2018年04月12日
玄関を開けると、
ワンワンと云って飛びついて来る小さなチワワ。
可愛くて仕方ない。
今朝までは居た彼女。
しかし、今夜はもう居ないのだ。
玄関のドアを開けても、静まりかえったままだ。
10日ほどの幸福だった。
元々はウチで飼っていたのだが、
息子が独り立ちした5年前に連れて行った。
その息子が、ようやく結婚して、
新婚旅行に海外へ行くというので、
ボクにもなついている可愛いチワワを、
ちょっとの間預かっていたのである。
今朝がた無事帰国したので、息子の元に返したのだが・・・。
もぬけの殻となった愛犬の寝床を見ると、
ちょっと寂しい気分にさせられて困っている
生きているんだし、
車で30分も走れば行ける都内に住んでいるのだけれど。
ペットでこれだもの、
結婚で娘を嫁に出した父親は、きっと、きっと
もっと寂しいんだろうなあ、
なんて思う春の夜であった。
おしまい。
Posted at 2018/04/12 22:42:05 | |
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思い出 | 日記
2015年10月04日
今週は長崎へ墓参り&墓の補修に行く。
東京生まれの自分は暮したことがないが、
明治以前の先祖代々が暮らした故郷だ。
永代供養を頼んであるお寺さんと隣家は共に、
なんと・・・豊臣時代から400年以上続く付き合いだ。
昔の殿様の子孫も健在だ。
もう親戚も居ないけれど、市の郷土史研究家の人々、お寺、昔の殿様の処にも挨拶に行こう。
歴史を通じて、故郷との接点が今もある。
タイムマシンに乗るような楽しみである。
ちなみみ現地での足を確保するため軽自動車を予約したら、
1日4000円程度だった。
細い田舎道や墓地は軽が便利だろう。
Posted at 2015/10/04 15:40:22 | |
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思い出 | 日記
2015年09月23日
昨日は谷中へ墓参りをしてきました。
明治10年以来の付き合いであるお茶屋(お花や)に顔をだし、
花と線香を用意して貰います。
その茶屋の建物は歴史的建造物。
開業以来の顧客名簿が現存していると聞いたことがありますね。
土間の長いすに腰掛け、茶を戴きながら見渡すと、
土壁の和風建築が風情を呼びます。
祖父母や曾祖父母達もこの景色を見たのかと、
思わず遠い時代に思いを馳せてしまいます。
墓地のお花屋さんは、何故、茶屋というのだろう。
まあ谷中の場合は、
江戸時代に、坊さん達の色っぽい遊び場として賑わった歴史からなんだけど。
我が家の墓は、
20011年の大地震で樹木が倒れ込んできたこともあり、
改修工事をした。
そのとき石屋さんに頼み、
100年以上の間にこびりついた墓石の垢を取り、磨いて貰ったら・・・。
すると見事なほど良い色が出てきたんです。
車と同じですが、地肌が塗装でなくて石ですから、
少々削り取ったところで減りません。
こんな石、現代ではとても手に入りませんとも言われた。
これぞ典型的な「昔はよかったね」って話です。
で、お墓の清掃。
水道の水は水垢があ!・・とか、
ついついいつもの洗車テクニックを思い出したのですが。
三段のミニ梯子を出して、墓の上まで洗剤を付けずに(笑)、
持参したスポンジで水洗いをし、
お清めしてきました。
墓参りが終わればお土産です。
今年は羽二重餅はやめて、
名物の谷中煎餅を買って帰途につきました。
子供の頃、父母に買っってもらった懐かしいお煎餅の味を、
いまも毎年味わっています。
Posted at 2015/09/23 13:08:55 | |
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思い出 | 暮らし/家族