オイルと添加剤の関係について
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私の使っているエンジンオイル「ZERO Corp. AAA DX-Power 5W-30」とオイル添加剤との相性について一区切りついたのでアップします。
まずは、「NNL690G」との相性です。
左から「AAA新油」「NNL690G新油」「AAA+NNL690G混合後放置」となります。
AAA:NNL=9:1くらいにして混合後放置したものは、実際には1週間経たずしてなにやら沈殿物が・・・。
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沈殿物をすくって見ると、固化してはいないものの、両者の粘度よりもはるかに粘度の高い物体が沈殿していました。
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比較対照として(エンジンオイルではないですが)、Wako'sのギヤオイルとも混合放置したものです。
(同じく左から「RG7590LSD新油」「NNL690G新油」「RG7590LSD+NNL690G混合後放置」です。)
こちらは同様の放置にも関わらず、特に沈殿物等できるわけでもなく半年以上完全に混ざり合った状態であることが見て取れます。
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ならばっ、と「チタニック」の一式を用意する機会がありましたので、「AAA使用中に“ハロゲンチタンプラス”を投入したらどうなるか?」を実施♪^^
まずは“ハロゲンチタンプラス”を1/3(実際の添加量よりも大目ですがw)ほど投入。
AAAの黄色に比べて随分と飴色です。
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そこに、「以前少し走ったあとにオイル量調整で抜いた」オイルを使用中のものと仮定して2/3投入。
抜いた当時はそれなり黒々としてましたが、スラッジ沈殿後の上澄みオイルなので「元色:黄色」→「飴色」になっています。
同じ飴色なのでわかり辛いですが、最初はうまく分離状態にできました。
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それを完全混合(シャッフル)♪
泡が入ったというわけではないはずだけど、にごりました。
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混合したものを暫く放置しておいたら(1~2週間)、やっぱり沈殿物が発生。
一応使用済みとはいえ当初透明に近かったもの同士から褐色の沈殿物ができるということは、何かしらのオイル(添加剤)同士の反応が起きて沈殿物が発生したものと思います。(量が多いのも今回の混合比が2:1だったためとも思われる。)
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やっぱり“ぬとぉ~”としたスラリー状の沈殿物です。
~結論~
AAAオイル缶に書いてある「他の添加剤を入れないで下さい」という言葉通り、余計なものを入れると変な反応が起きてしまうようです。^^;
もっとも、これはこのオイルに限ったことではなくて、最近の高性能オイル全般にいえることかもしれませんね。
各社色々と添加剤を入れて良い状態を作っている所に別の添加剤入れたらバランスが悪くなってしまう可能性がある、ということでしょう。
世間一般様では周知のことかもしれませんが、実験好きなので試してみました♪
もし、高性能オイルと呼ばれるような部類から「チタニック」のような添加剤を入れることから始めるオイルに切り替えようとする時には、一回純正オイル等に戻して、添加剤を投入すると良いのかもしれませんね。(前段に添加剤投入がなければフラッシングで十分でしょう。)
最後になりましたが、この結果はあくまで個人のサンプルレベルでの実験ですので、「参考程度」でよろしくお願いしますね。
個人的には“投入してたらオイルパンにあんなものが沈殿してたのか・・・勘弁して;”という意味でとても勉強になりました♪^^
あと、ZERO Corp.の「AAAシリーズ」がどうの、という気もまったくありません。良いオイルだと個人的には思ってますし♪
・・・ただ、オイル缶に書かれているHPアドレスがいつの間にか「404エラー」なのが非常に気になりますが・・・^^;
以上です、駄文・長文を読んで頂きありがとうございました♪
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