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golgoyukippeのブログ一覧

2024年04月26日 イイね!

久しぶりのツーリング 久しぶりのキャンプ



E46ばかりにかまけていましたが、かなり久しぶりのツーリング、久しぶりのキャンプに出掛けます。

最低限バッテリーだけは上げないように、たまに充電していました。

ごめんよVスト。

Vストの乗り心地と調子は上々ですが、久しぶりなので、正直かなり怖いです。かなり安全運転で走っています。

キャンプサイトでバタバタしないように、初日は塩尻に前泊です。
Posted at 2024/04/26 21:05:35 | コメント(0) | トラックバック(0) | Vスト | 日記
2024年03月02日 イイね!

o2pilot modについて

o2pilot modのことをご存知ですか?

これは、M54エンジンのオイル消費が多いことへの対策として、CCVバルブの負圧ポートとインマニ裏側(リア側)の小さい負圧ポートをφ3.5mmのホースで繋ぐことでクランクケース内部の負圧を高めるモディファイ手法です。こうすることで、ピストンのオイルリングがシリンダー壁面のオイルをよく掻き落とせるようになってオイル消費量が減るそうです。

この写真は僕のE46のCCVです。負圧ポートには3.5mmのキャップ(※3.0mmかも)が被っています。水回りの交換時についでに交換してもらったときの写真です。

このポートの位置がミソで、サイクロン式オイルセパレーターとダイアフラムの間にあります。インマニの負圧がダイアフラム経由でのみ上流に伝わる標準の状態では、インマニの負圧が高まればダイアフラムは吸われて閉じようとします(※実際の開き度合いはクランクケース側の気圧とのバランスで決まります)が、このポートを活用すると、インマニの負圧がダイアフラムをバイパスしてオイルセパレーター側へ通じる経路ができるので、クランクケース側の負圧は高まることになります。

o2pilotというのは、そういうハンドルネームの人が始めたネタだからだそうです。mod は modificationの略です。

そもそもなぜCCVにわざわざこのポートが設けられているんでしょうね。o2pilot modが想定されていたとしか思えません。単に負圧を取り出すためならインマニ裏側の空き3.5mmポートが2つもありますしね。それに、そもそもCCVのポートから取れる負圧はインマニの負圧より低いはずです(ダイアフラムにより負圧が緩和されているため)。

【追記】調べたところ、M52TUエンジン(323iと328i)ではCCVのポートは3.5mmのゴムホースで燃圧レギュレーターに繋がっていました。
M54エンジンでは燃圧レギュレーターは燃料フィルターの中にあって、燃圧は固定。CCVの負圧の代わりにインテークブーツのFコネクタから大気圧をモニターするためのホースがフィルターに繋がっていたと思います。



M54エンジンのオイル消費が多いことへの対策にはもう一つあって、オイルリングが適切な形になっているM52TUエンジンのオイルリングに交換するという方法もあるようです。

ただ、オイルリングについては諸説あるようです。
「そもそもオイルリングの形が適切ではないのは330iのM54B30のみのはずで、325iのM54B25のリングは最初からM52TUと同じのはずだ。」とか、
「いやいや、M54B25でもM54B30でも2003年式までは問題のあるオイルリングが使われていて、2004年式からはこっそり改良されている。一度もリングを交換していない2004年式エンジンのオイルリングを開けて見たので間違いない。」とか。正解は分かりません。「問題のある」M54のオイルリングというのは、張力が弱いということらしいです。

いずれにしても僕の325iは2004年式なので、オイルリングに関しては問題なさそうです。

o2pilot modの代わりにクランクケース負圧を高める方法はもう一つあり得ます。それはCCVのダイアフラムのスプリングをレートの強いものに交換することです。そうすればダイアフラムの開度が高まり、インマニ負圧にクランクケース負圧が連動する度合いが高まるはずです。ただ、これの事例は見たことがありません。

昔乗っていたBMWのK100というバイクでは消費量が凄かったです。1,000kmで1Lとか😱 だからツーリングでは予備オイルを積むこともありました。強いエンブレ時にはオイルが燃える匂いが付き物でした。まあバイクですから、オイルセパレーターなんてありませんでしたし。


さて、僕のE46にはオイル消費量の問題はありませんが、o2pilot mod自体には興味があるので、内径3.5mmのシリコンチューブをeBayで買いました。

o2pilot modの考えられるメリットは、クランクケースの負圧を高められるので、ピストンの動きに対する空気抵抗が減ってアクセルへのレスポンスが良くなりそうです。ポンピングロスの低減に似た感じになるので、燃費も向上しそうです。回すのが楽しいので却って燃費が悪化するというのはありそうですが😱、回すこと自体はエンジンには本来いい事ですからね。

また、冒頭で書いた通り、ピストンのオイルリングがオイルをよりよく掻き落とすようになる(と言われている)ので、オイル消費が減ります。個人的には、この「よく掻き落とすようになる」という話はよく分かりません。負圧と掻き落としには本当に関係があるのかな、という感じです。ただ、張力が弱いオイルリングによる問題が、強い負圧により本当に解消されるのなら、「問題のない」オイルリングが既に使われているエンジンでは、o2pilot modによりオイルリングの張力が高まりすぎてシリンダーとの間で摩擦を生むような逆効果もあり得ない話ではないと思います。

メリットの話に戻ると、オイルセパレーターに向かうブローバイガスの流速が負圧によって高まるので、サイクロン式セパレーターでのオイル分離もよりよく機能する気がします。サイクロンの中での遠心分離の効きが強まるイメージです。結果として、改良型のオイルリングであってもオイル消費はさらに減りそうです。o2pilot modによりオイル消費が減ったと報告されているのはこのオイル分離の効きの向上のお蔭もあるでしょう。掻き落としよりもこちらの効果の方が大きいのではないかという気が個人的にはします。
ダイアフラムのマヨネーズ詰まりも減り、ブローバイガスによるオイルの劣化も抑えられそうです。スパークプラグや触媒やラムダセンサーなどの寿命も伸びるかも知れません。ピストンやバルブの傘に付着するカーボンも減るかも知れません。

バルブステムシールの劣化によりオイル下がりが起きている場合はまた話が別ではありますが、オイル下がりというのは吸気時に燃焼室の負圧がカムシャフト側の負圧より高いためにオイルがバルブステムとバルブステムシールの間の隙間を伝って燃焼室へ吸われる現象ですから、カムシャフト側の負圧(=クランクケースの負圧)が高くなれば燃焼室との気圧差も多少は緩和されてオイル下がりも収まってしまったり、、、すればラッキーですね😅

クランクケース負圧を高める手段としては、Orange Wolfなどから社外品のワンウェイバルブが出ていますが、それらに比べると、オイルセパレーターの後(インマニ側)にチューブを増設するので、マヨネーズ詰まりのリスクが小さいはずです。ワンウェイバルブ/レデューサーのマヨネーズ詰まりってよく見るんですよね。詰まらせてしまうよりは何も付けない方がマシです。

o2pilot modのデメリットとしては、クランクケース内の負圧が高まるので、オイルポンプがオイルを吸い上げる負圧が相対的に小さくなってオイルの圧送が不足する問題が出るかも知れません。ただ、程度としては問題になるほどではない気もします。

あとは、エンジンブレーキの効きが弱くなるので、車間距離をより多めに取る必要があったり、市街地や長い下り坂では乗りづらくなるかも知れません。これは実際ありそうです。

また、エンジンオイルパンやヘッドカバーのガスケットが内側に吸い込まれてしまう可能性が高まるかも知れません。ヘッドカバーが劣化で歪んでいたりしていなければ問題ないと思いますが。ただ、ガスケットからのオイル滲みなどがある場合は、そこから埃などをエンジンに吸い込んでしまう可能性があるので、o2pilot modは止めておいた方がいいでしょう。ただ、ガスケットの全ての部分を目視できる訳ではないので、「まだ滲みも無いし大丈夫だろう。」と思っていても実際は違ったということもあり得ますね。

なお、もしo2pilot modを実行するなら、オイルレベルゲージチューブを念のため寒冷地仕様に交換した方が安心かも知れません(※寒冷地仕様のチューブについては2023/5/14の整備手帳で取り上げました)。なぜかと言えば、o2pilot modにより、オイルパンからオイルセパレーターへ向けてオイルを吸い上げる負圧も高まるので、チューブが「太いストロー」の方がオイル吸い上げのリスクが減るからです。

僕は興味があるので、そのうちやってみようと思っています。気が変わらなければ。。

蛇足ですが、一つ疑問です。o2pilot modによってクランクケース内の負圧が高まると、ピストン下降時(吸気や燃焼のとき)にオイルリングはピストンの溝の上側と下側のどちらに接するのかという疑問がちょっとあります。ピストン下降のスピードが充分に速ければオイルリングは溝の上側に押し付けられているでしょうが、負圧が高ければオイルリングは下側に引っ張られそうな気もします。どちらが勝つのでしょうか。多分、空気は急には動けないので、ピストン下降時のピストンの裏側は実際には正圧で、オイルリングは上側に押し付けられているんでしょう。

まあ、結果としてオイル消費が減るというのなら、気にする必要は無いのかも知れません。
Posted at 2024/03/02 01:16:39 | コメント(1) | トラックバック(0) | E46
2024年02月17日 イイね!

期待の後の徒労感

(前々回のブログの続きです)

入手したE46のフロントスプリングが今付いているものと全く同じだと分かった徒労感と絶望感。。

線径は実は誤記で、カラーコードが今のと同じだったとは。。しかも間違いなく325iセダンから取ったのものだと言う。。

結構な八方塞がり。試行錯誤にも限度があるかもなぁ。。

【追記】結局、Eibach Pro-kitスプリングに交換しました(2024/4/15の整備手帳参照)
Posted at 2024/02/17 17:41:31 | コメント(0) | トラックバック(0) | E46 | クルマ
2024年02月16日 イイね!

VANOSオーバーホールの予習と疑問いろいろ

E46のDouble VANOSのオーバーホールを考え始めました。

下の絵は、VANOSのピストン周りの構造についていろいろ調べた上での僕の理解を絵にしたものです。まだ間違いがあるかも知れません。もし間違いにお気付きの際はご指摘下さい。
右のスプラインシャフトをピストン本体に対して太くしすぎましたね。


■ Double VANOSの動き

絵ではちょっと表わせていませんが、スプラインシャフトの細い部分がピストン中心のベアリングレースに接する形でボルト固定されます。なのでベアリングレースはスプラインシャフトと共に常に回転しています。前から見て時計回りです。このボルトは逆ネジなので、緩むことはありません。


これも絵では表せていませんが、スプラインシャフト(11番)は筒状になっていて、筒の外側の歯がカムシャフトスプロケット中心の歯と噛み合い、筒の内側の歯はカムシャフトの先端に覆い被さってカムシャフトの歯と噛み合います。つまりスプロケットはスプラインシャフトを介してのみカムシャフトを回転させます。これがVANOSのポイントです。

油圧はピストンの前後のどちらからもかかります。油圧のかかる経路の切り替えなどは給排気側それぞれのソレノイドが(DMEからの司令で)行います。

ピストンの前方(絵では左側)から油圧がかかると、スプラインシャフトが後方へ移動しスプロケットの穴に潜り込む量が増えます。スプラインシャフトは潜り込むと同時に、斜めの歯の働きにより(前から見て)時計回りにねじられます。するとカムシャフトも一緒に時計回りにねじられます。すなわち進角が起きます。

逆にピストンの後方から油圧がかかると、スプラインシャフトも前方に移動すると同時に逆時計周りにねじられ、カムシャフトには遅角が起きます。

ソレノイドが油圧経路を高速で交互に切り替えることにより、ピストンを途中の一定の位置で止めることができるのだそうです。全体的にすごくよく考えられています。驚きです。この制御のためにカムシャフトポジションセンサーからの信号を使うんでしょう。

さて、オーバーホールでどこをどうしたいかについてです。

■ ピストン外周のOリングについて

(画像はBeisan Systemsより拝借)
いろいろ調べると、Double VANOSユニットのピストンに使われているOリング(※断面は円形ではなく四角形)は、少なくともM54やM52TUといったエンジンではただのゴム製です。正確には、ただのゴムなのは、二重になっているOリングの内側だけで、外側は元々テフロン製のようです。
ゴムのOリングはそのうち熱などで劣化して痩せ細り遊びが大きくなるので、ピストンにかかる油圧を受け止められなくなり、バルブタイミング調整がうまく動作しなくなるそうです。またVANOSハウジングの中でピストンが暴れてカラカラという異音を発生するようになるそうです。いろいろな動画で見ると、リペア前のピストンはハウジングの中で驚くほど緩々で、キャップを外すと斜めに向き放題になっているものが多いです。これでは油圧も逃げまくりだろうという感じです。

このOリングの対策品をBMWは出していないどころか、そもそもVANOSの内部パーツを単品では出していません。が、熱に強いVITON製のピストンOリングを出している業者があります。

M54のVANOSリペアを実演している海外のYouTube動画をいろいろ調べると、カラカラ音はこのOリングの交換でまず直るそうです。実際、いろいろ動画を観た限りでは、Oリングの交換を経たピストンはハウジングの中できっちりと前後方向にのみ動くようになります。

せっかくやるなら、少なくともこのOリングだけは対策品にしないと意味がない、というか勿体ないでしょう。Oリングはピストン1つあたり大小2つずつあります。

外側のテフロン製のOリングは、伸びないので装着時になかなか大変なようです。予めお湯に浸して少しでも伸ばしてから嵌めると、多少は楽にいくようです。

■ プラグのOリングについて


(画像はECS TuningとYouTube動画より拝借)
あと、Oリングということで言えば、ピストンキャップ(M24ボルト付きで、中心に穴があいている)の穴に嵌めるプラスチック製の小さいプラグに付くOリングも、同じく社外品でVITON製の対策品が出ています。このプラグはピストンキャップに対して回転はしないので摩耗はしませんが、油圧は受けるので、せっかくやるならここもVITONに交換したいところです。



(画像はBeisan Systemsより拝借)
こうやってピストン外周のOリングとセットで売られていることが多いです。また、この写真のケースでは含まれていませんが、VANOSユニットへのオイルホースのバンジョーボルトのところのガスケットもセットで売られていることが多いです。

ちなみに、このプラグのOリングのところから仮にオイルがピストンキャップの中に入ったところで、反対側のスプラインシャフトが出口を塞いでいるので影響は無いような気もしないでもないですが、実際は隙間があるんでしょうかね。

ここまで書いたOリングの交換だけでも、予防整備としてかなり価値がある気になっています。エンジンの全体的な調子や下のトルク、それと燃費がかなり向上したと書いているレビューが多いです。ブローバイガスも減るのかも知れません。


■ ピストン内部のリング(筒)とニードルベアリングについて

扱いに困るのがこれです。せっかくのオーバーホールのついでに手を出すべきかどうかが悩ましいということです。


(画像はBeisan Systemsより拝借)
ピストンの内部にあるニードルベアリングのペアを収めているリング(筒)の前後方向の厚みを純正よりも狭めたものを出している業者があります。通常はAnti-Rattle Kitという名で売られています。

このリング(筒)に関しては、海外の掲示板では、Beisan SystemsというVANOS専門業者(←恐らく)の製品の評価がとても高いようです。精度の点でここ一択という感じの評価です。ただ、ここは他よりお高いです。ここが元祖なのかも知れません。

(画像はBeisan Systemsより拝借)
Beisanはリング(筒)だけでなくニードルベアリングも売っています。せっかくなら寸法をきっちり合わせたベアリングレース(=2つのベアリングの間にある、絵では赤いパーツ)もセットで売ってくれれば面倒がないのに、と思いますが(笑)。ベアリングレースまでセットで売っている業者は見つけられませんでした。

傾向として純正のリング(筒)では遊びが大きいのかどうかまでは分かりませんが、「対策品」が出ているということは、恐らく純正では多少の遊びはあるんでしょう。

■ 遊びとカラカラ音の関係について

Beisanの説明によれば、ピストン内部の前後方向の遊びがカラカラ音の根本原因なのだそうです。
曰く、カムシャフトがバルブを押し下げる際にはバルブスプリングの抵抗を受けて遅角気味になり、反対にバルブスプリングが伸びる局面では進角気味になるという動きがそのままスプラインシャフトの前後方向の動きに変換され、一定の回転域では共振となってピストンの中でカラカラ音を発生させる、のだそうです。このせいで、ハイカムを入れている車両はカラカラ音が出やすいのだとも。また、スプロケット、スプロケットシャフト、カムシャフトを新品交換すれば、スプラインの噛み合いのクリアランスの減少に伴ってカラカラ音は一時的には直るものの、ピストン内部の前後方向の遊びを放置していれば、またいずれカラカラ音は再発するのだそうです。

(画像はYouTube動画より拝借)
ピストン内部に遊びがあるか否かの確認は、VANOSハウジングからピストンを取り出した後に、まずピストンをスプラインシャフトとともにT30ボルトでカムシャフトに軽く固定した上で、前後に揺すってみれば分かるそうです。なるほど、という感じです。もしこの時点で遊びが無く、かつベアリングの回転もスムーズなら、わざわざピストン内部に手を出す必要は全くないでしょう。なお、横方向の遊びはBeisanによれば必要なものだそうです。

■ 遊びと進角/遅角度合いの変化の関係について

仮にリング(筒)の厚みが内部のニードルベアリングやベアリングレースの厚みに対して過大で遊びがある場合、カラカラ音以外にはどういう影響があるのでしょうか。個人的にはカラカラ音よりこちらに興味があります。カラカラ音の話は聞いたことがありませんし。

ピストンの前方(絵では左側)から油圧がかかってスプラインシャフトをリア側/カムシャフト側へ押そうとしている場合に、ベアリングとレースがリング(筒)の中で前後に動く余地があるので、スプラインシャフトが実際にリア側へ押される力として伝わるのが遅れることはありそうな気はします。

この遅れが(あるとして)実際のエンジンのパフォーマンスにどう現れるのでしょうか。
以下は間違いかも知れませんが、、「スプラインシャフトがカムシャフト側へ押し出されスプロケットに潜り込む量が増えるとカムシャフトが進角する。ここで例えば低回転から中回転へとペダルを踏んだ際に進角が遅れると、吸気側なら、吸気バルブが早めに開く動作に一瞬の遅れが出る。」でしょうか?

ただ、スプラインが斜めに切られた向きを見ると、スプロケットの回転によりスプラインシャフトは常に前方に押し付けられている気がします(スプロケットの回転は前から見て時計回りなので)。だとすると、ピストンを後方へ移動させようと油圧が加わる瞬間には、スプラインシャフトを後方へ押し出すための力の伝達経路上には遊びは無いことになります。うーん、怪しいですが。

遊びが遅れとして現れるのは、ひょっとすると油圧がピストンを前方に押し出す際、つまりカムシャフトを遅角させようとする油圧が加わる瞬間なのかも知れません。つまり高回転への移行時?

■ 過度な予圧の影響について

遊びとは逆に、もしリング(筒)の厚みが内部のニードルベアリングやベアリングレースの厚みに対してギチギチでベアリングに過大な予圧が掛かっている場合、ベアリングがスムーズに回転しないので、カムシャフトの回転に応じ、本来は回転することを想定されていないピストン自体が回転してしまいそうです。そうなればピストンOリングの消耗はかなり早いでしょう。また、リング(筒)とエンドワッシャーの間に隙間ができているでしょうから、そこから中にオイルが入り込み油圧が逃げることもあるかも知れません。エンジンパワーがVANOSのせいで常に食われていそうです。

遊びか過大な予圧のどちらかを選べと言われたら、まだ遊びでしょうかね。

■ 遊びまたは過大な予圧があった場合の対処について

もしリング(筒)をBeisanなどの対策品に交換してもまだピストン内部に遊びがあり、「対策」したいなら、リング(筒)の厚みをさらに減らすために研磨する以外に無いでしょう。これは大変そうです。斜めに研磨してしまいそうですし、やりたくないです。ただ、Beisanはこのリング(筒)の厚みを純正より狭めているということなので、この作業は不要になることを期待します。というか、ピストンの分解自体が不要になることを期待します。

逆にもしベアリングがスムーズに回転しなかった場合の対策としては、今度は厚いベアリングレース(絵の真ん中の赤いパーツ)を研磨して薄くする必要があるでしょう。これもやりたくありません。

■ ピストンキャップの締め付けトルクについて

ピストン内部の遊びや予圧の程度は、ピストンキャップの締め付けトルクによっても多少は変わる気もします。ただ、締め付けトルクを強めたところでリング(筒)やエンドワッシャーが潰れる訳でもないでしょうから、締め付けトルクはあまり気にしなくてもいい気もします。

このピストンキャップの規定トルクは謎です。確かな値は誰も知らないようです。ピストンを万力で固定してインパクトレンチで思い切り締めている動画が多かったです。ただインパクトレンチはやり過ぎな気もします。それに、インパクトレンチを使えばピストンキャップのボルトの角に傷が付きそうな気がしますが、中古品などではそんな傷は見たことがありません。BMWではどう組み立てていたんでしょうか。謎です。ピストンの鍔の後方をよく見ると、一定間隔でギザギザがあります。これをジグに嵌めて固定した上で締め付けていたようです。
あと、整備性を考えるとピストンは円形ではなく六角形ぐらいでよかったのにと思います。ピストンはどうせ回転しませんし、六角形なら万力で固定もしやすいでしょう。

ピストンキャップはピストンに対して順ネジで、カムシャフトの回転はフロントから見て時計回りです。ということは、ニードルベアリングの時計回りの回転につれてエンドワッシャーにも時計回りの力が多少は働くので、今度はピストンキャップに触れているエンドワッシャーからの摩擦を通じてピストンキャップも締まる方向の回転が加わる気がします。ということは、ピストンキャップは最初は軽めに締めておけば、締め付けは自然といい感じに落ち着きそうな気もします。ただ正直よく分かりません。やはりピストンを開ける必要が無ければ開けたくないです。

とか言いながら、その場になれば誘惑に勝てずに開けてしまうかも知れません。。挙げ句は、ハマらなくてもいいドツボにわざわざハマる。。ああ、そうなりそう。。

ということで、いろいろ細かい疑問や懸念はあるものの、オーバーホール用のパーツをいろいろポチりました。


ピストンを開けざるを得なくなったときのために、IPSのソフトタッチワイドWL-270Sをポチりました。万力は持っていないので。

VANOSの脱着のためにはバルブカバー(ヘッドカバー)のガスケット交換が必要になります。最近交換したばかりなのでかなり勿体ないですが。

【追記】オーバーホールを実行しました(2024/4/6の整備手帳を参照)
Posted at 2024/02/16 01:31:01 | コメント(0) | トラックバック(0) | E46 | 日記
2024年02月08日 イイね!

E46フロントスプリングで手掛かりと光明

フロントのバネレートについての前回のブログの続きです。

今付いている前期320i(恐らくツーリング)のフロントスプリングが325iセダン用と同じものかどうかの手掛かりが掴めずにいたところ、325iセダン用の中古スプリングを運良くeBayで見つけました。商品説明には直径15.7mmとありました。



これが手掛かりになると考えました。


ジャッキアップして今の線径を調べたところ、13.0mmでした。15.7と13.0ではかなり違います。

前期320iのスプリングが325iより硬い訳はないと混乱していましたが、どうやら逆にバネレートの低さ故に頻繁にバンプタッチしていたかも知れません。舗装の悪い道でフロントから来るピッチングは、実はバンプタッチを感じ取っていたのかも知れません。そんな気がします。光明が見えてきました。

325iセダン用の新品スプリングの取り寄せをショップにお願いしていたところ、残念ながらドイツ本国にも325iセダン用の在庫は無く、代わりに前期323i用ならあるとのこと。323i用の線径は不明です。

325i用のバックオーダーを投げるか、325i用の中古にするか、はたまた323i用の在庫を選ぶかで迷いましたが、ここはeBayの商品説明を信用してポチることにしました。

ちなみに、以前、塩尻のプロの店でフロントのショックをKoniに交換してもらった際に、フロントスプリングの上側の皿の下側に圧入してある輪っか状のパーツがねじ切れて外れた状態だったのを見ました。片側だけでしたが。
※写真は交換用に取り寄せた新品です。

恐らくですが、バンプタッチしたままハンドルを切ったのでねじ切れてしまったのかも知れません。と考えると辻褄が合います。

わざわざ純正に拘らずにOEMやEibachやH&Rにすればという迷いも少しはありますが、やはりまずは純正に拘ります。まずは出発点として純正の「正しい」状態を知らないと話にならないので。また社外品は車種別のレート設定が粗すぎるので、純正に比べるとレートの点で不満が出るかも知れません。あとは、BMWのエンジニアやテストドライバーのセンスと費やした労力を信用したい思いもあります。

続く。

【追記】結局、Eibach Pro-kitスプリングに交換しました(2024/4/15の整備手帳参照)
Posted at 2024/02/08 14:16:47 | コメント(0) | トラックバック(0) | E46

プロフィール

「オルタネーターベルトを今度は無事交換できた。続いてバルブクリアランス調整にかかる。」
何シテル?   08/26 23:00
golgoyukippeです。よろしくお願いします。 ハマりすぎて手段が目的にならないようホドホドに。。
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