2014年11月15日
する、しない、
買う、買わない、
今、後で、
人生って、日々選択と決断を迫られます。
フェラーリにしようか、ランボルギーニにしようか、
とミニカー選びに悩むのは、それ自体が楽しみなのですが(爆)
道楽以外の決断は、合理的にスパっと下さねばなりません。
特に仕事では、決断力が重要ですね~
インフルエンザの予防接種をネタに、
受ける、受けない、を考えてみましょう。
まずはググってみると、接種の効果に否定的な記事がありました。
だまされるな!インフルエンザワクチン
陰謀論はスルーして、定量的なデータを探します。
「効果は4%」ふむふむ。
次に、その反対意見を探します。
前橋レポートの中身(接種の有無による罹患率の差)
「非接種群は・・・12~15ポイントも罹患率が高くなっている」
ふむふむ。
こういうネタをジャッジするコツは、
「二次ネタは無視して、元ネタを自分なりに理解する」
元の統計データが載ってます。母数は7万人なので、そこそこ有意でしょう。
妊婦さんにうつしたらどうするんだ、とか、
集団感染だから確率を単純計算できないとか、
予防接種しとくと感染しても症状が軽くてすむとか、
とりあえず無視して、
5つの市での二年のデータを全部足し算して、
インフルエンザ罹患率は、
非接種:36.9%
1回接種:38.0%
2回接種:31.2%
なーるほど。
一回接種してもムダで、
二回接種すればインフルエンザにかかる確率が、
36.9%から5.7%だけ下がるんだ~
では、受けるべきか、受けざるべきか、
役立つのは、遠い昔に習った確率計算ですね~
二回接種の費用+通院の手間を8000円として、
8000円/5.7% = 14万円
インフルエンザにかかった際の損失が、
14万円を超えるなら、接種した方が得、
14万円未満なら、接種しない方が得。
言い換えると、
アナタがインフルエンザにかかりました。
「14万円払ったら一瞬で直してあげます、いかがですか?」
と魔法使いに言われて、
「安いもんだぜ」ってヒトは受けた方が得だけど、
「そんな金払うくらいなら布団に寝てるわい」
ってヒトは、受けないほうが得なのです。
なんて事をズバっと言うと、
公衆衛生の観点から好ましくないので、
皆さん予防注射受けましょうね~(爆)
Posted at 2014/11/15 13:19:21 | |
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