ダムを巡っていれば
現地に行っては見たものの、ゲートがあり中には入れませんでしただの
この先通行止めだのは、日常茶飯事なわけで
大抵の場合はそこで諦めて大人しく引き返してくる訳だが
ここだけは諦め切れませんでした。
「雨竜第二ダム」
雨竜第一ダムと、聞き慣れない響きのダムの直ぐ近くにあるのだが
通称「朱鞠内湖」であまりにも有名過ぎてダム名を知らなかったw
※朱鞠内湖はダムの湛水面積としては昭和18年の完成以来、日本一の座を譲っていない。(貯水量は昭和31年に佐久間ダムに抜かれた。ちっ!)
押しも押されもせぬ、日本一大きなダム湖であると同時に、北岸にある母子里で
1978年(昭和53年)2月17日に日本最寒記録「-41.2℃」を記録。こちらも日本一。
また、ここ幌加内町はそば畑面積でも日本一であり「日本一記録を3つ持つ町」
として有名なのです。
地図上で見つけ、良し行こう!となったわけだが、雨竜第一を出発して
ものの5分で行く手に立ちはだかる、航空写真にさえ写ってしまうこの巨大ゲート!
ありゃ~・・・・
googleの写真で恐縮ですが、これ去年の写真です。
今年はこんなもんじゃありません。
道路の両脇は空が見えないくらいにうっそうとした森です。
ナビ上では「あと800m」の表示があるものの、歩いて行く気にもなれず
ここで以前は引き返していました。
そんなある日の事
次なる目的地を探すために、GOOGLEをフル活用(笑)
目的地目前で玉砕した雨龍第二ダムをいつもの通り見ていた。
いつかは見たいな~、雨竜第二ダム・・・
googleさん流石ですね、このままダムカード作れちゃうくらい鮮明ですね~
ぷしゃ~も写ってるよ、ヲイ!サービスいいね~(^^) と見ていたら・・・・
お?
あれ・・・?もしかしてここ、ゲート手前から迂回して行けんぢゃね?
周りに道あるし、ひょっとして左岸から攻めたら、どうってこと無いんぢゃね?
しかも、航空写真2015年・・・って今年になってから更新されてるし最新版ぢゃん!
しかも!なんじゃこりゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!!
右岸に車いるぢゃんっ!
これは行くしか無いでしょっ!
と思い立って、車を走らせたわけです。
結論から言うと、この赤矢印の道路らしきものは、演習林の道路で立ち入り禁止。
で、敢え無く再び玉砕なワケですが、こんなとこまで走って来て
ハイそうですかって帰れない!片道210kmですよバカヤロウ。
しかし、ゲートをくぐり歩いてダムまで行くのは相当な度胸が要る・・・なんせ
どのサイトを見ても「熊に注意」だの「やめたほうがよい」だの「道路決壊」だの
「橋脚崩落」だの「展望台からの眺望は絶望的」とか書かれており
ダムが見たいという好奇心を挫くものばかり。
熊に追われても「ゲートからあと800mでダム」というナビ情報通りなら
陸上トラック競技で全道大会レコードを持つ自分なら走って逃げ切る自信は
あったが、本当に800mなのか?
上から来たらゲートまで走って逃げればよいが、下から来たらどうすんだ?
ええぃ、考えても仕方が無いっ!と、まずはゲートをくぐった。(ごめんなさい)
※本当はここに写真が入るはずだったのだが、ビビリまくって写真が無いのだよw
なので再びgoogle先生のお世話にw
この先は50m程でまず舗装が切れる。
ここからダート。
あれ?やけに近いな・・・・
そんな事を思いながらも、先に歩みを進めると
何と言う事は無い、僅か3~4分、ゲートから300m程で
撮影ポイントの橋まで到着。
インディージョーンズばりの、冒険探検熊との格闘、美女との出会いとラブロマンス
金銀財宝発見と将来の豪邸を想像し、車はやっぱランボルギーニかな?
でもダム来れないしな・・・とか白日夢みていた私の目の前に現れたのは
オリフィスゲートから、ぷしゃ~!と、良い眺め!
おー、これが憧れの雨竜第二ダムかぁ~(^^)
ゲートくぐって4分であっという間に着きます。(笑)
しかし、ここの敵は熊ではなく、蚊。
黒白まだらの強力な薮蚊の大群にたかられ、まるでマンガのような状態w
虫除けスプレーなどものともせず、靴下の上、ジーンズの上から
容赦無く刺す鋼のような針で、攻撃してくる蚊には本当に参った・・・
この先あと僅かで堤体に辿り付けると思い進んだものの、敷地への道路は
当たり前ですが「立入禁止」の看板。
それ以上は行かず、大人しく引き返しました。
これで無事、夢の雨竜第二ダムも征服し、次なる目的地へと向かうのでした。
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ダム | 日記
Posted at
2015/08/18 00:58:52