奥尻島にハイドラCPは無いと思っていた、うさぎ@札幌です。
島に上陸するまで、本当に無いと思っていました。
お恥ずかしい・・・
本当にこれで北海道CP残り3となりました^^;
今回はminkara IBURI club のノス次郎さんが急遽参戦する事ことになり、悪天候の予報の中、楽しく行って参りました。
14日出発は深夜23:30、翌15日9:30江差港発のフェリーに乗るため、ハイエースを飛ばします。
途中、八雲熊石間の277号線のコンビニ駐車場でノス次郎さんと午前3時に初顔合わせオフ。
一旦はここで別れ、自分は今夜の寝床の「道の駅 江差」に向かい、ノス次郎さんは元気にCP回収ツアーへ(笑)
若いなぁ・・・オジサンには無理ですw
翌朝再合流。
雨予報を跳ね返し、抜けるような青空の下で出発まで埠頭でうだうだw
聞くと、一睡もしていないとか・・・^^;
2等席には予約が無いため、9時半発なのに8時前にはチケットを買うが、相方の事を考え、我々は2等指定席へ。運賃2370円+指定席530円也~、って安っ!
新造船「カランセ奥尻」は今年5月に就航したばかりのピッカピカのおニューのフェリーです。
総トン数は3631トン、旧就航船「アヴローラおくしり」の2248トンに対し、およそ1.6倍大型化したにもかかわらず、定員は逆に460人と24人減らし、余裕の客室を実現しているんだそう。
2等指定席でさえ、前の席に足が届かないゆったりした間隔が確保されており、入れないので写真でしか見ていないけど、1等アイランドビューシート(もちろん指定)なんかゴージャスそのもの。
まだ新しいペンキの匂いも、心地よい「新車」の香りでした。
2等席の果てにまで、今どきの装備「FREE Wi-Fi」「USB充電ポート」「100v充電コンセント」が装備されてます。他にもキッズルームやレディースルーム、ベビールーム、ペット同伴ルーム、パウダールーム(女性用お化粧台)、2等優先席など、時代のニーズを捉えた装備満載です。
流石は新造船!
余談ですが、12日に稚内でこのハートランドフェリーの利尻航路の船が
稚内に停泊中火災を起こしてます。13日まではそのせいでダイヤが特別ダイヤになっていたのだとか。
今日から正常運行です。
乗り込むのは、野ざらしの埠頭面から直接タラップで。
立派なターミナルには、あまり意味がありません。(笑)

※写真は復路の奥尻港
出発後は前日の強行軍のせいか、歳のせいか、フェリーの中の2時間は爆睡、到着まで起きず!w
目が覚めたら着いてた、というよりあっという間に着くんですよ、近い島です。
超天気が宜しいです。
でも安心は出来ません。
相方は強烈な雨女なんですよ・・・・いつも行く先々で雨が追いかけて来るんです・・・・(T_T)
上陸し、お出迎えは「うにまるくん」(笑)
予約したレンタカー会社のワゴンで400m先のレンタカー会社に送ってもらうが、そこ、送迎車必要な距離?(笑)
でも、400m荷物持って歩けと言われたらヤダな・・・w
都会だったら駅まで400mのマンションなら「駅近物件!」とか言われるんだろうけど。
自分がレンタカーを借りている間に、相方とノス次郎さんはすぐ裏のコンビニにお昼ごはんを買いに行くものの、さすがは奥尻島唯一のコンビニ。
12時過ぎに店に行くと、既に食い物はほとんど無く、ろくな食料が調達出来なかったと相方談。
礼文島のセイコマも、お昼時は戦争になっていたのを今頃思い出したが、時既に遅し。
我々は出発前に自前の昼食を準備していたので良かったが、ノス次郎さんがおにぎり1個、サンドイッチ1個と、妙な食べ物しか手に入らなかったようで・・・^^;
気を取り直して、借りたSUZUKI Keiに乗り換え、一路目的地「神威脇温泉」に向かうが、とにかく道が狭い。
軽自動車がすれ違うのがやっとな場所がそこらじゅうにあります。
高齢者マークを付けた車がとても目につきますね・・・高齢者ドライバー率かなり高いです。
お年寄りが多いのかな?と思って調べてみると、65歳以上割合は全国順位は1956地域中の405位と高いものの、道内順位では189地域中73位と、ちょうど中間よりちょっと上くらい。
お年寄りが元気に現役で活躍している島なのね~(^^)
と言うより、運転しないと生きていけないのかも・・・・^^;;;
そんなこと言ってる間に、島の反対側の神威脇温泉に到着。
布団干してて屋号見えないとか、なに?このオフシーズン感w
一応、ここ、ビュースポットなんですけど・・・玄関の上に布団干すのやめようよ^^;

温泉はかなり熱め。
1階2階に浴室が別れており、1階は熱くて入れる温度ではないと思われるほどの高温。
入れと言われれば入れますが、1分で出てきちゃいそうです・・・
2階の大浴場は、そこそこ熱め。長湯したら湯あたりしそうですが、まぁ快適。
いきなり浴室の床におじいちゃん
死んでる、寝てるし。(笑)
素晴らしいアットホーム感です。
相方に聞きましたが、女湯の窓ガラスになんら目隠しが無いのだそうです。
素通しのガラスで道路丸見えなんですと。w
温泉堪能した後は、4時間の滞在時間を有効に使うべく、島の南端、奥尻の唯一のハイドラCPである奥尻空港でCP取得後、最南端で記念碑見学。
・・・からの、南西沖地震の大津波で壊滅的被害を受けた青苗地区視察。
自衛隊が野営訓練?的なテント張ってましたが、おっさんたちが海キャンプしているようにしか見えません。^^;
今が正念場ですから、しっかり北朝鮮見張っていてくださいね。
北海道南西沖地震の津波で大惨事となった青苗地区、今はすっかり復興し当時の面影を残すような惨状は全く残っていません。
完全に復活した姿にじーん・・・と感動すら覚えます。
ここから今度は北端に向かって移動です。
途中、うにまるモニュメント見て
鍋釣岩(なべつるいわ)見て
最北端の賽の河原(さいのかわら)見て
これ、ちょうど見えているのは北海道の瀬棚町付近です。
北海道本土との最短距離は20kmくらいしかありません。
ホントにすぐ目の前なんですけど、最短距離の位置には港がありませんので瀬棚港か江差港から行かなくっちゃなりません。
だから遠く感じるんですね。

全部の石が積み上げられています。
これは何か?というと・・・・・奥尻町のサイトをご覧ください。

ぐはっ!
間違いなく遠くで何か空から降ってる・・・・
相方の、雨女本領発揮です。
毎回このパターンで、ウチのハイエースキャンパー、雨に濡れずに帰って来たことって殆ど無いんです。
ノス次郎さん
仏様の香りがしましたね。
それもそのはず、ここは北海道五霊場のひとつなのですから。
さぁ、ここで時刻は14:30を回りましたんで、あとはレンタカーを返し帰りの船の乗船手続きに行かなきゃなりません。
島1週ツアーも無事完了し、奥尻島、制覇です。
ハイドラ、一部でルートが空飛んでしまいましたが、道路は外周と中を縦断する経路を制覇してます。
ちょっともったいなかったなぁ・・・^^;
帰りの船も新造船!
江差港に着いた頃には、日もとっぷりと暮れた18:00。
駆け足の島巡りはこれにて終了。
ここからは、温泉巡りをしながら函館市内へ。
で、この日は函館市内の某所でPキャンするも、夜中にとんだトラブルが・・・・
時刻は深夜1時半少し前の事でした。
車両後部の就寝スペースで寝ていた私は、グラリと大きな揺れで深い眠りから浅い眠りへと引き戻されました。完全に目が覚めるほどではなく、いわゆる現実と夢の区別がつきにくい「半覚醒状態」に引き戻されました。
それと同時に、ドアをバタンと閉める音と荒い息遣い・・・・
半分寝ぼけている私は何が起こっているのかを理解するのに、時間がかかりました。
少ししたら、真っ暗なキャンピングカーの室内で間違いなく相方のものではないいびきが聞こえてくるんです・・・・
「・・・・・・なんだ? 車内に誰かいる???」
ようやく覚醒してきた脳みそで何が起こっているのかを分析し始めた私は、恐る恐るメガネを掛けて、カーテンで仕切られている運転席を覗いてみると・・・・
見知らぬ男が運転席に座っているではないですか!
後部ベッドから出て運転席側に外から回り込み、運転席のドアを開けてその不届き者を叩き起こすが、恐ろしく酒臭い。
取り敢えず威嚇しつつ、運転席から外に引きずり出し、
殴る蹴るの暴行を加えて
そこで何をしとるんだお前?と問い質す。
相手はまだ大学生位と思しき、若者だが、質問に全く答えられない。
前後不覚の酩酊状態、おまけに両方の靴、片方の靴下を履いていない。
なんと酔っ払いが施錠し忘れて寝たマイキャンピングカーに勝手に乗り込み、運転席に座って寝てやがったww
会話も成立しない状態なので、そのまま放り投げるわけにも行かないから、しょうがなく警察を呼ぶことにする。
都会の保護色制服警官が10分ほどで3人駆けつけ、正体不明の酩酊にいちゃんは回収されていきましたが、その頃になりようやく事態が飲み込めてきたらしい若者は「ボクは本当に車の中で寝ていたんですか?」と、すっとぼけたことを俺に聞くものの、そのままパトカーへとご案内され何処かへ連れて行かれました。
無防備に施錠無しで眠ってしまった自分の行為にちょっと青ざめた一幕でした。
いい若いもんが、靴も履かず靴下も片方脱げた状態で、一人で街をフラフラと歩いて僕の車までたどり着いたのだろうが、その間誰も助けてくれたり声をかけてくれたりしないのが、函館って町なんだなぁと、かなり函館の印象悪くなりました。
長くなりましたので、ここで一旦旅行記事は切ります。
話は変わって・・・
僕らの旅には毎回、猫が同行しています。

今回の遠征でのキャンカー車内です。
この子は13歳、「とらにゃん」と言います。
6月に他界した猫と共に、私と13年間暮らしてきましたが
先に弟が逝った直後の8月、肺に癌が見つかりとうとう獣医師にも見放されてしまいました。
おそらく今回の遠征が、最後となることでしょう。
今も横にいますが、もう飲むことも食べることも出来ない状態なので、1日3~4回強制的に給餌、1時間毎の給水をしています。
遠征の時はいつも一緒に連れて行っていました。
キャンピングカーはこの子達を連れて行きたいから買いました。
今はもう自力で食事をする力も残っておらず、生への執着は微塵も感じられません。
死期が近い事を悟っているのか、はたまた進行する癌の痛みにじっと耐えているのか
ソファーの影の狭い空間に行き、静かに座っています。
病気で、痛みで苦しむ姿は見たくありませんが
餓死、渇死する姿はもっと見たくありません。
毎回嫌がるのが判っていても、最後の飲み込む力が尽きるまで、涙を流しながら口に食べ物を突っ込むことしか出来ない自分が、歯がゆいです。
もう頑張らなくて良いんだよ・・・と言ってあげながらも、無理やりご飯を口にねじ込む自分は、飼い主としてどうなんだろうと毎回葛藤しますが、強制給餌を止めるべきか続けるべきか、今でもその答えは出ません。
神様、早く連れて行ってあげて下さい・・・・