リヤ集中ケア
1
リヤセクション作業。
キャリパーとローターを交換し、内径も変化するので、ローター内部にあるハンドブレーキシューも交換となるらしい・・・
一緒に譲り受けた、ブレーキシューは、すでに加工が施されており、取り替えるだけ。・・・と思っていた。
2
サクッと分解して、ローターが大きくなる分、バックプレートの縁が干渉する為、久々のサンダー攻撃で、切り取る。
3
バックプレート加工も終わり、ハンドブレーキを組む。
ローターを被せ、ハンドブレーキの調整をして、キャリパー付ければ完了の予定だった・・・
シューの隙間を合わせたので、車内でハンドブレーキを引く・・・
あれ?
ものすごく上まで上がる・・・しかも利かない。
調整失敗したのかなと思い、シューを再確認するも、どちらかと言えばキツイぐらいになっている。
組み間違えたかな?とも思い、試行錯誤しても一向に改善しない・・・???
根本的構造を考えてみて、利く仕組みを考えてみた。
ハンドブレーキワイヤーで引っ張られると、エキスパンディングロックが開きシューを押し広げる。
んっ!? 元々付いていたエキスパンディングロックに随分ガタがある・・・
というか小さいような気がする・・・
4
遠いが部品保管している倉庫に向かい、ねずみ号用に、取り置きしておいた、E46リヤハブ周りを急遽分解。
エキスパンディングロックを取り出し、比較検討。
やっぱり・・・E46は大きい
即、発注でも今日は土曜日の夕方・・・
とりあえず作業場に戻る・・・
5
E46用エキスパンディングロックを組み込んだらガタは無くなり、動作させるとちゃんとシューが開く。
大きさが違いストロークが違う事は理解した。
しかしワイヤーの固定方法が違う為、そのままでは取り付け出来ない・・・さらに一考する。
一晩寝て、翌日。
若干厚さが違うものの、解体して組み換えることにした。
合体技を使う。
エキスパンディングロックのクリアランスがシビアで、チョット硬い、各部干渉する所は広げたり、削ったりしてスムーズな動きが出来るようになるまで調整。
6
ようやく組み込む事が出来、キャリパーを付けてエアー抜きして完了。
元々利きの甘いE36系、改造エキスパンディングロックのおかげでシューが確実に開くので、ハンドブレーキの利きも格段に良くなった。
車検用ホイールを付け、干渉など起きていないかを確認する。
7
すでに日が傾き始めた頃、テスト走行開始、問題なくガレージ内で緩みや締め忘れ・干渉している所など無いか、眺めるも、何か違和感がリヤホイール内からする。 ざわっ
引きずっている所も無く、軽く回り、よく利く。
でも何か違う・・・
心の中で、『もっとよく見て』と、リヤブレーキが叫んでいるような気がする。
疲れが溜まっているのか、睡眠不足だろうか・・・
フロントハブとの色の違いが違和感の原因、とこの時は思っていた。
3度目の分解をしてマスキングをして、耐熱ブラックを塗る。
8
組み付けを完了して、色が変わってよく見えるようになったおかげで、
この違和感の根本原因が判明した。
よく見るとパットがハブまで、1mmぐらいしかクリアランスが無い。
ローターからパッドが2mmほどズレ、内側に飛び出している・・・
純正部品を使用しているとはいえ、元々他車用の部品を寄せ集めたKIT。
マイナートラブルは内包されているもの。
さて困った。
使用には、それほど支障は無いのだけれど、精神衛生上よろしくない。
はたして、来週までに解決方法を模索し、作業完了してツーリングに参加する事は、出来るのか・・・
ここまで来てまさかの・・・ つづいてしまった。
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