



   優秀なシフトダウン
 そして、BMWのオートマチックで、素晴らしいと思ったのは、シフトダウンによるエンジンブレーキ
 操作が、やりやすかった事です。
 通常、シフトアップは、どのメーカーもスムーズに変速してくれます。
 しかし、エンジンブレーキをかけたくて、シフトダウンさせようとしても、パドルを「-」操作したのに
 反応しない事が多いオートマチックが多いのです。

 メルセデスのE250アバンギャルド(ガソリン2000cc直噴リーンバーンターボエンジン)の7速
 オートマチックは、そのシフトダウンによるエンジンブレーキ操作が、やりにくい車でした。
 パドルで「-」(マイナス)を選んでも、ひと呼吸、ふた呼吸置いて、やっと、シフトダウンする事が
 多く、イライラしました。
 だから、すぐ反応がないので、もう一度、パドルでマイナスしてしまい、タイムラグがあって、2回
 操作分のシフトダウンが、一気に反応してしまい、ギクシャク・・・と言うパターンが、非常に多く、
 使いにくかったです。

 E220ブルーテックの7速オートマチックも、同じような感じです。
 シフトダウンは、あまり、シャキシャキ反応してくれません。だから、メルセデスの場合は、パドル
 シフトの「-」は、使う気にならず、あまり使いません。
 自動追従での減速に任せるか、フットブレーキを踏んで減速するか・・・で使う事が増えています。

 
 その点、X3 ディーゼルの8速オートマチックのパドルシフトは、使いやすいと思いました。
 営業の人が言ってましたが、オートマチックのシフトダウン制御を上手くやるように設計するのは
 非常に難しいのだそうです。
 大きな出力が出ている状態の時に、小さいギアに落とすと言うのは、難しいと言う事だそうです
 へー。


   乗り心地
 そして、乗り心地を色々確認しました。
 お借りした試乗車が、M Sportなので、乗り心地が、ゴツゴツ系でした。
 ただ、先日、ONE DAY試乗した、ボルボS60のような、一度の上下動が大きすぎるような事が
 なく、上手く、硬めの乗り心地を演出しています。

 そして、時速70kmを越える当たり、そして、時速80kmを越えると、明らかに乗り心地が、大きく
 変わります。速度が上がるほど、乗り心地がカタメになって行きます。
 そして、全体的な振動が、明らかに増えて行く事が実感出来ました。
 それに伴い、若干、騒音系も少し増えます。

 尚、さすが、M Sportなので、峠の左右に曲がる道を右に、左に・・・とステアリング操作すると
 思った通りに曲がってくれます。ダッチロール感も一切なく、きっちり曲がってくれます。
 4輪のサスペンションがバラバラな動きをする事もありません。
 その点は、やはり、乗りやすい。

 カーブの途中の道路の継ぎ目や、滑りやすい鉄の側溝が、路面横一直線に敷かれている
 継ぎ目を通過しても、ズルリともズレない。
 この日は晴れで、路面が乾いていた事もあったのかもしれませんが、走行性能は、問題ありま
 せん。


   ディーゼル音
 そして、ディーゼルエンジン車の音に関してです。
 当然、アイドリングしている状態で、車外に出ると、カラカラ音は普通に聞こえます。
 そして、X3の場合は、時速40km~60km前後の領域で、車内にディーゼルエンジンらしい、
 カラカラ音が、少し響く傾向が強いと感じました。
 しかも、その速度域で、「加速」している時に、特に、響きます。
 その速度域を外れると、ほぼ、気になりません。
 時速40~60kmの速度域で、「巡行」している時は、ほぼ、他の速度域と同じように、気になり
 ません。
 


   ステアリング
 パワーステアリングの重さも、軽すぎず、重すぎずです。
 ただ、運転中、ずっと気になっていた事がありました。それはステアリングの太さです。
 系の大きさは、適切で、小さすぎないので、操作しやすい。
 しかし、握りが少し、太いのです。
 自分の手のサイズでも、握る時に、かなり指を意識して、まわさないと、ステアリングが
 握れません。そこで、どういう事が起こるのか?と言うと、手の汗が出やすいのです。

 無意識にステアリングを握る為に、手に力が入ってしまうのか?わからないのですが、とにかく、
 手の汗が、他の車を運転している時には全くないのに、X3では、手の汗が出てしまい、
 ステアリングが、その汗で、滑りやすい状態になりました。
 「握り」に関しては、これ、もっと手が小さい女性ドライバーなどは、厳しいのではないので
 しょうか?



   ハンドルの切れ角
 そして、ステアリング操作で、気になった事は、例えば、路地から幹線道路に左折で出て行く時
 などに、良く感じたのですが、やはり、「左に曲がる」と言う時にステアリングをクルクルと回すと、
 ステアリングが、「もう、これ以上曲がらない」と言う限界に、当たってしまうのです。

 これ、以前、別店舗で別のX3に試乗した時にも、全く同じ状態があり、気になっていたのですが
 やはり、個体を変えても、全く同じでした。
 尚、X3のカタログスペック上の最小回転半径は、5.7mです。

 自分が普段乗っているE220ブルーテックは、最小回転半径、5.3mです。
 先日1泊2日試乗した、GG2Wは、最小回転半径、5.3m。
 やはり、5.7mと言うのは、大回りなのでしょう。
 この点は、ちょっと気になる所です。


   エアコンの風の吹き出し量
 あと、気になったのは、エアコンの風の吹き出し量です。
 オートにして25度に設定してありましたが、マニュアル操作に切り替えて、吹き出し口を色々
 変更してみたり、風量を変更してみました。
 箱根に向かっている内に、寒くなって来たので、風量を増やそうとしたのですが、マニュアルで、
 風量を強めにしたのに、ファンの音が大きくなるだけで、吹き出し口からの風が、少ししか強まり
 ませんでした。
 何度も吹き出し口の変更をいじって、みたのですが、あまり、変わりませんでした。
 この点は、謎のまま。

 
   オーディオ
 オーディオも色々使ってみました。
 SDカードには未対応だったので、使えませんでした。
 USBの口は、あったので、USBメモリーに収録してある曲は、聴く事が出来ました。
 これまで、BMWの純正オーディオの音を、全く聴いた事がなかったので、じっくり聴いてみる
 事にしました。



   操作性
 オーディオの操作性は、ま、慣れの問題もあるので、使いにくいとは、言いませんが、ボルボに
 比べて、使い方がわからない人が、迷いながら操作しても、何とか、やりたい事に行き着き
 やすかったです。
 走行中のアルバムの飛ばしも、コマンドシステムを使って、簡単に出来ました。



 収録しているアルバムの検索、スクロール速度が非常に早く、イライラしません。
 サクサク操作出来ます。



 尚、ステアリングリモコンの方では、簡易的な操作も出来るようで、聴いている曲の前後移動も
 ラジオ→USBなどへの切り替えもステアリングリモコンでも、出来ました。
 センターコンソールのボタンやコマンドでも、それらの操作が出来ました。



 ただ、最後まで、わからなかったのは、ラジオの周波数をマニュアルで変更する方法。
 実は、これがわかるまで、箱根峠の後半、ずっと、あーでもない、こーでもないと色々操作しま
 したが、どうやっても、わかりませんでした。
 休憩所に到着して、選局リストの一番上にスクロールすると、「マニュアル選曲」と言う文字が
 あり、そこを選んで、選局出来る事が、やっと、わかりました。

 尚、受信感度に関しては、並です。
 ワイドFM対応なのか?は、確認を忘れました。


   音質
 そして、重要な音質についてです。
 まず、音質に関しては、「低音」「高音」の2種類だけしか変更出来ませんでした。
 それでも、ベースの音は、しっかりしていました。



 音質チェックで使っている、チャカ・カーンの「I Feel for You」を再生しました。
 やはり、E220の2015年モデルの音質が、これまでの色々な車種との比較で、一番良いです。
 BMW X3の音質に関しては、先日、1泊2日試乗した、GG2Wと肩を並べるレベル。



 どちらが上なのか?非常に迷います。
 ただ、GG2Wの方が、低音のボーン・・・と言う音が、ハッキリ出ています。
 そして、AMラジオで曲がかかった時の低音の響きも、GG2Wの方が、ハッキリしています。
 どちらも、ほぼ、同等の音質ですが、低音の響きと抜けの部分で、わずかに、GG2Wの方が上
 と感じました。

 つまり、E-CLASS>GG2W>BMW>ボルボ>マツダコネクト>C-CLASSです。

 ただ、GG2WとBMWは、かなり接近しています。
 GG2Wは、イコライザー設定をしないと、たいした音ではなく、設定変更していない状態では、
 BMWとGG2Wは、逆転します。そのような感じです。


   十国峠到着
 そして、広い駐車場のある「十国峠」の駐車場に到着しました。
 ここで、X3の写真を撮る事にしました。


   トップビューカメラ
 X3には、トップビューカメラが装着されています。
 日産のアラウンドビューモニター、メルセデスの360度カメラと同じ装備です。
 このカメラが付いているのか?付いていないのか?の差は非常に大きいです。
 単なるバックカメラと、使い心地が、全く違います。



 BMWの場合は、液晶画面がクッキリしており、非常に見やすい。
 所が、トップビューカメラを使う時には、「トップビューカメラ」の画像だけしか、画面に表示され
 ません。

 メルセデスのように、左サイドに、トップビューカメラの真上から見た映像、右横には、バック
 カメラや、フロントカメラの映像を2分割して、写してくれる・・・と言う機能が、ないようです。
 (もしかすると、あるのかもしれませんが、自分が借りて使ってみた時には、良くわからなかった)

こちらは、メルセデスの360度カメラの画像。



 しかも、真上から見た画像には、ライン表示がありません。これも、使ってみると、少し不便です。
 と言っても、トップビューカメラが、全くないよりは、良いと思います。

 この時点で、BMWでは、トップビューカメラが付けられるのが、X3や、5シリーズ以上のようです。
 3シリーズや、2シリーズグランツアラーなどには、付けられません。


フロントカメラの画像。鮮明です。



バックカメラの画像。鮮明です。ラインもステアリング操作にあわせて動きます。
ただし、トップビューカメラと同時表示は、ありません。



カメラボタンを押すと、前後カメラ画像をナビに写し出します。(速度制限あり)



   自動パーキングシステム
 試乗車には、自動パーキングシステムが付いていたようです。
 しかし、X3は、縦列駐車のみ。並列駐車には、対応していません。
 縦列駐車をするようなシーンが、全くないので、試す事さえ出来ませんでした。
 尚、ここの所、E220で、自動パーキング(並列駐車)を使っています。
 歯抜けの所に駐車するには便利ですが、それ以外の場所では、あまり使えません。
 最初から付いているなら、利用価値は充分ありますが、もし、オプションなら、わざわざ選ぶ
 必要は、ないと思います。

 また、自動パーキングの有無より、「360度カメラ(BMWのトップビューカメラ)の有無」の方が、
 重要です。こちらの方が、非常に有効な装備です。

 駐車時に周囲にぶつける事を防止する事で、こすった、ぶつけたの修理代を防止出来るの
 ですから、絶対に外せない装備だと、使った経験のある自分は、強く、推奨します。


   丁寧な作り
 そして、車両の色々な所を細かくチェックしました。
 やはり、ネジの付け方、ドアを取り付ける部品の質、エンジンルームの構造など、確認して
 みました。ドアに関しては、やはり、取り付け金具が、しっかりした部品を使っています。
 更に、X3には、フロントドアと、エンジンルームの境目部分に、発泡スチロールのような部品が、
 埋めてありました。このような物が取り付けてあるのは、初めて見ました。



  ボンネット
 ボンネットを開けると、その車のコストのかけ方が素人にも、わかります。
 開けてみると、当然のように、ダンパーで開く方式でした。



 フタは、留め具2ヶ所式。しかも、その2ヶ所の部品が大きくて、丁寧に付けられています。
 フタの裏側の吸収材も、このクラスでは、標準的な大きめの物。
 


 フロントサスペンションの付け根から、ストラットタワーバーが、左右2ヶ所に装着されています。
 エンジンの奥を見ると、エンジンを支える補強バーが、付いています。







 塗装の噴き付けは、当然、奥まで、丁寧に噴き付けられています。
 フロントグリルの中を見ると、黒くて、太いバーが、補強されています。
 やはり、ディーゼルエンジンの騒音・振動を、少しでも抑えるため、たくさんの場所に補強を行って
 いるのだと思いました。


   給油口
 給油口は、右側にあります。
 給油口の中も、きちんと、塗装されていますし、給油キャップを、きのこ型に置けるように、工夫
 されているのは、面白いなと思いました。

   アクセルペダル
 アクセルペダルは、オルガン式です。
 BMWの場合は、1シリーズから、一貫して、オルガン式を採用しています。
 これは、マツダと同様に、走りにこだわりのあるメーカーだと感じます。
 内装のカーペットも、きちんと、上の上まで、敷き詰められていました。手を抜いていません。




 ただ、若干気になったのは、アクセルペダルの右側に、ボンネットオープナーがあり、その横に
 「OBDⅡ」のデータ取りだし用の口が付いています。
 これらが、かなり、アクセルペダルの右側を支配しています。

 逆を言うと、アクセルペダルは、これらの出っ張りがあるため、オルガン式なのに、左に寄り
 過ぎています。本当は、もっと、右に寄せて欲しい所です。
 

   前席レール
 前席のシートの前後スライド用のレールの切れ目ですが、「並」でした。
 実は、メルセデスも、この部分は、残念な感じです。
 ここは、GG2Wの方が、丁寧に作ってありました。
 


   シートベルト
 前席シートベルトは、ボディ側のBピラーの付け根に個性されていませんでした。
 前席シート側の横から、伸びていました。
 恐らく、緊急時に、シートベルトを引っ張って、乗員が、前のめりになって、フロントガラスに頭を
 強打して、外に飛び出さないため、ベルトを、ギュッと引き締める装置が付いていると思いますが
 その装置の関係で、椅子側に、付けているのだと思います。これは、メルセデスも同じです。


   往路の燃費
 尚、販売店を出発する時にリセットした区間燃費を確認しました。
 あくまで、車載燃費計での数値しか、わかりませんが、「11.8km/ℓ」でした。
 標高0m~標高1000m前後まで登り中心の走行で、この結果。
 E220ブルーテックも、同じようなシーンの走り方だと、恐らく、これくらいの平均燃費です。
 X3のJC08モード、18.6km/ℓは、E220ブルーテックワゴンのJC08モード、18.4km/ℓと
 ほぼ同等。
 車量は、X3が1840kg。E220ブルーテックワゴンが、1940kg。

 丁度、100kgE220ブルーテックワゴンの方が重いです。

 と言う事は、実際は、X3、E220ブルーテックの実用燃費より、わずかに良い結果が出るのかも
 しれません。しかも、X3は、本来、自分が求めている「4WD」でもあります。
 うーん・・・X3、急に株が上がったか?


    アイドリングストップ
 尚、アイドリングストップ機能は、付いています。
 しかし、実際に走ってみると、アイドリング・ストップの頻度は、かなり少ないです。
 思った程、アイドリング・ストップしてくれません。
 ボルボ程、アイドリング・ストップしない事はありませんが、頻度としては、例えば、信号で5回
 停まったとして、きちんと、アイドリング・ストップするのは、2回程度の割合です。

   ブレーキホールド機能
 X3には、ブレーキホールド機能が付いています。
 

 

     反応
 走行中、ステアリングを左右に動かしてみると、その反応は、切った分だけ、リニアに反応して
 くれます。GG2Wのように、反応しない範囲が広いと言う事はありません。
 ダッチロールする事なく、腰高い印象もなく、車両が姿勢を崩さすに4輪が反応します。
 すごいなと思ったのは、左右に何度も、ステアリングを軽く動かしている途中、車両が、きちんと、
 中立の位置、つまり、真っすぐ走ろうとする位置に、戻ろうとする事です。
 これは、荒れた路面で直進が難しい、新御坂トンネルの中で、直進しようと戻ろうとしたボルボと
 同じです。ボルボより、明らかに、直進しようと戻ろうとする反応が、ハッキリしていました。
 ハンドリングにこだわりのあるBMWらしさが、このような所に、感じる事が出来ました。
 すごいです。




 さて、戻る事にします。
 帰路で、意外な展開になります。レポート-2に続きます。


ブログ一覧 | 試乗記 | クルマ
Posted at 2015/12/23 08:23:14

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