ブリリアントマフラーを装着して触媒レスにしたら赤色警告灯が点灯した方へ

プロでは無い単なる一般人のフェラーリ458オーナーで12年間走り続けた結果、３５万km世界最過走行となってしまったヲタクの私が解説させて頂きます。

排気ガスの抜けが良くカッコいい音がするブリリアントマフラー装着だけならば黄色のエラーが表示されるだけです。
BOSCH製Ｏ２センサーの残存酸素濃度検出可能な排ガス流量を超えるために黄色のエンジンチェック印が点灯する訳です。

触媒レスにするとエンジンの燃料噴射機構ＥＣＵはフェイルセーフモードになって、エンジンを破損防止する為に空燃費が超リッチになります。

触媒レスの場合、Ｏ２センサーに入力される排ガス流量が爆増するためコモンレールガソリン直噴システムが破綻します。
この時の燃料噴射機構ではエンジンが破損しないように物凄く濃い空燃費になるのでガソリン臭くなります。

触媒レスではなくて社外マフラーの装着だけならば黄色の警告灯が点灯します。
触媒を付けて社外マフラーを装着した時は、フェラーリ458のF136FBエンジンに装着されているBOSCH製のＯ２センサーは、測定可能な排ガス流量以上の排ガスが流入するので動作しません。

運転席のディスプレイ上に鬱陶しい黄色の警告灯が点灯しますけれどもこれを非表示にする為のアダプターがあります。

表示は消えますがＯ２センサーは死んだままなのでBOSCHのGDI機構は破綻したままです。

排気流量の大きい社外マフラーを元々装着されていた純正マフラーにすればBOSCHのGDI機構は正常に働きます。

なお、公道走行を前提で触媒レスにすると改造を請け負った業者は道路車両運送法違反で逮捕されます。
裁判の結果懲役６ヶ月以下罰金30万円以下の罰則がつきます。

また触媒レスによって規制値以上の排ガスを排出したり、規制値以上の爆音を奏でているフェラーリ４５８が公道を走っている時に検挙されると上記の紙が貼られます。

この紙が貼られたらば１５日以内に違法改造部を直してから陸運事務所で検査を受け合格しなければなりません。
無視すると道路車両運送法違反で運転者オーナーは50万円以下の罰金の他、当該車両の運転が禁止されて次回の車検は受けられないと言う罰則が課されます。