24bitでの1kHz-90dB正弦波をPONS（NS＋ディザ）で16bitにした波形の歪み [1枚]

標本化周波数４４.１kHz量子化bit数２４ｂｉｔの１kHz正弦波をPONS（サイコアコースティカリー オプティマイズド ノイズシェーピング/英国ロンドンデッカのノイズシェーピング＋ディザを用いた量子化語長丸め技術よって16bitで-90dBにした場合の波形と歪みの状況

ノイズシェーピング＋ディザによって人間の聴覚感度の敏感な周波数帯域の量子化雑音ノイズフロアに傾斜を付けて聴感的S/Nを稼いでいる。

ソニーのオリジナルＳＢＭではディザは重畳していないノイズシェーピングであるが、英国ロンドンデッカの量子化雑音ノイズフロアに傾斜を付ける場合にはディザを重畳している点が大きく異なる。

ノイズフロアに傾斜が付いているので聴感感度の高い周波数帯域では16bit以上のS/Nを得ている。

但し、HDCDを提唱するパシフィックマイクロソニックス社のマイケルプラウマーの様に、「聴感感度が鋭い帯域のノイズフロアは自然な音質を得るために平坦であるべき」と言う意見もある。

なお、1kHz正弦波にも関わらずノイズシェーピングによって激しい振幅の波形となっているが、聴感感度の鈍い周波数帯域では16bit以下のS/Nとなっている。
聴感感度の高い周波数帯域のノイズフロアは下がっているのはノイズシェーピングによるハイビットの効果

音波のスペクトルを見ると歪みの少ない1kHzの音が再生されているのは語長を丸める際にディザを重畳させた事による効果