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2026年06月21日 イイね!

【真面目なクルマの話】最近、クルマが遠くなった気がする

最近、次に乗るクルマについてあれこれ考えている中で、クルマが少し遠い存在になったような気がしています。

例えば、メーカーとユーザーの距離感が以前よりも遠くなっているのではないか、ということです。

もちろん、これはメーカーだけの問題ではありません。むしろ日本の経済や社会の変化そのものが背景にあるような気がしています。

私たちの世代は、バブル崩壊後の長い停滞期を経験してきました。その後もリーマンショック、東日本大震災、コロナ禍と大きな出来事が続きました。さらに近年は、半導体不足や物流の混乱、エネルギー価格の高騰、国際情勢の緊張など、経済安全保障上の課題も増えています。

企業も社会も、その都度対応を迫られてきました。一方で、多くの人が実感しているように、給与の伸びは決して十分とは言えません。

私はレビ/トレで言えばAE92~101世代です。当時は初任給の12か月分前後で買える価格でした。決して安い買い物ではありませんでしたが、「頑張れば手が届く」という感覚がありました。ローンだって無理なく組めましたし、クルマは若者にとって現実的な目標のひとつだったように思います。

もちろん、現在のクルマは昔より遥かに高性能です。安全装備は充実し、運転支援機能も進化しました。環境規制への対応や電動化への投資も必要になり、メーカーが負担する開発コストは昔とは比較にならないほど大きくなっています。価格が上がるのも当然でしょう。

しかし、その価格上昇に私たちの所得が追いついていないのもまた事実です。昔なら「頑張れば買える」と思えたクルマが、今では「本当にそこまで出す価値があるだろうか」と慎重に考えるレベルになっています。

残価設定ローンによって月々の支払いは抑えられるようになりました。しかし、それは購入方法が変わっただけで、本質的にクルマが安くなったわけではありません。

また、私が最近感じる違和感は価格だけではありません。むしろ気になっているのは、クルマの買い方そのものです。

以前なら、気になる新型車が発表されればディーラーへ行き、実車を見て、営業担当者と話をして、見積もりをもらい、「さてどうしようか」と悩む時間がありました。テスラのようなネット完結型の販売手法も登場していますが、少なくとも私にとってはまだ少数派です。

その時間も含めて「クルマ趣味」だったと思うのです。

ところが最近は、発売前から長納期の噂が流れ、発売直後には受注停止という話も珍しくありません。

興味を持っても、
「納期は数年先です」
「現在は受注停止中です」
という状況では、購入を検討するスタートラインに立つことすら難しくなります。

メーカー側にも事情があるでしょう。コロナ禍で顕在化した半導体不足や部品供給問題は、自動車産業に大きな影響を与えました。また、サプライチェーンの見直しや地政学リスクへの対応など、これまで以上に不確実性の高い経営を迫られています。

そのような中、メーカーはこの数年で「大量生産して大量販売する」よりも、「供給を調整しながら利益を確保する」方が安定した経営につながることを学んだようにも見えます。

企業経営としては合理的な判断でしょう。しかしユーザーとしては少し寂しさがあります。欲しいと思った時に買えない。見に行こうと思った時には受注停止。そんな状況が当たり前になると、メーカーとユーザーの間に以前より大きな距離が生まれているように感じるのです。

そして、その影響は中古車市場にも及んでいるように思います。

本来であれば、新車が高くなったり買いにくくなったりすれば、中古車市場が受け皿になるはずです。実際、多くのクルマ好きが中古車にも目を向けています。

ところが、その中古車市場も以前とは様子が違います。

新車の長納期化や価格上昇、JDMブーム、円安による輸出需要の高まりなどによって中古車需要は高まっています。一方で、クルマを長く乗る人が増えたことで市場に流通する良質な中古車は増えにくくなっています。

需要は増える。
供給は増えない。

結果として中古車価格も上昇する。

数年前なら「新車との差額を考えるとお買い得」と感じられたクルマが、今では「それなら新車との差額が小さすぎるのでは」と思うような価格で並んでいることも珍しくありません。

※近年のJDM人気も大きな要因です。日本人から見れば驚くような価格で90年代の国産スポーツカーが海外へ流出していますが、所得水準や為替を考えると、海外の購入者には日本人ほど高く感じられていないという話も耳にします。

昔のクルマ好きにとって、中古車市場はある意味で宝探しの場所だったのではないでしょうか。

新車では手が届かなかったクルマが現実的な価格で手に入り、思わぬ掘り出し物に出会える世界でもあったはずです。しかし今は、その宝探しの難易度もずいぶん上がっているように感じます。

新車が遠くなり、中古車へ目を向ける。ところがその中古車も高くなる。

そんな状況の中で、ユーザーは以前よりも限られた選択肢の中からクルマを選ばなければならなくなっています。

クルマそのものは確実に進化しています。安全性も快適性も性能も、昔とは比べものになりません。しかし一方で、「次は何に乗ろうか」と考え、「実際に見に行き」、「悩んだ末に購入する」という、クルマ好きにとって当たり前だった楽しみ方は今はもう難しくなっているようにも感じます。

私が感じている違和感は、単に最近のクルマが高いという話ではありません。

メーカーの販売戦略、社会情勢、経済環境、そして中古車市場の変化。

それらが複雑に絡み合った結果として、メーカーとユーザーの距離感が以前とは違うものになってきているのではないかと思うのです。

もしかすると、いや、もしかしなくても、今の自動車市場は大きな転換期の真っ只中にあるのかもしれません。

そして、「クルマ趣味」というものも変わりつつあり、これまで当たり前だった楽しみ方ができなくなる場面も増えていくのでしょう。

結果として、「クルマはもういいや」と考える人が増え、「クルマ好き」そのものが少数派になっていくのかもしれません。

ただ、こうして市場の変化についてあれこれ考えている時点で、私はまだクルマ趣味を楽しんでいるのだろうと思います。

欲しいクルマを探し、相場を眺め、時にはディーラーへ足を運び、「次は何に乗ろうか」と考える。

そういう楽しみ方は昔とは変わっていくのかもしれません。いや、すでに変わり始めています。ライトな層が減ることは避けられないのかもしれません。

しかし、割とコア寄りだったクルマ好きまでが、
「どうせ買えないしな」
「どうせ受注停止だろう」
という諦めを当たり前のものとして受け入れ、
「もう何を見ても欲しくない」
と思ってしまうような世界にはなってほしくないと思っています。

今はまだクルマ市場に期待しているからこそ、不満も文句も出てきます。もしその不満すら出なくなったとしたら、その時こそ私の中のクルマ好きの思いは消えてしまうのでしょう。

もっとも、こうして長々とこんなブログを書いている時点で、まだ私はクルマ市場に期待しているのでしょうけど(笑)。

少なくとも今は、もう少しだけこの変化の先を見てみたいと思っています。

皆さんは最近のクルマ選びや市場との距離感について、どのように感じていますか?
Posted at 2026/06/21 12:18:16 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2026年05月12日 イイね!

【非クルマ】「大絶滅展」見てきました

【非クルマ】「大絶滅展」見てきました今日は有休をとって、名古屋市科学館で開催されている「大絶滅展」を見てきました。

自分の実体験として「ん10年間」という感覚はだいぶ理解できるようになってきましたし、仕事やプライベートで世代交代によって人の経験を引き継ぐことを体験する中で、「100年間」という時間も、なんとなくですが想像できるようになってきました。

では、1000年前という感覚はどうでしょう。

西暦1026年頃の日本は、平安時代中期、藤原氏全盛期。中央では宮廷文化が花開き、一方で地方では農民の苦しい生活や飢饉、疫病もあったらしい。調べればそういう時代背景は分かるのですが、感覚としてはもう「昔過ぎて」よく分からない。

さらに1000年遡ると、日本は弥生時代。稲作は行われていたものの統一国家は存在せず、あの卑弥呼すらまだ登場していない時代です。

さらにもう1000年遡ると、晩期とはいえ縄文時代。もはや「どのくらい昔なのか」を感覚的に理解するのは無理があります。

3000年間といえば、「縄文土器の時代から現代まで」の長さ。その文明・文化の変化は、もはや別の生物の社会と言っていいくらい激変しています。

3000年前でこんな感覚なのですが、

1万年前まで遡ると氷河期。まだ農業すら無い世界。
10万年前ではネアンデルタール人の時代。
100万年前では、原人が火を使い始めたかどうかというレベル。
5000万年前では、霊長類が樹上生活している時代。
6600万年前まで遡ると、恐竜絶滅の時期です。

ずいぶん前置きが長くなってしまいました。

「大絶滅展」は、オルドビス紀末、デボン紀後期、ペルム紀末、三畳紀末、白亜紀末――いわゆる「Big5」と呼ばれる大量絶滅をテーマにした展示でした。

時代順に並べると、だいたいこんなイメージです。(うまく伝わるかな?)

        カンブリア紀
ーーーーーーーーーーーーー
5億年前  オルドビス紀
  == O-S境界 1回目の絶滅 ==
        シルル紀
ーーーーーーーーーーーーー
4億年前  デボン紀
  == F-F境界 2回目の絶滅 ==
        石炭紀
ーーーーーーーーーーーーー
3億年前  ペルム紀
  == P-T境界 3回目の絶滅 ==
        三畳紀
  == T-J境界 4回目の絶滅 ==
ーーーーーーーーーーーーー
2億年前  ジュラ紀
        
ーーーーー 白亜紀 ーー
1億年前
  == K-Pg境界 5回目の絶滅 ==
ーーーーーーーーーーーーー

それぞれの「紀」は、大雑把に言えばだいたい5000万年間くらいあります。

「5000万年」という区切りがどんな感覚なのかと思って前置きの話を書いたのですが、人類の進化速度や文明の変化があまりにも激しく、1000年間ですら実感するのが難しい。そう考えると、各「紀」という単位は、本当に途方もない時間なんだろうと思います。

白亜紀のあとは、古第三紀、新第三紀、第四紀と続き、展示の最後では問題提起のような形で「人新世」に触れていました。

これまで数千万年単位で地層や生態系が変化してきた地球に対して、人類はほんの200年にも満たないような期間で急激な環境変化を起こしている。1950年前後を境に、核実験由来の放射性物質やマイクロプラスチックなど、人類活動の痕跡が地層に明確に刻まれ始めているそうです。

これが第6の大量絶滅になるのかは分かりませんが、少なくとも環境変化の速度としては異常なほど急激だ、ということを展示は示していました。

地球全体から見れば、数千万年単位の長い区切りの中に、氷河期の間氷期というほんの短い瞬間があり、その中で人類が登場し、さらにその中の数百年間だけ文明を築き、あっという間に絶滅してしまう――そんな可能性すらあるのかもしれません。

もし核戦争のような形で滅びれば、人類由来の物質を長期間地層へ刻むことになるでしょうし、逆に環境変化の連鎖で滅びたなら、人新世のあとには、再び「文明を持たない生態系」が数千万年続くのかもしれない。

人類の絶滅をどう避けるか、というよりも、そうした地球環境の変化そのものが、地球史の中ではある種必然なのではないか――そんな、少し客観視するような気持ちになりました。

気がつけば3時間近く見ていました。

学芸員さんたちの素晴らしい仕事による、とても面白い(interestingな)展示でした。
Posted at 2026/05/12 22:51:20 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2026年05月09日 イイね!

クルマデザインを「様式史」として眺める試み(1980〜2000年編)

クルマデザインを「様式史」として眺める試み(1980〜2000年編)まずは、自分がリアルタイムで見てきた時代から振り返ってみようと思います。
日本が技術的にもモード的にも世界の最先端にいて、いま「JDM」としても再評価されている「あの時代」です。

この頃は、半導体技術進化、CADの進化、潤沢な開発投資、バブル景気による文化・風俗の変化が一気に押し寄せ、数年単位でデザイントレンドが大きく変わりました。結果として、さまざまなデザイン様式が試され、「4~5年ごとに空気が大きく変わる」ような時代だったと感じています。

まずは、日本のバブル期前後を含む、「カンブリア紀」とも言えるこの時代を、自分のリアルタイムな体験をベースに整理してみます。そのうえで、徐々に範囲を広げていき、最終的には1900年代から2020年代までをざっくり俯瞰できるような「クルマデザイン史」を目指してみようかな、というのが今回の企画の方針です。

とりあえずの最初の区切りとして、1980年〜1995年を大きく4つの様式に分けてみました。

① 1980〜1985年:「ファセット様式」の時代

エッジの強い直線基調で、バンパーやライト、ボディサイドのデザインがそれぞれ独立して完結しているような印象の時代です。建築様式になぞらえて、あえて名前を付けるなら「ファセット様式」と呼んでみます。

トヨタでは、初代ソアラ(Z10)やマークII(X70)に代表されるように、直線で端正にまとめられたセダン・クーペが登場しました。「ハイソカーブーム」によって、やや高価格帯のアッパーミドルクラスの白いセダンが「カッコいい」の中心にあった時代でもあります。(個人的には当時、アッパーミドルセダンがカッコいいとは感じていませんでしたが、そういう層がいた事は認識してました。)
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ソアラ(Z10)

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マークII(X70)

もちろん、70年代から続く2ドアクーペが「カッコいい」の王道ではあったものの、並行して4ドアハードトップというジャンルが「おしゃれ」として成立していたのもこの頃の特徴です。

この頃、バンパーが樹脂製(ウレタンバンパーとか呼んでました)になり始めた時期でした。当初はボディ同色の塗装ができなくて黒いバンパーしか無かったのですが、徐々にボディと同色に塗装できるようになっていきます。

この時代デザイン様式の代表的な車種としては、 日産ではスカイライン(R30)、ブルーバード(910)、レパード(F30)などです。
ホンダは、当時はトヨタや日産ほどデザインが洒脱にまとまっていたとは言い難かったですが、このあと一気にキャッチアップしていきます。

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スカイライン(R30)

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ブルーバード(910)

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レパード(F30)

② 1985〜1988年:「ラウンドファセット様式」の時代

基本はまだ直線基調ですが、エッジ部分に小さなRが付き、面取りされたような柔らかさが出始めた時代です。

大きな転機となったのは、トヨタ・セリカ(T160)が「流面形」として登場したことでした。前述の「ファセット様式」として一度完成を見たと思われたデザインが、さらに完成度を高めて熟成していった印象がありました。
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セリカ(T160)

その結果として、トヨタ・ソアラ(Z20)やマークII(X80)は、端正なクーペ/セダンデザインの一つの完成形に到達し、市場からも爆発的に支持されました。
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ソアラ(Z20)

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マークII(X80)

欧州では、アウディが低CD値を誇るハルトムート・ヴァルクスのデザインによるアウディ80を1986年に登場させていますが、欧州車全体としてはまだ日本ほど曲面化は進んでおらず、保守的な直線基調のままだったという印象があります(ただし、全体のまとまりという意味では、日本車と同等かそれ以上と感じるモデルも多かったです)。
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アウディ80

日産もスカイライン(R31)やレパード(F31)に代表されるように、トヨタと比べるとRの径が小さく、直線基調寄りでした。


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スカイライン(R31)

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レパード(F31)

この時代は、トヨタが一歩先を走っていた段階と言えると思います。ここは「ラウンドファセット様式」としてまとめてみました。

ホンダは、プレリュード(AB1)、インテグラ(AV)、アコード(CA1)などでこの「ラウンドファセット様式」の流れに一気に追従していきます。特に、82年頃のプレリュードのSN型からAB1型への変化ぶりを見ると、そのキャッチアップの勢いはかなり劇的だったと感じます。

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プレリュード(AB1

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プレリュード(SN)

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インテグラ(AV)

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アコード(CA1)


③ 1989〜1995年:有機体フォルムへのシフト

1989年、トヨタがセリカ(T180)で「流面形」をさらに進化させた、有機体フォルムとも呼ぶべき曲面デザインを提案し始めます。これをきっかけに、「ラウンドファセット」で使われていたRの径が一気に大きくなり、もはや“面取り”の域を超えて、直線部分が少なく曲面で全体をまとめるトレンドへと移行し始めます。

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セリカ(T180)

また、この頃、それまで「当たり前」のように使われていたボディサイドのモール、いわゆる「サイドモール」を無くす試みも、トヨタがターセル・コルサ・カローラⅡあたりから始めていました。サイドビューの“ノイズ”を消して、面そのものの張りや曲率で勝負する方向に舵を切ったとも言えます。

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トヨタ コルサ

同時期の日産は、スカイライン(R32)やシルビア(S13)でラウンドファセット的なキャッチアップには成功したように思いましたが、ブルーバード(U13)やレパードJフェリー(JY32)のような、セリカ並みに攻めた曲面デザインは攻めすぎ感があって市場に受け入れられず、やや空振り感もあった印象です。

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スカイライン(R32)

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シルビア(S13)

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ブルーバード(U13)

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レパードJフェリー(JY32)


④ 1996〜2000年:「フルーイド様式」の時代

この時期を象徴するのは、トヨタ・レビン/トレノ(AE101)やスープラ(A80)あたりだと感じています。「有機的」というのか、「流体的」というのか、滑らかな曲面で構成されたデザインが主流になっていきます。ここは「フルーイド様式」と呼んでみます。

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レビン(AE101)

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スープラ(A80)


この頃のトヨタは、ほぼこのフルーイド様式に全面的に振り切っていった印象があります。

一方で、日産はスムーズにフルーイド様式のトレンドに移行できず、シルビア(S14)のフロントデザインのマイナーチェンジを繰り返したり、ブルーバード(U14)を直線基調に戻したりと、やや迷走気味だったようにも見えます。

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シルビア(S14)

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ブルーバード(U14)

ホンダは、フルーイド様式に全面的に乗るというよりは、ラウンドファセット様式をさらに熟成させていく方向性が強かった印象です。アコード(CB1)は端正なまとまりを見せていました。CD3はかなり曲面が目立ちましたが、それでも前後に伸びる直線的な要素の印象が強く、フルーイド様式一歩手前だったかな、と思います。
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アコード(CB1)

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アコード(CD3)

・・・という感じで、まだまだ粗い整理ではありますが、
「1980〜2000年のクルマデザインを「様式」として切り分けてみる試み」を、少しずつ形にしていこうと思ってます。

もし「このクルマもこの時代の代表じゃない?」「ここはこういう見方もあるのでは?」といったコメントがあれば、ぜひ教えてください。
ゆっくり時間をかけて、素人目線・消費者目線のクルマデザイン史を、一緒に整理していけたら嬉しいです。
Posted at 2026/05/10 01:17:38 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2026年05月09日 イイね!

【非クルマ】イタリアンなハードタイププリン再び

【非クルマ】イタリアンなハードタイププリン再び思いの外、身内に好評で要望があったのでイタリアンなプリンをまた作っています。ぎりぎりフォークでも食べられる固さで、昭和の固いプリンとも違って、個人的な分類ではチーズケーキの一種かと思ってます。作ってから一日冷蔵庫で冷やしておくのが美味しくいただくコツです。
Posted at 2026/05/09 14:24:25 | コメント(0) | トラックバック(0)
2026年05月04日 イイね!

クルマデザインを建築様式っぽく眺めてみたい、という話

クルマデザインを建築様式っぽく眺めてみたい、という話唐突ですが、建築の世界にはロマネスク様式、ゴシック様式、ルネサンス様式、バロック様式…といった具合に、「デザインの歴史」が様式としてきれいに整理されていますよね。
私はこの辺の分野の専門家ではないのですが、そういう「様式の流れ」を眺めるのが昔からなんとなく好きでした。(絵画とか建築とか)

ふと最近、「そういえば、クルマのデザインって、こういうふうに体系的にまとめられた『様式史』ってあまり見かけないな」と思ったんです。

1900年から2020年代まで、クルマのデザインもかなり劇的に変わってきましたし、特に1980年代〜90年代の、いわゆるJDMと呼ばれる時代の日本車は、自分のリアルタイムな感覚でも「5年(いや、4年?)ごとに空気が変わっていた」と感じています。
バブル期の日本は、技術的にもデザイン的にも、まさに「カンブリア紀」と言っていいくらいの試行錯誤を含めた変化が起きていましたし。

そこで、完全に素人目線ではありますが、このあたりのクルマのデザインの変遷を、自分なりの言葉で整理してみようかなと思い始めました。

いきなり全期間をまとめるのは大変なので、まずは1980〜2000年代くらいまでを5年刻みくらいで振り返りながら、「その時代らしさ」を掴んでみるつもりです。
そのうえで、建築様式にならって「○○様式」といった名前を勝手に付けてみようかなと考えています。

世の中的に何かの役に立つ話ではないと思いますし、かなり内向きな自己満足の整理になると思いますが、ブログで少しずつ組み立てていこうかと考えています。

もし読んでくださる方がいて、「ここはこうじゃない?」「このクルマも入るのでは?」といったコメントをいただけたら、それも取り入れながら、ゆるく“素人目線のクルマデザイン史”を育てていけたらいいなと思っています。
(今まで通りのくだらない(笑)ブログの中に「クルマデザイン史の検討」を時折入れ込む感じです。)
Posted at 2026/05/04 11:32:40 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記

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