2023年12月29日
カローラクロス・ハイブリッドZ(2WD)年末年始無料貸出し利用-2/4
カローラクロス・ハイブリッドZ(2WD)年末年始無料貸出し利用-1/4の
続き
★★借りた個体
カローラクロス・ハイブリッドZ(2WD)
2023年10月18日、一部改良モデル
Z 325万円(MC前299万円)
「センシュアルレッドマイカ<3T3>」
★音質
ディスプレイ・オーディオの「音質」については、こもった感じは
ありませんでした。スッキリ、クリアーな音です。
しかし、低音を「最大」にしても、低音の響きが、スカスカ。
一番、わかりやすかった音源ソースは
Donna Summerの「Bad Girls」。
この曲を再生すると、いかに、低音のドラム系の音が、不足して、スカスカ
なのか?よくわかります。
さらに、C+C Music Factoryの
「Gonna Make You Sweat
(Everybody Dance Now)」や
「Do You Wanna Get Funky
(Got To Be Real Remix)」を
再生すると、曲の途中で、何度も聞こえる、「ドーン」と響き渡るバスドラムの
音が、ほとんど、再現されていない事がわかります。
同じ音源を、ヤリスクロス・ハイブリッドや、RAV4 PHVの
ディスプレイオーディオで再生すると、見事に立派な、低音を再現してくれ、
ズドーンと、響いてくれます。
オーディオの音質について、カローラクロス・ハイブリッドの
ディスプレイ・オーディオは、最上級グレードのZであっても、全くダメでした。
ただ、音のこもりがないので、それなりに、スッキリした音として、聞けるとは
思います。
★ラジオ
ラジオの受信感度です。
FM、AMともに、全く問題なし。
これについては、トヨタ車共通のようで、RAV4 PHVや、ヤリスクロスと
同じ受信感度と言う感じ。受信感度については、良好です。
昼間に、あえて、韓国のKBS HAPPY FM
(これをAM 558KHzで放送しており、九州北部では、昼間でも、
そこそこ受信出来る)を選択してみましたが、問題なく受信出来ました。
当然、遠くの放送局なので、若干の雑音混じりではあります。
他にも、891KHzのKBS 第二放送も、昼間に受信してみましたが、
問題なく受信出来ました。
夜になると、972KHzのKBS韓民族放送も受信できるようになりますが、
これも夜間は受信出来ました。
(972KHzは、夜間になると関東でも、かなり鮮明に受信出来ます)
★周波数調整やりにくい
ただ、周波数調整が、非常にやりにくい。
チューニングダイヤルが付いているディスプレイオーディオの場合は、
弱い海外放送の局への周波数調整が、簡単に出来ます。
しかし、カローラクロスの新世代ディスプレイ・オーディオの場合、
チューニングタイヤルがなくなってしまいました。
画面上で、チューニングするシルシが表示されるので、それを画面タッチで、
少しづつ、動かすのですが、チューニングダイヤルのような、
1KHzづつの移動が不可能。非常に使いにくくなっていました。
今後のトヨタ車のディスプレイ・オーディオは、恐らく、この新世代に移行
すると思いますが、この改悪は、やめて欲しいと思いました。
トヨタ車の新型への買い替えの気持ちが、ディスプレイ・オーディオの
「改悪」により、パワーダウンします。
ナビ、どうにかならないのか・・・
★USBの音源再生時の使い勝手
今回、試乗車なので、TV/ナビ ジャンパーキットと言うのは、当然、装着
されていません。
テレビ画面を表示している場合、動き出すと、TV画面が消えて、ナビ画面に
なります。走りながら、TV画面は、見られません。
同時に、USBで、色々な音楽の音源を再生している時の音源の切り替えも、
走行中は、制限されていました。
自分が、乗っている「ヤリスクロス・ハイブリッド」もTV/ナビジャンパー
キットは、取り外しました。
しかし、ヤリスクロス・ハイブリッドの場合、TV/ナビジャンパーキットを
取り外した状態でも、走行中、USBの音源の切り替えは、多少、操作に制限が
ありながらも、可能です。
例えば、Aと言うアーティストのアルバムの3曲目を再生中、8曲目に、
飛ばして切り替えたい場合、走行中でも可能です。
また、Aと言うアーティストのアルバムを再生中、Cと言うアーティストの
アルバムを再生しようと、アルバム選択を変更したい場合、走行中の操作は、
ある程度、可能です。
(アルバム選択の飛ばし方が、ページ単位の頭に表示されるアルバムが、一旦、
強制的に表示されるが、頭に表示されるアルバム以外への切り替えは、
画面タッチで切り替え可能)
アルバムリストの「スクロール」は、「走行中は、ページ単位のみ」と言う
制限がありながらも、可能。
しかし、カローラクロスの新世代ディスプレイ・オーディオは、
アルバムリストの「スクロール」さえ、走行中は、不可能になります。
これ、かなり使いにくい。
カローラクロスのUSBでの音源選択は、走行中は、一切、受付不可能でした。
唯一、走行中に可能なのは、「再生中の次の曲、前の曲」への
前後1曲づつの変更だけ。
ステアリングの「曲移動」のボタン操作だけしか、受付してくれません。
アルバムの一番最後の曲を再生中に「次の曲に進む」のステアリングボタンを
押すと、次のアルバムの1曲目には、移動してくれます。
それ以外の違うアルバムに、切り替えたいと言う場合は、一旦、信号停止した
状態ではないと、ボタン操作が出来ません。
TV/ナビ ジャンパーキットを装着すると、走行中でも、それらの操作は
可能になると思いますが、最近、トヨタのディスプレイ・オーディオの
最新版は「TV/ナビ ジャンパーキットを装着すると、少しづつ、車両の
プログラムに不具合が出始める。
しかも、一気にではなく、ジワジワと症状が出始める可能性がある車種が
増えている」と言う情報もあります。
そのような注意喚起をしている、You Tubeの動画サイトには、
要注意車種の画像として、クラウン・クロスオーバー、レクサスRX、
60系プリウス、他社だと、マツダCX-60などの写真が表示されています。
最近のトヨタ車のディスプレイオーディオは、プログラム更新などを、通信
によって、バージョンアップするような仕様に移行しつつあり、その関係で、
TV/ナビ ジャンパーキットを装着すると、バージョンアップのタイミングで
突然、コンピューターに不具合が出る事例がある・・・
とも言われています。
自動追従機能の関係で、シビアになっているのかもしれません。
特に、新世代(画面両側に操作ボタンがなくなり、ボリュームダイヤルだけとか
ボリュームダイヤルさえなくなった最新型。
USB接続が、Type-Aではなく、Type-Cのみになった最新型)の
ディスプレイ・オーディオ装着車には、まだ、下手に、TV/ナビ ジャンパー
キットは、装着しない方が良いかもしれません。
特に、デンソー製のナビで不具合が出ているとの噂です。
真偽のほどは、わかりませんが、自分も念のため、
ヤリスクロス・ハイブリッドに装着したTV/ナビ ジャンパーキットは、
一旦、取り外してます。
自分のヤリスクロス・ハイブリッドのディスプレイ・オーディオは、1世代前
なので、大きな問題には、ならないとは思いますが、念のため、取り外しました。
マイナー・チェンジ前のヤリスクロスのディスプレイ・オーディオは、本体を
取り外した時に確認すると「DENSO」と書かれていたので、デンソー製の
ナビです。
恐らく、2024年1月17日にマイナーチェンジされた、ヤリスクロスに
ついては、完全に新世代ディスプレイ・オーディオに仕様が変わっているので、
ますます、このマイナー・チェンジ後のヤリスクロスには、
TV/ナビ ジャンパーキットの装着は、様子を見て、しばらく、装着しない
方が良いのではないかと思います。
カローラクロスのディスプレイ・オーディオが、デンソー製なのか?は、
わかりません。
★車速感知式自動ドアロック機能なし
乗ってみて気付いた事の一つとして「車速感知式自動ドアロック」の装備が、
なかった事。
カローラクロス・ハイブリッドの最上級グレードZは、325万円以上の
高額車です。
それでも、トヨタとしては、車速感知式自動ドアロックは、装備されていないと
言うのは、残念です。
RAV4とか、ハリアークラスにならないと、トヨタとしては、装備しないので
しょうが、300万円以上の車種やグレードには付けて欲しいと思いました。
★運転席側ドアボタン照明
ヤリスクロス、カローラクロス共に、最上級グレードを選択しても、
車速感知式自動ドアロックと言う機能は、付いていません。
と言う事は、自分で、ドアロック・ロック解除操作が必要です。
運転席横に、「集中ドアロック・解除ボタン」が、付いています。
このボタン操作により、前後4ドア分の一斉ドアロック・解除操作が可能です。
所が、運転席側ドアの「集中ドアロック・解除ボタン」に「照明」が、
付いていません。
夜間の運転時には、パワーウィンドウボタンだけ、照明が点灯しますが、
ドアロック・解除ボタンの照明が、ありません。
これ、かなり不便。
夜間、ドアロック・ドアロック解除しようとしても、ブラインドタッチで、
集中ドアロックボタンを探せません。
車速感知式自動ドアロックと言う機能が、付いていない車種・グレードほど、
運転席側横の集中ドアロック・解除ボタンの部分に、照明を付けて欲しいのに、
ヤリスクロスには、付いていない。
お借りしたカローラクロス・ハイブリッドも最上級グレードなのに、
付いていませんでした。
一方、車速感知式自動ドアロックが、標準装備されている、
RAV4 PHVには、逆に、運転席横の集中ドアロック・解除ボタンに、
照明が付いています。
これ、逆だと思うのですが、車速感知式自動ドアロック・解除機能を
落とした車種・グレードには、運転席横の集中ドアロック・解除ボタン照明も、
コストダウンで、省いていると言う事だと思います。
やはり、その点、「車格」で、装備を差別化していると言う事が、わかりました。
★ハンズフリー・リヤ・ハッチゲート自動開閉
試乗車は、リヤ・ハッチゲートの自動開閉機能が付いていました。
バンパー下に足をかざすと、自動で、開閉してくれる機能も付いてます。
しかし、何度、足をかざしても、うんともすんとも言わない。
所が、洗車で、リヤ・バンパー付近を拭き取り掃除していると、突然、
リヤ・ハッチゲートが開閉しはじめ、邪魔な機能。
リヤ・ハッチゲートは、ハンズフリーだけではなく、ボタン操作でも可能ですが、
開閉時に、「ピーッ、ピッピッピッピッピッピ」と言う音が大き過ぎる。
音声調整出来ないのか?車両カスタマイズ機能を探しましたが、
車両側では、カスタマイズ不可能だったようです。
この音を消すには、販売店で操作が必要なようです。
とにかく、ゲートの開閉時に、この音がうるさすぎる。
集合住宅の居間が面している場所に駐車場がある場合、
静かな朝晩に、ゲートの開け閉めすると、近所迷惑だろうと思いました。
さすがに、試乗車なので、「ハッチゲートの開閉時の音をカスタマイズで、
消して欲しい」とは、お願い出来ませんでした。
RAV4 PHVは、ハンズフリー機能は、ありませんが、ボタン操作による
自動開閉機能は、付いてます。
開閉時の作動音は、販売店のカスタマイズで、消してもらいましたが、
動き始める時にボタンを押した瞬間だけは、一度だけ、「ピーッ」と言う音が
鳴ります。
これだけは、どうしても、消せないと販売店に言われましたので、あきらめて
ますが、作動中になり続けるよりは、良いと思ってます。
本音を言うと、この「自動開閉機能」は、不要。
オートクロージャー機能だけあれば充分です。
ハッチゲートを、閉めるギリギリまで、手動操作して、最後に閉める瞬間だけ、
オートクロージャーで、閉めてくれれば良いのに、トヨタ車のハッチゲートは、
「オートクロージャーだけ」と言う機能は、付いていません。
★18インチタイヤは不要
試乗車は、最上級グレードだった為、タイヤは、225/50R18と言う
タイヤを履いていました。
これ、オプションで充分だと思います。
Zグレードより下に装着されている「215/60R17」で良いのでは?と
思います。
★水滴がたまりやすい
お借りしている間、ほぼ、毎日のように拭き取り洗車しました。
雨天での運転も行いました。
そこで気付いたのは、カローラ・クロスについては、ありと、あらゆる部分に、
水滴が、たまりやすいと言う事です。
RAV4 PHVや、ヤリスクロスより、遥かに、あちこち、水滴がたまります。
部品の継ぎ目のあちこちに、水滴がたまり、それを吸い取るには、セーム皮を
差し込んで、やっと、水滴を拭き取る事が出来ました。
一番、ひどかったのは、リヤ・ランプまわりです。
リヤ・ブレーキランプ、リヤ・バックランプの下の部分、内側が、水で曇って
いました。まだ、おろしたての新車ですよ。
それなのに、水滴が、ランプまわりの内側にたまり、曇ってました。
この部分は、拭き取ろうにも、拭き取り出来ませんでした。
ヘッドランプ周辺も、水滴が、たまりやすい。
ただ、ヘッドランプまわりの水滴のたまりやすさは、ヤリスクロスの方が、上。
ヤリスクロスについては、ヘッドランプ周囲に、水滴が、かなりたまります。
洗車のたびに、セーム皮を差し込んで、何度も、水を吸い取る必要があります。
★車中泊について
車中泊について、確認しました。
前席背もたれを最大倒してみても、後席座面とのフラット化は不可能でした。
最近のトヨタ車は、前席の背もたれのリクライニングが、中途半端な位置まで
しか、倒れません。後席座面と一体にならない車種が増えました。
そこで、車中泊するには、後席背もたれを前に倒し、荷室と一体化する事に
なります。
前席は、一番前に移動。背もたれは、逆に、立てて、後席+荷室の空間で、寝る
空間を作る事になります。
ヤリスクロスは、このやり方で、一応、身長180cm程度の人であれば、
ギリギリ、寝る事が可能でした。
カローラクロスは、ヤリスクロスより、後席+荷室の全長に余裕があるので、
成人男性の多くは、車中泊可能である事は、確認出来ました。
★荷室と後席背もたれ感の段差
ただ、大きな問題がありました。
SUV型で、車中泊をやりたいユーザーも多いと思われる車種なのに、
後席背もたれを倒した状態で、荷室との段差が、思いっきり発生。
これ、デリカミニ、ルークスも同様です。
日産ルークスの展示車を見た時、車中泊出来るのか?
後席シートを倒してみた所、荷室との大きな段差が発生。
「これでは、車中泊出来ないではないか・・・」と思い、一瞬で、候補から
脱落しました。デリカミニも、基本的には、同様の車種。
ただ、デリカミニにマイナーチェンジする事で、この部分は、何か、手を
加えたのか?と思っていましたが、結局、段差は残ったまま。
これ「カーグラフィックTV」で、デリカミニが紹介された時、番組の
最後の最後に松任谷正隆さんのコメントが、紹介されました。
「この車、フルフラットにならないんだよね・・・」と。
ズバリ指摘したコメントを、残してました。
松任谷正隆さんも、きちんと、見るべき所を見ている人だと思いました。
このコメントが、何を意味するのか?ボーっと見ていると、聞き流して終わり
でしょう。
情報は、引っ掛かる時と、引っ掛からずに流してしまう時がありますが、
車選びに関しては、きちんと、聞き耳を立てて、色々な情報を、
自分の視点・自分の価値観で、見極める必要があります。
キャンプなど、アウトドアのイメージで売っている車種でも、後席背もたれと
荷室がフラットにならない車種が存在しています。
購入して、納車された後で「こんなはずではなかった・・・」と言う事のない
ように、自分の目で、色々な情報を駆使して、確認する事です。
最近は、実車の展示車を見られないままに、契約しなければならない状況も
増えてきました。
カローラクロスもアウトドアで使うイメージで検討している人も多いと
思われますが、後席背もたれを倒しても、荷室との大きな段差があり、
車中泊は、簡単に出来ない事がわかりました。
しかし、一応、車中泊が出来るように、オプションで、用品は、準備されて
いました。
最上級グレードを選択しても、オプションになってしまいます。
ラゲージアクティブボックス+取付キットを選択すれば、フラット化が可能に
なります。
オプション費用は、合計 28050円です。
最上級グレードくらいは、標準にしてくれないのか?と思います。
このオプションの内「取付キット」は、後付け不可なので、
新車オーダー時に、注文する必要があります。
納車された後で、「やっぱり、付けたかった」と思っても、付けられません。
ただ、このような車種には、もしかすると、のちに「後付け可能な社外品」が、
登場する可能性はあります。
カローラクロスを、将来的に、中古車で買う場合、「車中泊」をイメージ
するのなら、ラゲージアクティブボックスが装着されているのか?を確認する
必要があります。
★コーティング
試乗車は、そこそこ、上等な「ボディ・コーティング」がほどこされていました。
次につづく・・・
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ヤリスクロス・ハイブリッド | クルマ
Posted at
2024/01/19 19:45:47
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