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2022年08月10日

モータージャーナリスト三本和彦さん、亡くなる(思い出)

★三本和彦(みつもと・かずひこ)さん、亡くなる
自動車雑誌、「ベストカー」の記事を見て、驚きました。
モーター・ジャーナリストの草分け的存在。
「テレビ神奈川の新車情報」でも、おなじみだった「三本和彦さん」が、
2022年7月16日、老衰のため、お亡くなりになったそうです。91歳。
非常に残念です。

三本和彦さんを知ったのは、自分が、関東圏に出てきて、関東圏のテレビ
番組を見た時。
「テレビ神奈川」で、「新車を紹介する番組」を言うのが放送されて
いました。
その番組の司会だったのが、三本和彦さん。

「新車の開発責任者」のような人をゲストに呼んで、その新車について、
高速道路と、「箱根の山坂道(やまさかみち)」を試乗したビデオを
前半で紹介。
後半は、その試乗の感想を元に、開発責任者が登場して、色々な質疑応答を
行う と言う番組でした。

最初の頃は、50分番組でしたが、のちに、30分番組に縮小されました。
(後継番組として、「クルマのツボ」⇒現在は「岡崎五朗のクルマで
行こう!が30分番組で放送されている)

この番組を見て、車の事、色々、勉強させてもらいました。


★ゲンコツ
運転席の空間を計るのに、ゲンコツがいくつ、頭上に入るのか?をチェック
してました。
これ、のちに、ホンダ車では、開発時に、ゲンコツがいくつ頭上に入るのか?
を確認するようになったと言われてます。

後席の足元空間を計測する時も、ヒザの先から前席シートまで、ゲンコツが、
いくつ入るのか?で空間チェックしてました。
へー、こんな計測方法があるんだな・・・と勉強になりました。
自分も、新車の展示車を見る時、頭上や、足元に、ゲンコツ、いくつ
入るのか?チェックするようになりました。

その後の新車紹介番組では、ゲンコツを縦ではなく、横にして、カウント
している番組がありました。
違う、そうじゃない・・・と思いながら、見てました。

★ぶしつけ棒
そして、荷室空間を計測するのに、「ぶしつけ棒」と言う棒が、ある時から
登場するようになりました。
かなり、アバウトな計測方法でしたが、名物となりました。
いつ頃から、この「ぶしつけ棒」が登場したのかは、覚えていません。

★100km時の騒音とエンジン回転数
そして、試乗VTRでは、「時速100kmの時のエンジン回転数と、騒音」
をチェックしてました。
最初の頃は、「時速100kmの時に、騒音が、70デシベルより下の車を、
高級車と呼ぼう」と言いながら計測してました。
それが、時代の経過と共に、いつの間にか、「時速100kmの時に、騒音が
60デシベルより下の車を高級車と呼ぼう」に変わりました。

同時に、時速100kmの時のエンジン回転数も発表してました。

ただ、軽自動車が、まだ、高速道路での最高速度が、80kmの時代が
長かったので、80km時代は「軽自動車は、時速80kmの時の騒音」を
計測してました。

また、車種によっては、エンジン回転数のメーターが付いていない車種も
ありました。
その時は、時速100km(軽自動車は、時速80km)のエンジン回転数は
「わからない」と説明してました。


★輝度(きど)から面積へ
良く、三本和彦さんが、開発責任者に意見していたのは、
「夜間のブレーキランプの点灯方法」でした。
まだ、「ハイマウント・ストップランプ」が、世の中に生まれる前の時代、
夜間の自動車のブレーキランプは「ヘッドライト、スモールライトの点灯」に
合わせて、ブレーキランプの部分は、テールランプとして、薄く、点灯
してました。

そして、ブレーキを踏むと、本来の「明るめのブレーキランプが点灯」と言う
仕組みでした。

つまり、夜間は、スモールランプを点灯した時点で、赤色のブレーキランプは
テールランプとして、薄めに点灯していた訳です。
ブレーキ踏むと、薄めのブレーキランプが、更に、明るく点灯する。
「輝度」の違いで、「ブレーキを踏んだ、離した」を見分けてました。

しかし、海外では、輝度の違いではなく、「面積」でスモールライト・ヘッド
ライト点灯時の後方赤色テールランプと、ブレーキランプの違いを、表現して
ました。

日本に輸入されていた、外車は、日本に輸入されても、「輝度」ではなく、
面積の違いで点灯を使い分けてました。

メルセデスベンツや、フォルクス・ワーゲンなどは、「テールランプ」の点灯
部分と別に「ブレーキランプ」が点灯するエリアがあり、
ブレーキを踏むと、「赤色の面積が広がって点灯する」と言う仕組みでした。

そこを、三本和彦さんは、毎回、開発責任者に指摘。

「なぜ、輝度の違いだけにしているのか?外車は、面積で使いわけている。
夜間にブレーキ踏んだ事が、わかりにくい」と指摘。

開発責任者の言い訳は、だいたい、どのメーカーも「コストがかかってしまう
から」でした。
すると、三本和彦さんは、必ず、次のように、言い返してました。

「日本車だって、海外に持って行くと、海外仕様は、きちんと、面積の違いで
ブレーキランプ、点灯するように、なっているじゃないですか。
なぜ、それが、日本国内仕様では、出来ないのですか?」と、ズバリ指摘して
ました。

それでも、開発担当者の多くは、「いや、コストが・・・」と苦しそうに
言い訳したり、笑って、ごまかしたり・・・の繰り返しでした。
実は、日本車も、「海外仕様」は、そのように「面積」で使いわけてました。

何度もしつこく、このことを指摘するので、ついに、「日本仕様にも、面積の
違いで表現した車種」が、登場しました。
それは、「2代目ソアラ」です。
三本さんが、しつこく、各メーカーの開発責任者に、何度も訴えて、やっと、
叶った車種でした。

丁度、その頃から、「ハイマウント・ストップランプ」と言うのが、北米で
登場。
「ハイマウント・ストップランプを装着した車種の、追突される率が
下がった」と言うデータも出てきて、
その後、日本車にも「ハイマウント・ストップランプ」装着車が普及して
行きました。

これに伴い「輝度だけで違いを表現」していた車種であっても、別途、
中央に「ハイマウント・ストップランプ」が装着されるようになりました。
これに伴い、三本和彦さんからの指摘もなくなりました。

こんな事を、消費者に教えてくれたのも、三本和彦さん。


★アンテナ
ラジオなどのアンテナについても、三本和彦さんが残した功績が、各メーカー
の車種に、残っています。
三本和彦さんの功績として、残っているのは、「コンパクト・ポール・
アンテナ」と呼ばれる種類のアンテナです。

ちなみに、車のアンテナの種類と、時代の流れを、説明しておきます。


★ロッド・アンテナ
昭和の頃の車のアンテナと言うのは「ロッド・アンテナ」と呼ばれるアンテナ
が主流でした。
だいたい、2000年代頃、2010年以前までの乗用車系には、良く、
採用されていたと思います。
「ロッド・アンテナ」と言うのは「伸縮可能な、棒状のアンテナ」の事。
大昔の「ラジカセ」に装着されていたのが、ロッド・アンテナ。
「ラジカセ」がわからない世代には、伝わらないのかもしれません。

多くは、上げ下げを、運転手が、手動でやりやすいように、運転席側の
Aピラーに沿った形で、装着されていました。
これだと、運転手が腕を伸ばしただけで、上げ下げ出来る。
さらに、Aピラーに沿っているので、折れにくい。

中には、助手席側ボンネットの中間に装着され、上げ下げを、電動式で、
やる車種も、ありました。
セダンタイプでは、後席トランク辺りに装着されている車種もありました。

ただ、電動式は、良く壊れて、上げ下げ出来なくなったり、中央にポツンと
立っているので、車両の真横に草木が当たったり、
人や、バイク、自転車が、引っ掛けて、まげてしまったり折れて
しまったり・・・
高さが低い、立体駐車場に、アンテナ下げないまま入って、折れて
しまったり・・・と言う弱点がありました。

そこで、現在の短めのアンテナを装着する車種が増えて行きました。


その次の時代には、コンパクト・ポール・アンテナへの移行途中に、
フロント中央に、カブトムシの触覚のような形状のアンテナが、特に、
コンパクトカー系に多く採用された時代もあります。

これは、室内の前席の中央に、アンテナを動かすレバーが付いていて、
調整できると言う仕組みでした。
ただ、車種によっては、洗車機を使う時に邪魔になる・・・とか、洗車機
使ったら、折れたとか、操作部分から雨漏りした・・・などのトラブルも多く
最近の車種では、あまり見かけなくなりました。


★コンパクト・ポール・アンテナ
現在の主流は、この「コンパクト・ポール・アンテナ」です。
短いゴム製のアンテナが装着されています。
長さは、約20~30cm。伸縮は不可能。前後に倒す事は可能です。
(洗車機を使う時など、倒せるようになっている)
ゴム製ではなく、カーボンを使っているアンテナもあります。
(カスタマイズで交換しているユーザーもいる)
一応、動くので、折れる可能性は、ありますが、ロッド・アンテナ程、弱く
ないので、あまり折れる事はないようです。


★シャークフィン・アンテナ(ドルフィン・アンテナとも呼ばれる)
また、現在の、もう1系統の主流は、シャークフィン・アンテナとか、
ドルフィン・アンテナと呼ばれるタイプ。
イルカの背びれに似ている事から、このように表現されます。

受信感度は、コンパクト・ポール・アンテナより劣ると言われてますが、
車両のボディカラーと同色に出来たり、見た目とか、空力的に、一緒に
デザインしやすいからなのか、比較的、上級車種を中心に、最近の主流に
なってます。
軽自動車にも採用されている車種があります。
伸縮は、不可能です。逆を言うと、折れる事もない。

だいたい、車両後方の中央分に取り付けられています。
動かす必要もないので、特に、問題ありません。

三本和彦さんの功績が見られるのは「コンパクト・ポール・アンテナ」の設置
位置です。
最初の頃は、後席中央に設置する車種が、目立ちました。

特に、ホンダ・インサイト(2代目)のようなハッチバック形状で、
リヤ・ハッチ・ゲートの傾斜がゆるやかで、ハッチゲートが、長めの車種に
おいては、中央にコンパクト・ポール・アンテナを設置すると、
どうやっても、アンテナに手が届きませんでした。

そこを、三本和彦さんは、開発責任者に向かって言いました。
「このアンテナ、動かそうとすると、手が届きません。あなたは、
届きますか?」と。
「もし、このアンテナを、動かそうとすると、車両に、ベッタリ体を
ひっつけて、手を伸ばして、背伸びする形にして、やっと、何とか、手が
届きます。
でも、車が、ドロや雪で汚れている時、あなた、こんなに体を車両にベタ付け
出来ますか?
洋服、かなり、汚れますけど、気にならないのですか?」と言う主旨の指摘。

言われてみれば、確かにそうです。

「車両の右寄りとか、左寄りにアンテナがあれば、誰でも、簡単に、
アンテナに手が届きますよね。なぜ、そうしないのですか?」と、
ホンダだけではなく、他メーカーの開発責任者にも、伝えてました。

すると、最近のラインナップの車両、アンテナ、前方の右寄り、左寄り、
後方の右寄り、左寄りに設置されている車種、「当たり前のように」あります。

別に「真ん中が中央だから、バランスの関係で、中央に設置した」と、
こだわる必要は、「ない」と言う主旨の事を、常に、各メーカーの開発者に
訴えてました。

そして、「車のデザインと言うのは、機能のデザインでもあります。
機能の事も考えて、デザイナーは、車をデザインするべきです。」
と、常々、各メーカーの開発者に、伝えていました。

このような訴えがなかったら、最近の車種に多く採用されている
「コンパクト・ポール・アンテナ」が、右寄り、左寄りなどに、なかったかも
しれません。
多少は、三本和彦さんの訴え効果が、あったのだと、個人的には、思ってます。


★スズキ・カルタスでの出来事
印象的だったのは、スズキ・カルタス・エスティーム・コシノヒロコ・
リミテッドの回。1990年に発売された車種。

この時、内装デザインを、コシノ・ヒロコさんにお願いして、採用したのです。

しかし、「色づかい・模様」などが、三本和彦さんには、気に入らなかった
ようです。

「自分は、工業デザインの色の使い方などの勉強もやって来た。こんな色・
模様を、自動車の内装デザインに採用すると言うのは、どういう事なのか?」
と言う主旨だったと思いますが、かなりの勢いで、噛みつきました。
こんなに怒った三本和彦さんの姿を見たのは、初めてでした。

どこが、どう、そんなに気に入らなかったのかは、覚えていません。

色づかいのコントラストが、運転するのにそぐわなかったのか?
シート類の素材が、着席すると、滑りやすいとか、耐久性に疑問のあるような
素材を使っていたのか?
画面では、わからない「手触り」の点で、運転に、そぐわない部分が
あったのか?全くわかりません。

少なくとも、「いくら、車と言えども、内装デザイン、模様、色づかいは、
運転する・・・と言う安全性を考慮しなければならない・・・」と言う事に、
こだわっているのだ・・・と思いました。

 
★赤色・オレンジ色系メーターの批判
そして、印象に残っている指摘シーン、他にもありました。
それは、スカイラインの時の回です。

ある世代のスカイラインは、「スポーティさ」を表現すると言う事で、
メーターの数字、目盛りなどを「赤色系・オレンジ色系」にしました。
(見る人によっては、赤色メーター→オレンジ色系に見える人もいるので、
赤色系・オレンジ色系と、補足表現にしておきます)

ライトを点灯した時に、メーター内を照らす色も、赤色系にしました。

新車情報の試乗ロケは、基本的に、昼間の収録。それでも、途中には、
トンネルが何ヶ所もありました。
つまり、ヘッドライトを点灯する機会は、昼間のロケでも、多数、あります。

そして、その時、ズバリ、指摘しました。
「なぜ、メーターの色を、赤色にしたのですか?」と。
(三本和彦さんは、番組内では、「赤色」と表現)
すると、開発責任者は、「スポーティさを表現したかったから」と答えました。

そこに、三本和彦さんは、「赤色と言うのは、夜間、長距離、運転していると
目が疲れるんですよ。それ、わかってますか?」と、指摘されました。

さらに「BMWも、夜間のメーター類は、赤色表示になります。しかし、
昼間の表示は、文字と目盛り部分が白色になっている。夜間にライトを点灯
すると、文字と目盛りが赤色になる。
文字まで、赤色(オレンジ系)にすると、見えにくいし、疲れますよ。」と
指摘してました。

自分も、のちに、この世代のスカイラインに、友人の数名が乗っていたので、
運転させてもらった事がありますが、確かに、夜間の長距離運転は、目が痛く
なり、疲れました。

同時に、この世代(80年代)のBMW320iにも乗る機会がありましたが
文字盤が白なので、昼間は疲れませんでしたが、夜間になると、赤色表示に
なり、BMWでも、夜間運転では、目が疲れました。
その経験があったので、自分は、長期間、「BMWは、購入リストから外す」
と言う事で、しばらく乗りませんでした。
(現在のBMW車はメーターの色をモードで切り替え可能になった)

しかし、「赤色系(オレンジ色系)の文字盤、メーター内を赤色系
(オレンジ色系)で照らす車種の夜間運転は、目が疲れる」と言う事を、
指摘していた三本和彦さんは、すごいと思いました。

素人には、わからない。だからこそ、「新車情報」で、一般消費者に伝えた
のでしょう。


★紅葉マーク・もみじマーク=枯れ葉・落ち葉マークの指摘
そして、高齢運転者に、装着努力義務として、発表された「紅葉マーク」に
ついても、常々、指摘してました。
「これ、枯れ葉じゃないの。高齢者を枯れ葉扱いするなんて、失礼」と指摘。

さらに、「高齢者マークを、もし、義務化するとなると、問題である」と指摘。
「私は、力のない年寄りです」と、周囲に知らせながら、走っているのと同じ
事なのだそうです。
これ、最悪の場合、「犯罪に巻き込まれる危険性がある」とも指摘してました。
比較的、平和な日本では、「そんな事ないだろう」と考える人がいるかも
しれません。

海外では、例えば、女性一人が、キャンピングカーを運転しているのを
目撃されると、対面を走っていた車が、わざわざ、Uターンして、その
キャンピング・カーを追いかけ、強制的に車を停めて、犯罪に巻き込まれる
危険性が、冗談抜きで、あるのだそうです。
(この部分の話は、ピーターさんが、おぎやはぎの愛車遍歴で紹介していた)

このような危険性を、三本和彦さんは、指摘してました。

このマークは、一般消費者からも、不評でした。
結局、別のマークが提案され、今は、別マークが普及してます。


★ラム圧(らむあつ)
また、「ラム圧(らむあつ)」についても、特に、マツダ車を紹介する時に、
良く、話題にしていました。
「マツダの車は、外気を取り込むラム圧が強くて、三角窓がなくなって
しまった時代には、大変ありがたい」と言う主旨の話をされ、ほめてました。

言われてみると、自分の親が乗っていた、FR(後輪駆動)最終型の
ファミリア。
わかりやすく言うと、名作映画「幸福の黄色いハンカチ」に登場した、
真っ赤なファミリア。あの型です。
自分の親は、ボディカラー「白」に乗ってました。
5速マニュアルの「スーパー・カスタム」に乗ってました。
この時代のファミリアには「エアコン」と言うオプションがなく
「カー・クーラー」が助手席ダッシュボード下に装着できるため、
その「カー・クーラー」を付けてました。
確か、18~20万円前後のオプションだったと思います。
車両本体価格は、当時の税制で、94万円程だったと思います。

窓を開けなくても、ラム圧(外気導入)で、バンバン、車内に風が入って
きました。
後席に乗っていても、ラム圧が強く届き、快適な車でした。
70年代~90年代辺りまでのマツダ車、ラム圧が、他社メーカーの車より、
強かった事も、知りました。
良い所は、きちんと、ほめてました。

★ 三角窓
日産がパイクカーシリーズを次々発売した時代の話。
Be-1、PAO、フィガロなどなど・・・

PAOと言う車種が発売され、新車情報でも紹介されました。
レトロカーのような雰囲気の車種を、日産マーチをベースにして、開発して
発売しました。
PAOには、「三角窓」が装備されていました。
この「三角窓」に、三本さんは、大きく反応してました。
エアコンが普及する前の時代の車には、外気を、取り込みやすくする為に、
前席窓の前方に、三角窓が付いてました。
それが、エアコンの普及や、空力の関係から、どんどん、採用車種が減って
しまい、絶滅。

しかし、パイクカーシリーズの中で、PAOだけに、「三角窓」を採用した
事を、大変、喜んでいたのを思い出します。
昭和の30年代・40年代の車を知っている人には、うれしい装備だったので
しょう。
自分も、三角窓は、ギリ、子供の頃、親や親戚の車に付いており、実体験した
世代なので、三本さんの喜びようは、理解できました。


このように、自動車に関して、消費者に伝えた功績、そして、各メーカーの
開発担当者に指摘した事は、とにかく、とても大きい。
だから、「日本自動車殿堂」入りしたのでしょう。

残念なのは、今後の「自動車の電動化」について、今の世代に、
三本和彦さんが、どう伝えたかったのか
生きていれば、どう伝えて行ったのか?を、知る事が出来なくなってしまった
事です。
 
車の事、色々教えてくれて、ありがとうございました。
ご冥福をお祈りします。


★国沢光弘さん
三本和彦さんが、お亡くなりになって、それに代わる人。
自分の中では、「国沢光弘さん」です。
嫌いなモーター・ジャーナリストでも、No1になる人でもありますが、
好きなモーター・ジャーナリストでも、上位にランクされる人です。

車に関するご指摘などは、「三本節(みつもとぶし)」に似ている部分が
あります。

自分が考える「新車をチェックする時に、ここを見る」と言う点も、一致
してます。
ボンネットのストッパーが、中央1ヵ所留めなのか?2ヵ所留めなのか?
3ヵ所留めなのか?などを、きちんと、チェック。
それを、きちんと、ご自身のブログで伝えています。

自動車雑誌や、他のモーター・ジャーナリストは、この部分、ほとんど、
触れない。
雑誌の写真に、この部分が、偶然、写り込んでいれば、わかりますが、
わざわざ、その部分にスポットをあてて、説明しているメディアは、ほぼ、
ありません。
国沢光弘さんは、その点、きちんと、触れる事が多い。

ご自身でも、モーター・スポーツを体験したり、二輪車にも乗っている。
船舶も、持っている。
SNSの時代なので、当然、「たたく人」も多いようですが、今の世の中、
著名人であれば、それは、「普通」だと思います。

自分は、もう少し、日本の自動車の未来、見て行きたいです。

★ご本人とのご対面
三本和彦さんの姿を、直接、拝見出来たのは、お台場MEGA WEBで
開催された、ベストカーなどの自動車雑誌3社合同イベントの時。
直接、お話も出来ましたし、一緒に写真も撮って頂きました。
出版された本にサイン頂きました。
今となっては、それが、宝物です。

その後も別の自動車関連イベントがあり、同じく、お台場MEGA WEBで
お姿拝見しました。
ブログ一覧 | 試乗記 | クルマ
Posted at 2022/08/10 11:50:51

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