昨日、バッテリー交換をした。
一昨日の報告の通り、AGM形式の奴で、95Aタイプの欧州車仕様。
VARTAのG14という型番である。
能力を示すCCAが850Aとこのクラスでも最高。
内部抵抗も液体型バッテリーよりも低いという。
数値的にどのくらいかは不明だけどね。
バッテリー交換でどこまで体感が良くなるか、或いは全く変わらないのか、
まずはとりあえず、最高のモノを使って、試してみよう、という訳だ。
バッテリーの寿命ということは選択の理由に入れていない。
AGMタイプは寿命の点が「売り」なんだけどね。
さて、到着。宅配の小父さんが重そうに担いできたので、
すぐ台車に載せ替える。
箱はピカピカ新品。日本語表記がされている。
体重計で計ると26.4kg。
カタログ表記ぴったりだ。激しく重い!
で、箱から出すとこんんな感じ。
なんだかBOSCHのBLACK-AGMと色違いに見える。BOSCHは以前からVARTAからOEMしてたし。。。
それはさておき、では車の現状をみよう。
S-TYPEは後部トランクの下、スペアタイヤの右側に潜るように隠れている。
こいつだって23か24kgはある。
コイツを一人で腕の力だけで持ち上げようとすると、
確実にギックリ腰になる。
スペアタイヤの上に梱包板などを敷いて、まずは足場を作る。
取り出す前に、電線を外すのだが、その前に、メモリのバックアップをしておかないと、ECUなんかのデータも飛んでしまう。
この写真のものは、単三電池6本でバックアップしてくれる。
メモリ保護や、ギックリ腰対策を色々工夫し、
安全を確保して、どうにか、古いバッテリーを取り出す。
今回、絶対にやりたかったのがアース線の設置ポイントの見直し。
3番目の写真に写っているアースポイント。
コイツからネジを外して見たのが、この写真だ。
見てくれ。塗装を剥がしていない!
じつはこれ珍しいことで無く、良くあること。
実際、3番目の写真に写っているアースポイントとその右のネジ頭を、
低抵抗を測れるテスターで計っても、0.1オーム以下で、
メーカーとしては問題ないと判断する数値だ。
しかしだ!
大電流が流れる場所だから、僅かなロスも、改善しておきたい。
DIY派の僕としては当然、この塗装を剥がし、地金をむき出しにするぞ。
圧着端子の裏側も、全て磨き、クリーニングするぞ。
使う道具はこれだ。
ドイツはドレメル社のハンドルーター。
ついでに、ねじ穴。錆びてはいないが、がさがさになっていて、ネジも周りにくい。
M6のネジだから、ハンドタップで、ネジを立て直す。ピカピカの金属地肌が見えてきた。
錆びないように、薄くオイルを付けておく。
締め付けるねじ(ボルト)も同様に、ダイスでネジを切り直し、金属地肌を出す。
さらに、穴に埋め込まれたメスネジとパネルは、指で触ると微妙に段差がある。
これではアース線の端子が、「面で接触」しない。
埋め込まれた雌ねじが少し出ている感じ。
もちろんコイツはルーターで削り取らねばならない。
電動の道具は、こういうときに有ると助かる。
僕はこういう事をやるから、バッテリー交換といっても、
ガソリンスタンドや、量販店や、
もちろんディーラーにも任せたくないのだ。
ここまで準備して、ようやく、新しいバッテリーを迎え入れる。
注意深く、ぎっくり腰にならないように入れた直後が、この写真。
あとは配線して、端子部分は、内部に空気や湿気が入って錆びないように、グリスでシールして、おしまい。
いい体勢が取れないから、腰がすぐ痛くなった。
だから、休み休み、すんげえ、時間が掛かったんです。
でも、試乗という楽しみが、この後にある。
長くなったので、試乗の感想などは、後編で。
Posted at 2014/10/09 22:52:23 | |
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