5月7日(金)
★聖火リレー
オリンピックが中止になる可能性も高くなり、
聖火リレーも、打ち切りになる可能性が、高くなって来ました。
打ち切られなくても、「一般公道での聖火リレーは、中止」
「セレモニーだけ」「無観客の閉ざされた空間のみで」と言う自治体も
出始めています。
大分県、熊本県の聖火リレーのライブ配信を見ると、場所によっては、
かなりガラガラの観戦者で行われている。
今回の聖火リレーを見逃すと、もう、一生、聖火リレーを見られない
可能性もあります。
仮に、将来的に、もう一度、冬季オリンピックを、日本が誘致したとすると、
冬季オリンピックの聖火リレーの可能性は、残っています。
しかし、それも不透明。少なくとも、高齢に属する親は、恐らく、今回の
聖火リレーが人生最後のチャンス。
★長崎県諫早市(いさはやし)
と言う事で、「混雑が発生しなさそうな場所」
「混雑が発生しなさそうな日時」と、自分の都合を考え、急遽、
長崎県諫早市(いさはやし)の聖火リレーを見に行ってみる事にしました。
★眼鏡橋の近く
聖火リレーのコースや、時間は、公式サイトに公開されています。
ただ、このようなリレーは、どこで見るのが良いのか?どこに車を停める
場所があるのか?良くわかりません。
だいたい、大きな公園には、駐車場が併設されています。
ただ、このようなイベントがあると、その駐車場が、大会関係者専用に
なっており、一般車両の駐車が禁止されていたり、有料の駐車場も、どこも
空いていない事もあります。
そのような場合も想定し、駐車場探しの時間も考慮して、そこそこ早めに移動。
行ってみると、公園駐車場は、一般車両も大会関係車両も、ごちゃ混ぜで
無料駐車可能でした。やはり、大都市圏と、この辺りは、違います。
★イベント会場
聖火リレーについては、スタート地点と、ゴール地点があります。
どちらかの会場で、観覧専用車両や、トーチと記念撮影できる車両が
展示されているとの事。
しかし、熊本県の聖火リレーのWEBサイトで「予習」すると、そのような
展示がある会場は、1日、数ヶ所、聖火リレーがめぐる中で、1ヶ所だけとの
表示がありました。
(熊本県の場合、1日目は、数ヶ所の聖火リレーの内、水俣市だけ、
それらの展示があったとの事)
長崎県の初日は、どこで、そのような展示があるのか?
1日1ヶ所だけなのか?諫早市以外の会場でも、展示があったのか?など、
全く情報がなく、不明でした。
とにかく、本物の聖火を、ひと目、見てみたい。見られれば一生の思い出です。
と言う事で行ってみました。
諫早市の聖火リレーがスタートするのは、午後3時20分前後との事でした。
到着したのは、午後2時頃。
どの辺りで見ようか?少し歩いていましたが、とにかく、人がいない。
パイロンも、まだ、並べられていない。
本当に、あるの?と言う感じ。
コース周辺を少し歩いてみましたが、どこも、何の準備もされていない。
人は、ぽつりぽつり。
博多どんたくのパレードとか、博多山笠の追い山を見る時みたいに、
「早い時間から場所取りしておかないと、良い位置で見られない」と言う
状況を予想していたので、拍子抜けです。
★通行止め
そして、通行止めも当初の発表と違い、ギリギリまで普通に車が行き交って
ました。午後3時5分頃に、やっと、車の通行を止めました。
午後3時10分頃に、やっと、パイロンを並べて、ロープを張った状態。
走者交代の場所が、トーチキスなどを行うので、その近くで見ようと
言う事で、走者交代の場所の近くで待機しました。
周囲は、走者の知り合いと思われる人が、1人いただけ。
★スポンサー企業
すると、東京オリンピック公式カーや、スポンサー企業の車がやって来ました。
最初は、トヨタ自動車。
リストバンドに巻かれた、赤いスポーツタオルを配っていたので、
もらいました。
このリストバンド、夜の真っ暗な場所に置いておくと、蛍光色にうっすら
光る事が、あとでわかりました。
熊本県のライブ配信を見ていると、観戦者の多くが赤いタオルを首に
巻いていたので「何か配っているのだろう」と思ってましたが、予感的中です。
★次に、NTTの行列が来ました。
NTTは、扇子(せんす)を配っていました。これも、もらいました。
大満足です。
やはり、直接、現場に行かないと、わからない事あるな・・・と思いました。
(ただ、あとでわかりますが、ここで観戦したのは、失敗。
この場所、道幅が細かったので、本来は、もっと、大型車両のスポンサー
車両が行進するはずなのに、カットされていたのです)
走者は、かなり近い位置で見られるメリットは、ありました。
★走者到着
事前の予習で疑問に思っていた事がありました。
走者は、交代しますが、その交代する選手、どこから、どのタイミングで
やって来て、走り終わった選手、どこに、どういう手段で、どこに帰るの
だろうか?と思っていました。
走者は、200m走ると交代。
200mごとに、都合よく、コース外に、送迎する車を付けられる場所は、
ないはず。
すると、どうやっているのか?現場にいて、やっと、わかりました。
★選手バス2台体制
まず、スポンサー企業の隊列が行くと、選手バスがやって来ます。
1台目のバスが停まり、バスの中から一人の選手が、サポートの人と一緒に
降りて来ます。
サポートの女性は、灰色系のユニフォームを着てますが、恐らく警察関係者。
(実際は、どのような立場の人なのか?不明)
交代場所に、選手を下ろし、トーチを渡して、サポートの人は、再度、バスに
乗り込み、1台目のバスは、去っていきます。
選手は、一人、そこに待機。
すると、その後、中継車両の隊列が見え、中継車両の真後ろに、走者が
見えます。
★ガッチリボディガード
走者の周囲には、青色系のランニングの格好をしたボディガードが6名。
右側に3名、左側に3名。
走者のタイムキーパーとして、並走する人が、灰色系のユニフォームを
着て一人、付いています。
これと別に自転車に乗った人が、選手と中継車より少し前を走る形で、
次の走者に色々説明するための人も、います。
この人も灰色系のユニフォーム。
6名のボディ・ガード役の人は、短パンに「POLICE」と書かれています。
これらの編隊は、男女混合。
そんな形で、走者が近づいて来ます。
「トーチを持って、走っている姿」を余裕で撮影したい場合は、
交代ポイントにいると、あまり撮れない可能性があります。
ただ、自分の場合は、何とか、ボディ・ガードさんの隙間から、
走ってくる姿を、撮影する事が出来ました。
★交代セレモニー
走者の交代、聖火を次の人につなげると言うのが、聖火リレーの見どころの
一つ。
当然、せっかく、見るなら、この選手交代の場所で見たいと思うもの。
色々な場所の聖火リレーをライブ映像で見ると、場所によっては、
この選手交代の場所が、観戦者で密集しているように見える所がありました。
しかし、自分が行った所は、ガラガラ。
自分が立っていた目の前に、選手が降り立ち、目の前で、選手交代。
しかも、周囲には、2~3人しかいない。
余裕で見る事が出来ました。
走って来た選手が到着すると、次の人に「トーチキス」を行います。
炎がつながると、「ポーズ」を決めます。
その後、走って来た選手は、横によけます。
待っていた選手は走り出します。
★交代後
ライブカメラは、この後、走り始める選手を写し続けるので、
走って来た選手が、どうなるのか?わかりませんでした。
まず、自転車隊の人が、トーチの火を消す。
火の消えたトーチを持った選手は、この後からやってくる
「別の選手バス」が来るまで、この場所で待機。
★2台目
走り終わった選手を乗せるバスが、やって来るので、
待っていた選手は、そのバスに乗って、去って行きます。
こうなっているなんて、全然、知りませんでした。
★離島など、違うケースも
ただ、その後、気になった、他の特殊事情がありそうな環境での
聖火リレーをライブ映像で見ていると、疑問もありました。
まず、長崎県の場合も、ありましたが、聖火は、離島に渡ります。
しかも、その離島から、また、本土に戻るのに、時間は、わずか。
実際には、これらの聖火リレー隊の車列は、離島にすべて渡る訳では
ありません。
それに、仮に渡ったとしても、フェリーの時間を考えると、間に合わない。
離島の場合は、多くの場合、島の方で、準備した別車両で編隊を作っている
ケースが多くあるようでした。
また、聖火リレーの場所も、色々です。公道を走るだけではありません。
車両が入れない、何かの施設の中(運動公園のような場所)を走る場合もある。
棚田の田んぼのあぜ道を走る場所もある。
スタート地点、ゴール地点が、役所の敷地内と言うケースも多い。
そのような場所には、車両さえ、立ち入れない。
選手バス・・・と言うのも、運行できない場所があります。
そのようなエリアで、どうやって、選手が交代しているのか?
機材車が入れない時に、聖火リレーを、どのような方法で、
どう撮影しているのか?わからない時もあります。
ハンディ・カメラで、歩きながらと言う時もあるようです。
ただ、一般的な公道が使える場所では、通常の編隊で行われます。
★配布物も違う
色々な場所のライブ映像を見ると、多くの場所では、観戦者が赤色系の
スポーツタオルを持っている。
しかし、実際に現場に行ってみると、その赤いスポーツタオル以外に、
扇子も配布されました。
それを知って、違う場所のライブ映像を見ると、扇子を振りながら応援
している人がいる事にも気付きました。
しかし、実際は、他に、もっと、色々な物が配布されている事が、あとに
なってわかります。
ただ、諫早市の時点では、これがすべてだと思っていました。
離島では、扇子だけの所もあったようです。
★移動中の編隊
この日、諫早市の聖火リレーの後、隣の大村市での聖火リレーでした。
自分も、大村市の聖火リレーは、時間的にも、余裕で見られました。
しかし、もう、見たので、2度見なくても良いだろうと思い、帰りました。
途中、諫早市から大村市への移動中の聖火リレー関係車両に、多数、遭
遇しました。
道の駅に立ち寄って、トイレ休憩しているような車列があったり、
コンビニの駐車場に立ち寄っている車列があったり、色々でした。
今、思えば、大村市も見ておけば良かったです。
★トーチ代
諫早市の聖火ランナーが、順番待ちしている時に周囲の友人に話している
内容が聞こえました。
「トーチは、もらえるのか?」の質問に対し、
「トーチ、もれえないのです。欲しい人は、買うのです」と。
最初、冗談で言っているのだと思いました。
そこで、調べてみると、次の事がわかりました。
トーチは、聖火ランナーだけが購入できる。
価格は、71940円
事前に購入手続きを済ませておけば、走り終わった後に、集合場所での
着替えの場所で、受け取れる。
事前に手続きしていない場合は、走行翌日から、聖火ランナー専用サイトを
通して、使用済トーチの中から無作為に抽出され、着払いで購入できる。
との事です。
★ユニフォーム
ユニフォームは、1着、聖火ランナーには、無償提供されるのだそうです。
靴下と、靴は自前。
靴は、ランニングシューズが推奨されており、更に、大会スポンサーの
関係で、「アシックス製」が推奨されているとの事。
裸足や、下駄はNGとの事。
ただ、この情報も2019年の情報なので、2020年から2021年に
延長された聖火リレーでは、何か、違う部分があるのかもしれません。