前回に続き、自作エアインテークガイドの改良とチューンの話です。
黒く塗装して、見た目は確かに良くなりましたが、
またここで、新たなる発見が・・・。
その前に、写真とポンチ絵による今までの復習と考察を。
何も付けないオリジナルな状態はコレ。
まず写真。
正面グリルから入った空気は、上方に向かう。
それを横からエアインテークが文字通り横取りする形だ。
そこで、エアインテークを「口」に見立て、
顎の部分に面積の広いガイド板を付ければ、
より多くの空気が上がってくるはずだ。
しかしそれだけでは空気は上に行くだけで、口の前を通り過ぎてしまうだろう。
ならばと口の上側に庇を付ければ、上に行く空気の殆どを口の中に導入出来る。
それがこの図。
やってみると確かに効果は大きい。
ところがなぜか、追加したガイドの先端の形状で、
フィーリングがコロコロ変わる。
で、どうすれば一番良いのかを、試乗しながら、結論を導いた。
結果がコレだ。
ガイドの先端を、空気の流れと平行にする感じ。
空気抵抗最小を狙う。
何故にこうも先端形状に敏感なのかと原因を探ると、空気を集中させて取り込んだその先に、垂直に立ちはだかる「壁」があったからだ。
インテクの口とほぼ同じ面積の壁が口の左側にあった。
今まではここと口の部分を一緒くたにして囲い混んでいた。
それが原因だった。
解決策として、壁の前に斜めの、空気導入ガイドをもうけ、エアインテークの入り口まで空気を滑らかに流し込むようにした。
一口で言えばエアロ化したということだ。
下の図の斜めの線がソレである。
こういう対策をして、最終的に落ち着いた形状をマンガ化したのがコレ。
これで、走ってみると、
先端の曲げ方にはそれほど敏感では無くなったけど、
やはり敏感な時に見つけた方策が最良点だった。
さらに分かったことは、
顎の下に付けるガイド板は、もう少し長い方が良かった。
なので、アルミ板5センチ幅に切って、
両面テープと、黒の耐熱アルミテープで固定した。
上側に白いテープが残っているのは、まだ最終時点で無いから。
その結果がコレ。
なお、作業はずっとフロントグリルを外した状態で行った。
こういう貌になる(笑)
インプレ
そもそもここまでエアインテークにこだわっているのは、僕のS-TYPEが、
謎のシフトショックを起こすからだ。
エンジンオイルやエアフロメータの清掃など、ちょっとしたことで、
そのショックは激減する。
だからインプレでも神経はどうしてもシフトショックの有無にいく。
最後の写真の状態だと、ほぼシフトショック無しまできた。
ただノロノロと走り出したときに出る、
1速と2速の間のゴツっというショックは消えない。
さっさと踏み込んで、
走り出すと殆どショックは分からないくらいに減った。
一般道でのテストなので、
ゼロから時速60kmまでだけど、ガクンとくるショックは無く、
力強く一気に加速してくれる。
嬉しいことは、
アクセルに非常にいい感覚で速度が付いてくることだ。
追い越しでアクセル踏み込んでも、
いちいちシフトダウンせずにすっと速度が上がる。
これが気持ち良いし、気持ちとタイミングがずれない。
いままでは、アクセルを少し踏み増すと、
一旦シフトダウンして、そこから回転上げて、
よっこらしょ、と加速していく。
典型的な年寄りの行動パターンだったのだから、
これはもう全然違う。若々しい。
現時点で、過去最高にまできた。
僕のSは、想像だけど、
ECUプログラムと、アクセル位置、燃料、空気、回転数、ギヤの関係の、
ちょっとしたズレで、シフトショックが出ている思われる。
心配なのは、この後フロントグリルを取り付けて、どうなるかだ。
僅かだが空気抵抗が発生する。
さらに、助手席に人を載せるとどうなるか。
さらに坂道でどういう反応するか。
その結果は 次回に報告しよう。
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間違えて、Lucas3.0さんからのコメントとそれに対する返事を、
一緒に削除してしましました。
Lucas3.0さん、ごめんなさい。
自分のBlogには、自分でコメント書けないみたいですね。
コピー取ってあったので、ここに貼り付けます。
Lucas3.0さん
2014/11/12 00:02:23
私もシフトショックの原因を考えながら仕事しておりますよ。ATFなのかなぁ、センサーなのかなぁ、バルブなのかなぁ。
コメントへの返答
2014/11/12 15:56:14
ATが何を条件に、どののようにシフトチェンジしているか、ソレが良くわからないから、対策もやってみるしか無いって感じです。
ATFの交換は昨年やっているんですが・・。
1)どこかのセンサーが間違ったデータを出力しているのか。
2)あるいは、コンピュータは正しく命令しているけど、メカがずれた動作しているのか。
3)あるいはメカが命令に付いていけない(どこかの性能が劣化していて)
今回のエアインテーク改造は、上記の3番目が理由なんだと想像してやっています。
酸素吸入を少し助けてやると、本来の動作に近づく・・。
Posted at 2014/11/11 22:58:33 | |
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