2019年12月に新車で買ったVストロームの慣らしには大層拘りました。

これが実際の慣らしスケジュールです。それはもう偏執的なほどでした。
1,000kmまでは4,000rpm厳守で、そこからは少しずつ制限回転数を上げレブリミット手前の9,000rpmまで回しました。ピストンリングの当たりを低回転から高回転まで万遍なくつけるイメージでやっていました。
9,000rpmなんて、実際の走行では何があっても絶対に使いませんが。
ツーリングなどに出る前に3,200kmもの長期の慣らしを自らに課した変態は僕ぐらいでしょう。

後半になると、一般道ではどうやっても速度制限を上回るので、交通量が少ない深夜の圏央道や館山自動車道や関東自動車道を使って慣らしました。
慣らし後半では制限回転数のバンド(例 6,500〜7,000rpm)の中で回転数をゆっくり上下させることを繰り返していました。当然、速度も上下するので、周囲に迷惑にならないためにも深夜の高速を使う必要があった訳です。
よく「慣らしはエンジンよりむしろギアの当たりが重要だから高速走行で一気に慣らすのは意味ない。」という書き込みを目にしますが、まずはエンジンからという考えでした。というか、最初は渋かったシフトチェンジの感触はこの慣らしの中で随分良くなりました。あとは通常の走行で十分でしょう。

真冬の慣らしは寒く苦行のようでした。PAでは少しエンジンを冷やし、休憩が終わったらまた慣らしを再開して熱を入れる、の繰り返しでした。
ときには寒さでお腹を壊しICを下りてコンビニのトイレに駆け込んだこともありました(爆)。高速代も凄いことになりました。
でもそんな苦行もある意味楽しくもあり、やった甲斐もありました。回せば高回転までスムーズに回ってパワーも出る、当たりのエンジンに仕上がったと勝手に思ってます。慣らしというのもある意味自己満足ですから、気の済むまでやればいいんです。
Vストロームのエンジンは15,000〜20,000kmあたりで一段と軽くスムーズに回るようになるとの書き込みをたまに見ます。確かに17,000km辺りで一段とスムーズに変わった記憶があります。
Vストロームの90度Vツインエンジンはスズキが誇る名機です。偏執的な慣らしをする価値のあるエンジンだと思っています。
Posted at 2024/05/20 15:40:55 | |
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Vスト | 日記