トイレリフォームに向けて、次のトイレを徹底的に調べていました。そろそろ結論が出ました。
僕の条件は、
【共通】
・一体式でなく便器とタンクと便座の組立式
【便器とタンクについて】
・便器とタンクが陶器製
・便器とタンクが防露型
・水面が広めで高く、手前寄り
・水面周囲の傾斜がカクカクではなく、なだらかに水面に落ち込む形状
・便器の縁に適度な反り返りがある(特に手前側)
・便器内側の洗浄水の出水口は汚物が直接入り込みづらい位置にある(下痢気味の日が多いので。。。)
・便器の内外の汚れを目視しやすい形状(特に手前の外側とか)
・タンクは手洗器なし
・停電していても流せる
・一回で確実に流せる
・過度な節水タイプでない(目安は大6L、小5L)
・便器に焼付ガラスコーティングつき(セフィオンテクト or Gコート1200)
・コーティングはサンポールなどの薬品に耐性がある
・尿や便の色の異常に気付きやすいように、色は白
【便座について】
・蓋と便座に触らなくても開閉できる
・お尻洗浄あり
・オート洗浄には拘らない(タンクのレバー操作でok)
・暖房便座には拘らない
・便座裏は汚れが付着しづらい素材
・袖の操作パネルなし(壁リモコンのみで操作)
・掃除のために便器から外しやすい
いったんあるモデルに決めたつもりでいても、調べているうちにまた新たな懸念や条件が増え、また別のものを探すという繰り返しでした。
そして、便器はTOTO CS70Bという、ヤマハのシンセサイザーのような名前のモデルに行き着きました。

この便器と適合する手洗いなしのタンクはSH60BAです。

セットでも5万円でお釣りが来ます。もちろん便座(ウォシュレット)は抜きです。
このCS70B便器は、ピュアレストQRという何度かモデルチェンジを経たシリーズのうち旧型モデルCS60Bの復刻版で、同じものだそうです。カタログには載っていないものの、ホテルなどからの需要が切れないらしく、息長く生産している品とのことです。ただ、ホワイトとパステルアイボリー以外の色は既に生産中止になっています。
このCS70B便器の特徴は洗浄方式(サイホンゼット式)と水面の高さと広さです。
封水面の下(手前側)にあるゼット口がメインの出水口になっていて、タンクから下りてきた洗浄水がここから後方へ勢いよく吐き出され、汚物を含んだ水を巻き込みつつサイホン作用で後方へ排出します。加えて、縁の下にある2つの出水口で便器を渦巻状に洗い流します。
https://youtu.be/_dIUJNjyHis?si=SmiLA2u0Zfalakln
出水割合はゼット口からが7割、縁の下の2つの出水口からは3割だそうです。
CS70Bの水面の高さは、私が調べた現行の数ある便座の中では最も高い125mmです。水面が高ければ、お尻から放たれたモノは勢いを付けずに封水に入るので、お尻への水跳ね返り(お釣り)は少ないはずと見ています。
最近の便器の水面を調べると、だいたい156mmとか170mmとか、下手をすると200mm超えなんていうものもありました。最近の便器は過度な節水競争の結果なのか、どれも水面が低くて狭いんですよね。その分、お尻から出たモノは勢いをつけて水面に突入するので水跳ね返りも大きいでしょうし、また、水面に直接入り込む前にモノが便器に当たるので汚れの付着も多いでしょう。まあ便器の汚れはメーカー的にはセフィオンテクトやプレミストで別途対処しているから問題ないということなのでしょうが。
臭いの点でも、水面が広くて高い方が、モノは直接水に入り込むので有利なはずです。水が臭いごと封じ込めてくれるので。
上記の条件を満たす便器はこのCS70Bだけでした。
組立式に拘った理由は、便器、タンク、便座では寿命が大きく異なるからです。ネオレストなどの高級な一体型は、見た目はスタイリッシュで素敵ですが、便座が壊れると丸ごと交換というケースがよくあるそうです。普通故障するのは便座だけなので、組立式なら便器とタンクには手をつけずに済みます。結果、長期コストは安くつきます。便座(ウォシュレット)だけなら自分で交換できますし。車やバイクでも、高価なAssy交換が必要だと言われるとガックリしますよね。
この便器に組み合わせる便座(ウォシュレット)は、TOTOに問い合わせたところ、オート洗浄に拘るならアプリコットシリーズが必要になるそうですが、私の条件ならアプリコットシリーズまでは必要なくて量販店向けのKMシリーズ(※オート開閉が必要なら上位寄りのTCF8CM77)が合うそうです。

TCF8CM77もオート洗浄機能はあるんですが、最近の節水型便器(大洗浄:4.8L)にしか合わず、大洗浄6LのCS70Bでオート洗浄したい場合はアプリコットが必要になるそうです。
それなら、今はいったんKMシリーズにしておいて、壊れたときに余裕があればアプリコットシリーズにグレードアップという手もあります。
廃盤にならないうちに便器だけでも先に買っておこうと思っています。
Posted at 2024/12/28 15:38:44 | |
トラックバック(0)