今回はブレイドの剛性強化が中心でした。
ブレイドはもともと「直線番長、コーナリングは専門外」のクルマですが、これはFFでV6搭載によるフロントヘビー(前輪荷重1t!後輪400kg)が原因なのですが、チューニングの観点からは一言で言うと剛性が圧倒的に不足しているためのようです。
前回、TRD Sportivoサスペンションセットフルセット(スタビ付き)+TRDサスペンションメンバーブレース3点セットのうちフロントを除くミッド・リア装着、アケア(旧MEC-EYE)のアンダーフロアスポイラー、タナベのストラットタワーバーを装着しました。その後、試してみたら装着できたオーリス用のTRDパフォーマンスダンパーを装備しています。
TRDサスペンションメンバーブレースはモノがいい(と信じている)のですが、フロントブレースがV6排気系フロントパイプとの干渉が出てしまいました。その為、今回スルガスピードさんでハイパフォーマンスフロントパイプをワンオフ加工してもらい、干渉しないよう作成してもらいました。
横浜まで行きスルガさんに入庫して20mm程度のクリアランスを確保してもらい、完成したため、出庫しようとしたところRレンジに入れた途端に異音が。
そのままリフトアップして確認したところ他の車種ではあり得ないほどRレンジ時は車体側(上)、Dレンジ時はメンバーブレース側(下)へ大きく動いてしまうと判明。もしかしたらエンジンマウントのブッシュが劣化しているので上下の振り幅が大きいのかもしれないけれど、との可能性もしてきされましたが、できうる限りの技術を絞ってRレンジで多少車体に干渉するものの、メンバーブレース側の干渉を最小限にしてもらえました。標準状態では完全に干渉していたものの、現在は上下共に20mmのクリアランスを確保してもらっています。
ただ、先方もアクセルワークによっては少し干渉している状況、と言われるように、急加速時などは干渉音が響くため、やはり現状のままでは厳しい。
とりあえず、いずれ交換するのであれば近々エンジンマウントを新規交換。またワンオフ加工の手配をすべく現状オクヤマさんと交渉中となっています。
フロントメンバーブレースの剛性力はやはり見事だったので、最終的には何とか装着したいのですが、当面の回避措置としてタナベのアンダーブレースを急遽購入して、交換してもらっています。こちらは車体より30mm程度下方向にズレるので、干渉はほぼ皆無ですがやはり剛性力としてはもう少し欲しい感じですね。
最終的にはTRDフロントメンバーブレースとストラットタワーバーをキッチリしたものに仕上げて、リジカラ・ドアスタビを入れて剛性関係を一段落させてしまいたいところです。
純正はセイウチがのたうち回る重厚さだったのが、前回でトドが体をクネらせる軽さ・しなやかさが出てきて、今回でやっとアシカみたいにシャカシャカ動ける用になってきましたが、今のオーリスはアザラシ並にしなやかなので、せめてオットセイ並みのレベルになって欲しいです(若干イミフですが)。
それにしてもスルガスピードのフロントパイプの性能はすばらしい。吹け上がりが見事になって、トルクは確かに多少落ちた感はあるものの、音もよく、高速巡航が楽しくなってしまいます。排気系はスルガのフロントパイプ+TOM'Sバレルの組み合わせで完成でいいと思います。
点火系についてはプラズマダイレクトの導入も考えていたのですが、オカダプロジェクツのラインナップに2GR-FEはなく、クラウンアスリートのものはラインナップにあるものの、イグニッションコイル型番が違うようで適合が難しいよう。
ワンオフ作成も依頼したものの、絶版車でもありニーズがないとのことで残念ながら無理とのことでした。
仕方ないのでブレイドはスパークプラグ強化のみ、NGKプレミアムRX(LKAR7ARX-11P)を購入しました。
近々エンジンマウントを交換する際に一緒に取付けてもらう予定にしています。
次のプランはブレーキ強化です。これはオーリスと同時進行で計画中ですが。
とくにブレイドの方は出力がありすぎて、ブレーキ純正状態では怖くて出力強化に踏み出せません。
(有)グローバル社のブラケットを使ってUCF30セルシオキャリパーの流用を考えていますが、
オーリスは未確認ですが、ブレイドの方はリアがインナードラムではなくサイドブレーキ兼用キャリパーのようで、リアのUCFキャリパーが流用できないようでして。ワンオフ作成もかなり困難、やるとすればツインキャリパーですがキャリパー以外にもリアのみでbrembo級の予算が必要だそうで、実質不可能。
しらべた限り、唯一の選択肢がbiotさんのオフセットkitを使ってbigローター化になりそうです。
またご報告します。
Posted at 2014/11/17 00:51:19 | |
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