インジェクターの上下Oリングをフッ素ゴムに交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
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インジェクターを外すために、まずはコネクタを留めているワイヤー状のロックピンを、マイナスドライバーなどを引っ掛けて引き抜きます。
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本当は、全部抜く必要は無く、この写真のように一段階だけ引き出せばロックは外れるはずなんですが、力の加減が難しく、大抵は勢い余って数メートルは飛んで行ってしまうと思います(笑)。
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次にインジェクターレール(と呼ぶのが相応しいか分かりませんが)をスロットルボディに固定しているT25のトルクスボルト1本を外します。
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ロックピンとT25ボルトが外れました。
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ロックピンが外れれば、コネクタは外れます。コネクタはアイドルコントロールデバイスの上にでもよけておきます。
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次に、私は「インジェクターレール」ごとインジェクターをスロットルボディから引き抜きました。
引き抜いた後に、インジェクターが刺さる穴にPITWORKエンジンシステムコンディショナー(泡状のクリーナー)を吹き込み、一応は汚れを落としておきました。
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次に、「インジェクターレール」にインジェクターをロックしているロックピンのタブ(赤丸部分)にマイナスドライバーなどを引っ掛けて引き抜きます。
この作業から先は火気厳禁です。蚊取線香もタバコもダメです。蚊が来ても我慢します。
なお、本来ならば、燃料ポンプとインジェクターの間のホース内に残留している燃圧を予め抜くために、燃料ポンプリレーを外した上でクランキングし、自然とエンストするまでエンジンを掛けるところですが、私は割り切って省略しました。その代わり、「インジェクターレール」からインジェクターを引き抜く際にはガソリンが多少溢れるので、ウェスなどで受けながらやった方がいいです。
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ロックピンは写真の赤丸部分のものです。コの字型で、サイドに溝があり、溝が「インジェクターレール」の出っ張りに噛み合うことによりロックされる形です。
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先を丸めたマイナスドライバーで、インジェクターからOリングを取りました。
上の2つが古い方です。劣化しているようには見えません。でもいいんです。
左2つが上側(インジェクターレール側)、右2つが先端側です。
やはりFKMの方が若干太いです。太い分だけ、装着した状態では若干ひしゃげて、接触する部分がより幅広くなるのだと思います。
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新しいOリングにシリコングリースを満遍なく薄く塗り(※装着時にOリングが摩擦抵抗で変に変形することを防ぐため)、インジェクターに嵌め込みました。
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このEV14インジェクターって穴が4つなんですね。
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もう終わったも同然です。インジェクターをスロットルボディに差し込みます。やはりコクっと確かな抵抗感を伴います。
(※この写真は右側です)
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そして「インジェクターレール」をインジェクターの頭に被せます。このとき、Oリングが太くなっている分だけ、キツめの感触があります。
そして、キツいのは構わず、T25ボルトで「インジェクターレール」を固定してしまいます。
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そして、「インジェクターレール」を多少押さえ付けながら、コの字型のロックピンを差し込みます。
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差し込んだ後に、インジェクターの2段ある出っ張りの間の溝にロックピンが入り込んでいることを目視確認します。
この写真の例は、インジェクターの2段ある出っ張りの間の溝にロックピンが入っていない(ロックピンが上にあり、ロックできていない)のでNGで、、
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これが正しいです。
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ロックピンが左右方向に斜めになっていて反対側(=エンジン側)がロックできていない可能性もあるので、反対側もミラーで確かめます。okです。
Oリングが太めな分だけ、「レール」をしっかり押し付けないと浮いてしまうので、なかなかシビアな作業と感じました。
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次にコネクタをインジェクターに取り付け、ワイヤー状のロックピンを広げながら両端を溝に嵌め、押し込んだら、ロック完了です。
あとは、パネルを元に戻したら終わりです。
ボクサーツインエンジンはこの辺りの整備性は最高です。
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