2024年11月02日
RAV4 PHVからクラウンスポーツPHEVへの誘惑
★販売店の営業から
10月末、突然、RAV4 PHVを購入したトヨタカローラ店の担当営業から
電話がありました。
用件を要約すると・・・
★下取りが価格
現在、RAV4 PHVは、オーダーが出来ない状態と言う事もあり、
下取りは、高取り出来る。初回車検まで、あと1年を切っていると思うので、
次の買い替えをするのに、下取りも高く取れるし、是非、買い替えを検討して
欲しい との事。(ただし、具体的な下取り額については、電話では、特になし)
★クラウン・スポーツPHEVを推薦
RAV4 PHVの買い替えの推奨車種として、担当営業が、猛烈に
プッシュしてきたのは「クラウン・スポーツPHEV」との事。
トヨタの場合、受注停止になっている車種が多い中、自分が連絡を受けた時点では
PHEVでオーダー可能な車種として、ハリアーPHEVも、ありました。
しかし、担当営業は、なぜか、「クラウン・スポーツPHEV」を強く勧めて
来ました。
その理由の一つは、「今週、丁度、クラウン・スポーツ・ハイブリッドの
試乗車が、他の営業所から、まわって来るので、一度、試乗して欲しい」との
事でした。
さすがに、試乗車は、PHEVではなく「ハイブリッド」との事。
それでも、雰囲気などは、味わってほしかったのだと思います。
★他のPHEVを推奨しない理由
なぜ、突然、クラウン・スポーツPHEVを猛烈に売り込んできたのか?
RAV4 PHVのユーザーに「次に買い替えるPHEV」を提案するのであれば
同じプラットフォームと同じサイズ感の「ハリアーPHEV」を提案するのが
自然です。
こちらも、「クラウン・スポーツ」については、何となく、スペック等、
認識していましたが、あまりにも強く推奨してくるので、トヨタの
ホームページで、細かいスペックを再確認する事にしました。
★謎が少し解ける
トヨタのホームページを見ると、クラウン・スポーツPHEVについては、
自分がWEBサイトを確認した時点で「納期2ヵ月」になっていました。
「ははーん、これが理由か・・・」と思いました。
他のトヨタ車の中で、ほぼ、「最短納期」です。
もしかすると、売れていないのか?それとも、在庫をさばきたい事情が
あるのか?
どちらにしても、納期が早いので、猛烈に勧めて来たと言う事です。
★価格の違い
クラウン・スポーツPHEVの価格を、全く認識していなかったので、
確認すると・・・何と、定価で、約760万円オーバー。
もし、RAV4 PHVを高額で高取りしてくれたとしても、
下取りと入れ替えで、手出しなしで、買い替えは不可能。
数百万円単位の新たな借り入れが必要になってしまいます。
そこまでして、「欲しくもないクラウン・スポーツPHEVに買い替える」
気持ちに、なれませんでした。
★スペックが気に入らない
細かく、色々確認すると・・・
横幅が、1880mmと、かなり広い。(RAV4 PHVは横幅1855mm)
良く利用する、某駐車場で、横幅に余裕がない場所に停める事があります。
RAV4 PHVより、横幅の広い車は、無理。
横幅1855mmのRAV4 PHVを駐車する時でも、かなり気をつかって
駐車しているのに、それより3cmも横幅が広い車は、停められません。
最近のラージ車種は横幅が、1890mmなどの車種も増えており、
これらの車種、全て、候補から脱落です。
次期型フルモデルチェンジ後のRAV4や、ハリアーが、
横幅1880mm以上に広げてくると、買い替え出来なくなってしまいます。
1クラス下のカローラクロスなどを選ぶ事になると思います。
さらに、クラウン・スポーツPHEVは、「スペアタイヤ」をオプションでも
選択出来ない事が、わかりました。
この点も、NG。
クラウン・スポーツについては、タイヤサイズが21インチ。
最近のこのクラスの車は、タイヤサイズが、どんどん大きくなっています。
自分は、スタッドレスタイヤに履き替える派なので、21インチの
スタッドレスタイヤなど、高額過ぎて、買えません。
RAV4 PHVの18インチでさえ、スタッドレスタイヤは、高額で
買えず、17インチにインチダウンして、何とか、入手しました。
スタッドレスタイヤの購入を考えると、17インチタイヤが履ける車種では
ないと、買い替えの対象になりません。
(アウトランダーPHEVも、現行型は、タイヤサイズが一気に
大きくなってしまい、「スタッドレスタイヤが高額になるので、
買えない車種」になってしまいました。
初期型は、16インチのスタッドレスタイヤが履けていたので、庶民の味方
だったのに、新型は、エクストレイルとの共用の関係もあるのか、
タイヤサイズを大きくし過ぎてしまい、手が出せない車になってしまいました)
さらに、EV走行距離、ハイブリッド・モード燃費も、
RAV4 PHVより悪い。
RAV4 PHV(PHEV)の魅力の一つは、EVバッテリーを
使い切った後の「ハイブリッド・モード燃費」が、リッター20km以上を
ほぼ、維持して走ってくれる事。(アップダウンの激しい高速道路だけの
走行だと、リッター20kmを越えるのは難しい事がありますが、
その他の使い方では、ほぼ、リッター20km以上で走ってくれます)
多くのPHV(PHEV)車は、EVバッテリーを使い切った後の
ハイブリッド・モード燃費になると、ガクッと実燃費が落ちて、
リッター15~17km程度しか、走ってくれない車種が多数。
クラウン・スポーツPHEVも、ハイブリッド・モード燃費は、
何とか、20.2km/Lとカタログ上、表示されていますが、
恐らく、実燃費は、リッター20kmを切る事の方が多いように思います。
それなのに、価格は、約760万円オーバー。
ハリアーPHEVで約620万円。
RAV4 PHEVは、現行型については、560万円。
(自分が購入した型は、RAV4 PHEVではなく、RAV4 PHVと
呼ばれていた時代の型で、PHVとしても、3グレードから選べました。
その中でも、「G’Z」と言う中間グレードを選択した為、諸費用込みでも
500万円以下で購入できました。
さらに補助金を受領してます。
現行のRAV4 PHEVと呼ばれるようになった型は、PHEVとしての
グレードは、ワングレードの約560万円のみになりました)
そう考えると、RAV4 PHV(PHEV)はスペックの割に、
お買い得。
クラウン・スポーツPHEVは、それより、スペック的に劣っている部分が
多く、タイヤも大きく、車重も、2トン越え。
個人的に、クラウン・スポーツの「外観デザイン」が、好みではない。
(好んで、乗っているユーザーさんもたくさんいると思うので、
外観デザインは個人の好みの問題ですが、自分の好みには合っていない)
クラウン系を買うなら、今後、発売になると言われている
「エステート」の方が外観デザイン的にも、自分の使い方に合っています。
ただ、「エステート」については、クラウン・スポーツPHEVより、
安い価格設定になる事は、可能性としては、低い。どちらにしても、全く無理。
横幅も、1880mmとの事なので、そもそも、乗れない。
結局、RAV4 PHVから、わざわざ、買い替えるほどの魅力を感じず、
販売店に、交渉に行く事さえ、お断りしました。
ただ、今後、RAV4、ハリアークラスも、フルモデルチェンジされる
次期型は、タイヤサイズが、20インチ以上になり、横幅も1880mmを
越える可能性があるので、もう、このクラスの車、買えなくなるのかも
しれません。
何でも、かんでも、大きくしないで欲しい。
アルファード/ヴェルファイアのように、見た目は、立派で、大きく見えても、
横幅は、30系から引き継いで、1850mm(RAV4や、ハリアーより
5mm狭い)を守っているようなフルモデルチェンジが、出来るのか?
どうなるのか?と思いました。
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RAV4 PHV | クルマ
Posted at
2024/11/12 22:32:22
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