昨日、箱根神社に参拝しようと思い立ち、天気予報もろくにチェックせずにE46で出発しました。
箱根新道の中腹あたりで途轍もない大雨に見舞われました。
ワイパーフル稼働でも視界は不明瞭、交通はノロノロ、路肩には避難している車が目に付きました。それでも楽観視して芦ノ湖方面へ向かいます。
とりあえず芦ノ湖沿いの県営無料駐車場(箱根駅伝の往路ゴールがある駐車場です)で一服しようとすると、湖側の駐車場枠に停まっている車はタイヤの6割ほどの高さまで浸水しているのを見て、これはヤバいと思い、すぐに引き返します。
とりあえず高い場所へと、箱根外輪山の上の大観山へ向かいます。
一向に勢いを弱めない猛烈な豪雨で、山道のあちこちが川のようになっています。どの車もノロノロです。避難のためにはお構いなしに川に突っこむしかありません。自車も対向車も盛大に水を跳ね上げます。
そこへ突然、メーターにギアマークの警告灯が出ました。

大観山に着いてからスキャナーを繋ぐと、このような2つのエラーが出ました。
31 Symptom, gear monitoring
21 Turbine speed sensor (P0715)
この時点で既にクラッチが滑り気味になっています。
また、E46からトヨタ辺りへの乗り換えが頭をよぎりました。

この件で頭が占領されたまま、大観山のラウンジで暫く雨宿りと食事をし、改めてスキャナーを繋ぐと、

エラーは2つ増えて4つになっています。
41 Gear monitoring 4 (Limp-home program)
20 Speed signal output (P0720)
が増えています。

Limp modeということだと思いますが、実際、3速固定になったような感じで発進時のトルクがかなり薄く、Rに入れても同様です。DもRも、たまにNのようにギアが全く噛み合わず発進できないことがあり、試しにギアを入れ直すとうまくいく、という感じです(それでもトルクは薄いですが)。
箱根新道の下り坂でマニュアルモードを使うためにシフトレバーをまず左に倒すと「S」は点灯しますが、消えるはずの「D」が消えません。

「S」からレバーを前後に倒しても「S」が「M」に切り替わらず、ギアがマニュアルモードで切り替わっている感触もありません。そのせいでエンブレを効かせられません。
発進時にはRPMがいつもより高かったり、燃費はいつもの3-4割増しだったりはしましたが、なんとかロードサービスの世話にはならずに自宅に辿り着けました。
翌日、ATF漏れが無いかとチェックしてみたところ、どこか漏れているようには見えません。
エキパイに巻いたオカルト放電バンドは2つとも外れかかっていますが(笑)。

水たまりに突っ込んだ際にATFの熱交換器が水圧で破損したのかと勝手に予想していましたが、それも全く破損していません。手でホースや熱交換器を掴んでグイグイやっても、しっかりしています。ここからATFが漏れた形跡もありません。

世田谷のZFディーラーに相談の電話を入れたところ、「ハーネスのカプラーの防水シールが劣化して浸水した可能性が高い。E46はここのシールがよく劣化している。」とのことでした。
おお神よ!
ここですね。

とりあえず、カプラーに浸水した可能性が高そうということで、近所の整備工場で応急処置とシーラントでの防水をやってもらいます。どこの店も予約でいっぱいですが。
エンジンルーム内はあちこちに泥水がかかった跡があります。

カプラーからの浸水だけだったことを祈るのみです。
あと、左右ともにミラーヒーターが全く効いていないようで、触っても全く暖かくなく、帰宅途中では安全確認がしづらく、不便でした。
他にも、後退時に助手席ドアミラーが自動で斜め下を向くはずなのですが、これも動作しなくなっていて、車庫入れで難儀しました。
これもどこかのコネクタに浸水したせいかと思います。後者は、ATハーネスのコネクタへの浸水の影響と考えられなくはないですが、ミラーヒーターまで巻き添えを食うのかはよく分かりません。
Posted at 2024/08/26 18:56:46 | |
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