はじめに
あくまで私の知識 見解による記事ですので間違いがあります。
もしかしたら気分を害される方もいるかも知れませんがそれを承知の上でおねがいします。
車乗ってれば切っても切れない縁のエンジンオイル こちらの話を(あくまで)個人的寛解にて書いていこうと思います。
まずマルチグレードと呼ばれるものの説明から。
今だとお店に行ってよく見るのが
0w-20とか5w-30とか書いてる缶ですね。
頭についてる
0wとか5wとか言うのがかんたんに言うと冷間時の始動性の良さのレベル みたいなものです。
0w -35℃
5w -30℃
10w -25℃
15w -20℃
20w -15℃
と刻まれています。
例えば極寒冷地で-20℃になる地域があるとします。
その車に使用するオイルが20w~だとオイルが固まってしまい潤滑できなくなってしまいます(油膜切れ)。
ギリギリ対応している15wでもエンジン始動性も悪くうまく潤滑できない可能性も考えられます。
逆に0wや5wは更に低温にも対応しているため問題なくエンジン始動させ潤滑できます。
次に
○wのあとに書いている数字ですがこちらは逆に高温時にレベルです。
例えば15w-50というオイルがあります。
このオイルは先に書いたように15wなので低温時は使用に難ありな感じですが
その次の50で高温時は逆に油膜を保持させることができるということになります。
この辺は結構奥が深く
例えば0w-50のオイルと15w-50があったとして
実際高温に強いオイルは15wだったりするみたいです。
高温時に油膜切れのしにくさの数値 ってところでしょうか?
ちなみに一応この50って数字(ってもテキトーに選んだだけだけど)にもちゃんと規格があって
20 5.6~9.3cSt
30 9.3~12.5cSt
40 12.5~16.3cSt
50 16.3~21.9cSt
60 21.9~26.1cSt
っていうのがあるみたいです。
cStってなにや!って人はググてみてください。(
wiki)
数字が大きければ大きいほどオイルが硬くなります。
実際自分が使用しているオイルは
プリウス用 モノタロウ 0w-20
インプサンバー用 ENEOS 5w-40ですが低温時も高温時も5w-40のほうが硬いというか粘り気がある?感じです。
余談ですがデフ ミッションオイルの75w-80とかあるのは
エンジンオイルと同じ考えではないみたいです。
実際硫黄入ってるみたいだしね。それでなにか違うのかも。
で!ここからがホントの本題!
サーキットを走るから硬いオイルにしました!
油温上がり対策に高粘度オイルにしました! なんてのをよく見聞きします。
更に最近の車は低粘度化が進み0w-8なんてオイルもありますね。
こんなんじゃすくエンジン壊れる!燃費燃費行ってないでもっと硬いオイル入れろ!っていう人も今までよく見ました。
結局これらって大きな間違えなんですよ。
確かに低粘度でぶん回すと高温時油膜が保てなると言いましたが
硬いオイル=正解 ではないです。
例えば純正が5w-30の車に10w-40くらいなら理にかなっていると思います。
さっき言ったとおり後の数値を大きくすれば油膜の保持をする力が大きくなりますからね。
でも0w-20の車に10w-40はちょっと度が過ぎてない?って気はします。
せめて5w-30で様子見でもいいんじゃない?
また、高粘度オイルで油温対策!
これに関してはオイル密度が高ければ高いほど伝熱性が高いんですが
低粘度だから 高粘度だから という違いは特に無いです。
(オイル密度で検索!)
最近の車の低粘度~についてですが…。
最近は技術が上がり熱膨張後のクリアランスまで計算されてエンジン設計されてるみたいです。
なので0w-8のオイルを入れることを前提に設計された車に高粘度のオイルを入れると
ポンプがオイルを吸い上げられないとか通路で流れが悪くなり潤滑ができないとかで逆に車を壊してしまうかもしれません。
燃費上げるために~なんて言って10w-30車に0w-20なんて入れちゃいけませんけどねw
古い車は今ほど精度緻密にしにくいから高粘度オイルでそれをカバーしてたみたいなんで。
レーシングカーなんかはシャバッシャバのオイル使ってるみたいですよ。
そうは言っても精度も違うし整備のやりようも違うから一概に低粘度がいいわけではないですw
例えるなら細いストローで水やお茶を吸えても
シェイクは飲めないでしょ?
逆に太いストローでシェイク飲む感覚でお茶飲んだら思ったより勢いあって咽るでしょ?
イメージとしてはそんな感じですかね。
高回転高負荷を強いられるサーキット走行で結局硬いの入れればいいの?
純正でいいの?と迷ってる方がいるなら純正でいいと思います。
だってまず自分の限界も何もわからないのに無駄にそんなの入れても意味無いと自分は考えるから。
まず油温圧計でもつけて温度はどのくらい?圧はちゃんとかかってる?とか見たほうがよっぽどいいと私は考えます。
それがわかってくれば純正程度でいいか 粘度を変えたほうがいいかなどわかってくるともいます。
後絶対この2つは今後欲しくなるのでつけて損はないかと。
なんかあったときすぐわかっていいよ。
また、オイルも多数メーカーからラインナップがあり更に多数銘柄があります。
同じメーカー 同じ粘度なの値段が違う とか
同じ値段なのに粘度やグレードが違うとか…。
早い話 高いオイル≒良いオイルです。
まれに高いくせに対して性能も高くないメーカーもありますがあんまりいうと消されそうなのでここまで。
結局ベースオイルの違いであったり(合成 鉱物)
そのオイルに入っている添加剤の違いであったりで値段が変わってきます。
また、高粘度だから熱に強いわけじゃないよと言いましたが
これも一応粘度指数という規格?があってこの数値が大きければ大きいほど
低温でも高温でも粘度変化が少ない = 油膜が保たれて潤滑もされる良いオイル となります。
トヨタのオイルなんかは289とかなんとか書いててこの値段でこの性能ならこれしか勝たん!みたいな感じです。
別にトヨタ信者ではないけどあのトヨタが言ってるしそうでしょ って思って。
じゃなきゃ0w-20にサーキット 0w-30 5w-30にツーリングなんてかかないでしょ?w
そうは言ってもそんな高価なオイルは流石に買えない!でも高速多用するしサーキットも走りたい!
って人には
ENEOS X
日産 エンデュランス
あたりが安くてイケてるオイル だと思います。
W産業さんの一部製品はなんとかXと中身同じみたいですよ!
もう少し予算があれば
スノコもおすすめです。
こんだけ長々書いといてアレですが…。
正直自分の車と身の丈にあったオイルを定期的に入れ替えとけばいいと思ってます。
一番良くないのはオイル交換をしない でしょうからね。
もしオイル交換するけどどれにしようか悩むなら店員さんに聞いたりサービスマニュアル読んでみたりで事足りると思います。
更にせっかく交換するなら でいろんなオイル試してみるのもいいかもしれません。
Aさんがだめって言ってたからこのオイルはだめ!
Bさんはこのオイルを勧めてたからこれがいい!
でもいいと思いますが食の好みとかあるし まぁ、そういうもんよ?
じゃあなんでお前こんなこと気になって調べてんの?
って思う方いるかも知れませんが大井さんの
この動画や
この動画で興味を持ち色々調べていって今に至りました。
間違いだらけのクルマ選び ならぬ間違いだらけのオイル選び?笑(嘘ですごめんなさい)。
(果たして最後まで読んだ人は何人いたのだろう。絶対何人か最後まで記事飛ばしてここ見てるよねw)