2020年07月21日
★LA350SとAYH30Wでの比較往復テスト?!
この車の「本来の使い方」である「趣味活動の為の片道 約100kmの往復」で使用。
先日走行したAYH30W(アルファード・ハイブリッド)と同じルートを
往復して、比べてみる良い機会になった。
出発地点での車載燃費計平均燃費は、29.2km/ℓからスタート。
(給油所⇒平坦地 約20km移動⇒帰宅時点で29.2km/ℓ)
ここから、片道、約100kmの走行。
高0mエリア⇒ジワジワと標高1100mの峠を越える登り坂一般道路走行
(ここまで約45km)
⇒標高800~850mエリアまで下り、そのエリアの市内走行
(そのエリア内は、ほぼ、平坦地)(約25km)
⇒再度、別の峠、標高1000mの峠越え(5km)約⇒一気に標高250mエリアに移動(約25km)⇒到着。
復路は、往路の反対方向走行。復路もオール一般道路走行。
★微妙にルート変更
と言ってもこの日の往路、最初の標高0mエリアの市内一般道路抜けは、
夕方午後5時40分頃の出発だった為、退勤渋滞に巻き込まれた。
途中で、渋滞回避の為の別ルートに変更。
別ルートは、急な登り坂が多く、燃費が伸びないルートを選択。
渋滞の中で燃費悪化するのと、どちらが良かったのかは、不明。しかし、時間は、15~20分程、短縮出来たと思われる。
往路は、最初の標高1100m越えの時点で、車載燃費計が、どんどん悪化して行き、峠の頂点では、23.9km/ℓまで悪化。
その後、下り坂で、燃費回復。
2度目の峠越えの標高1000mの時点では、車載燃費計平均燃費は、
25.2km/ℓに復旧。
そこからは一気に長い下り坂で標高250mエリアまで下り続ける。
アクセルオフ+減速が足りない場合は、シフトダウンで下る。
往路到着時点で、車載燃費計平均燃費は、28.9km/ℓに。
★復路
★一部ルート変更
そして、趣味活動終了後、復路移動開始。今回は、途中、復路の一部も
若干ルート変更。
AYH30Wと同じルートに向かおうとしたものの、1台の大型トラックが
自分が行く方向に曲がった。
このままでは、トラックの遅いペースにフタされると判断し、違うルートに
急遽変更。
更に、その後も、国道で、1台の遅い乗用車が出てきて、
しばらく、前をフタされる。
しかも、裏道別荘ルートに進もうとした所、その遅い乗用車も、
そのルートに進んだため、その区間も違うルートを選択。
この部分でも、AYH30Wと全く同じルートでの走行比較が出来ない状態に
なってしまった。
★鹿との遭遇
ルートを変えた区間、湖沿いの道路だったが、その短時間の区間で、
2度の野生のシカさんと遭遇。
1度目は、ハイビームで走っていると、道路の右側の草むらと道路の境目に
動物の瞳のような物が反射。
注意して通過しようとすると、やはり、野生のシカさんが、こちらを
ジーッと見ていた。
ハイビームにしなかったら、気付くのが、もっと遅れていた。
その後、わずか5分も経たない所で、今度は、登り坂になった地点の
道路のド真ん中に1頭、野生のシカさんが、たたずんでいた。
ハイビームにしていなくても、遠くから、ハッキリ確認出来た。
車が近付くと、すぐ、道路脇の草むらに逃げて行った。
★ほぼハイペース移動
移動開始時間が、午後11時過ぎだった為、基本的には、ほぼ、道路は
ガラガラ。
しかし、主要幹線道路の国道は、前回と違い、大型トラック走行多数。
流れは、1割程、低めの平均時速。
燃費は、復路の最初の標高1000mの峠越え時点で、26.4km/ℓまで
悪化。
その後、標高800~850mエリアを走行し、そこそこ復旧し、
27.2km/ℓに。
再度、標高1100mエリアまで登り切って、そこでの車載燃費計平均燃費は、26.7km/ℓに悪化。
そこからは、一気に標高400mエリアまで下り続ける。
その後、下り続け、車載燃費計平均燃費は、29.9km/ℓまで復旧。
★給油
そして、給油所まで、あと少しの所で、再度、標高100m分程のアップダウンがあり、そこでも燃費悪化。
給油所到着時点で、車載燃費計平均燃費は、29.7km/ℓを表示した状態で到着。
そして、給油・・・・
満タン法燃費では、32.8425km/ℓ。
車載燃費計平均燃費の29.7km/ℓを、大きく越える実燃費。
これには、大満足。
★登坂性能
ここまで、日頃の買い物使いを始め、標高1000m前後の本格的な峠越え
走行まで、自分の普段使いのシーンを、やっと、ひと通り、走ってみる事が
出来た。
急な登り坂、標高1000m越えの峠越えで、FF(前輪駆動)+ノン・ターボ+CVTのLA350Sが、どんな登坂能力を持っているのか?
やっと、確認出来た。
FF(前輪駆動)+ターボ+CVTのJF3(N-BOX)に比べると、
やはり、かなりの非力感が伴う。
同じような急な登り坂を、JF3のターボは、ターボ加給も手伝い、軽々と、
登ってくれる。
アクセルを、そんなに深く踏み込まなくても、登ってくれる。
エンジン回転数も、2000~2500回転前後で、登ってくれる事が多い。
しかし、FF+ノンターボのLA350Sは、急な登り坂では、どうしても、
アクセル踏み込み量が増え、エンジン回転数も、3000回転以上、
まわっている率が高くなる。
急勾配の上り坂+ヘアピン・カーブなどになると、エンジン回転数は、
4000回転に近くなる事もある。
ただし、そこまで高回転で走るシーンは、ほんの一瞬。
多くは、2800~3500回転前後で登っている。
しかし、そんな中、速度と坂の勾配率の関係で、1800~2000回転
前後でも、登っているシーンも時々、ある。
アクセルをベタ踏みしないと、坂を登り切れないと言うシーンは、1度もなく
エンジン回線数が、うなるように高回転でまわるのに、進まないと言う事も、
なかった。
★PEHV車との比較
それに、過去に乗った、PHEV車(GG2W:アウトランダーPHEV)のEVバッテリーを使い果たした後の走りに比べると、LA350Sの方が、
よほど、軽やかに登ってくれる。
GG2W(PHEV)は、EVバッテリーを使い果たすと、ガソリンエンジン
が始動し、「トランスミッションなし」の状態で、登り坂を上り始めるが、
ギアチェンジと言う発想がないシステムの為、急勾配の上り坂では、
とにかく、エンジン回転数が、異様に高くなり、エンジンがうなるような
苦しい高回転までまわり、今回走った、標高1000mの上り坂の峠越えでは
常時、エンジン回線数が、3500~4500回転、まわりながら
やっとの思いで、登り坂を上っていた。
しかも、エンジンから、こげ臭いニオイが、毎回、漂って来た。
PHEVとしての電気モーター走行をメインとしたミッション設計のため、
Dか、Nか・・・と言う選択肢しかない。
しかも「シフトアップ・シフトダウン」と言う事が、なく、エンジンが
回転しだすと、タイヤとの直結モードにならない状態では、とにかく、
エンジン回転数が、異様に高くまわっていた。
そのPHEV(GG2W)に比べると、FFノンターボ+CVTの
LA350Sは、充分、低いエンジン回転数で、急勾配の標高1000mの
峠の上り坂を、楽々登ってくれる事が、わかった。
そして、同じ軽自動車同士の比較としては、やはり、JF3よりエンジン性能
パワー感は劣るものの、車両が軽いと言う事が大きいのだと感じた。
★エンジンブレーキの効き方
下り坂のシフトダウンによるエンジンブレーキのかかり方も、そこそこ強めで
アクセルオフしたまま、下り続けても、どんどん加速してしまい、
フットブレーキを踏まないと、減速が間に合わないと言うシーンも、
ほとんど、なかった。
★オートハイビーム性能
LA350Sが納車されて、本格的な長時間夜間走行は、良く考えると、
今回が、ほぼ、初めてだった。
しかも、周囲が暗く、オート・ハイビームの性能を、じっくりテスト出来る
夜間の周囲の暗い山道走行と言うのは、全くなく、オート・ハイビームの
機能自体を、じっくり体験出来たのが、今回、初と言う事になった。
ハイビームにするには、レバーを奥に押すが、強制的にハイビームに
切り替えたくても、「オート」になってしまうので、もし、対向車線から
車が来ると、自動的に強制ロー・ビームに切り替わる。
戻し忘れがない点は、ありがたい装備ではある。
しかし、例えば、夜間走行中、対向車や対向する何かの障害物があって、
あえて、意識的に、「ずーっとハイビームにしたい」と言うシーンで、
「ずーっとハイビーム」を維持出来ない点は、若干不便。
自分の使い方では、この日にも早速体験したが、真夜中の山道走行中の
「野生のシカとの遭遇」と言うシーンが、頻繁にある。
そのような時、鹿との衝突を避ける為に、あえて、鹿に対して、
ハイビームで早めに気付いてもらう・・・などのシーンは、冗談抜きに、
そこそこ、自分の使い方では、頻繁にある。
ただ、その時は、レバーを「手前に引く」形の「パッシング」を利用すれば
良いのだと思う。(今回は、レバーを手前に引いてハイビームと言う使い方は
やっていない)
また、オート・ハイビームの精度は、微妙で、やはり完璧ではない。
こちらがカーブを走っている時に、カーブの先から走ってくる対向車を
判別するのは苦手なようだった。
右カーブの時に右側からやってくる対向車を発見出来ず、ロービームに
切り替わらないまま、過ぎる事が、数回あった。
また、道路が登り坂で盛り上がり、盛り上がりの先が下っていて、対向車が
盛り上がりの先端から隠れて見えにくい時なども、対向車の認識が遅く、
ロービームに切り替わらない事が、数回、あった。
それでも、全体的なハイビーム・ロービームの切り替え精度は高め。
外車のTX20(G型 X3)のオート・ハイビームより、切り替え精度は
かなり高いと言う印象だった。
TX20(G型 X3)の場合、対向車がやって来たのにロービームに
切り替わるタイミングが、遅すぎる事が多かった。
対向車のフロント・ガラスに一度、ハイビームの照明があたってから、やっと、
ロービームに切り替わるクセが強かった。
それでは、対向車の運転手の顔にまぶしいヘッドライトの明かりが当たって
しまう。
LA350Sは、そのような事が、ほぼ、なかった。
オート・ハイビームの性能は、そこそこ高いと思う。
ただ、完璧ではないが、使いやすいと言う印象だった。
Posted at 2020/07/21 20:58:52 |
ミラ・イース | クルマ