先日、E46の始動にかかる時間が少し長いことへの対策として、燃料フィルター交換とチェックバルブ増設を行いました。その後、良い感じです。
ただ、先日新たな事象を発見しました。
水温計の針が真ん中を向くまで走行した後、炎天下で20分ほど青空駐車して用事を済ませた後に再始動すると、クランキングの回数がかなり多いのです。ちょっと焦るレベルです。
一晩置いた後に始動した場合(冷間)の始動性は極めて良好で、温間時だけの問題です。夜に同じことをしても再発しません。
ちょっと調べました。
「ヒートソーク」という事象があるそうです。インジェクターレールのそばにあってインマニに刺さっている吸気温センサーにエンジンの熱が伝わり、実際の吸気温度よりもずっと高めの温度が検出されてしまい、パフォーマンスに影響が出ると。
このヒートソークが起きると具体的にどうなるか、詳しいことは分かりませんが、一つ見つけた書き込みでは、「点火タイミングが遅角し、空燃比がリッチになることがある。」そうで。このヒートソークは始動性が悪い原因の一つとして考えてみてもよさそうです。ただ、アイドリング時に点火タイミングが遅角し、空燃比がリッチになるのは一般的なことに思えますが。
ヒートソークになると度を越してしまうということなのかも知れません。
ちょっと考えました。
手持ちのスキャナー(C110+)のデータストリームで読み取れる数値の一つに吸気温度があります。これを使い、後日検証してみます。

もし、一晩置いた後と、炎天下にしばらく放置した後とで、外気温がほぼ同じでも、データストリームで読み取れる吸気温に大きく違いがあれば、ヒートソークが原因の可能性が高くなります。写真では46度とありますが、外出から戻って数時間後の写真です。
仮にヒートソークが原因だったとして、対策はまだ考えていませんが、もしエンジンルームの熱が、輻射熱としてではなく、インマニ ⇒ Oリング ⇒ センサーという形で伝播しているなら、例えばOリングの材質を熱に強いVITONに変えてみることでセンサーへの熱を遮断できるかもしれません。実は、この問題とは別に、VITON製のOリングは二次エア対策としてたまたま手配済みだったりします。始動性の問題とは関係が無くても、いずれにしても予防交換するつもりでした。

ちなみに、吸気温センサーの「
リロケーションキット」なるものがTurnerから出ています。目的はまさにヒートソーク対策のようです。
ただ、これがM54エンジンに使えるかどうかは分かりません。
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E46 | 日記
Posted at
2024/07/16 04:39:40