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ぱらりCEOのブログ一覧

2017年12月30日 イイね!

ぱらり自動車マフラー製作まとめ

ぱらり自動車株式会社です。

早いもので1年が、また、過ぎようとしています。


今年も、存分にマフラー製作をしまして
いい音を出すコツがわかってきた気がします。


いい音を出すコツは4つあり
①等長
②直管
③集合
④共鳴

です。

①等長について

当たり前ですがエキマニを等長にします。
各気筒の排気の位相をそろえることで倍音成分が増え、
聴覚的にも心地よく聞こえるようになります。

これは私が5年以内に購入する予定のフェラーリ599
こっちは非等長

こっちは等長


ぜんぜん違いますね!

②直管について

サイレンサーや触媒は、消音効果を発生しますが
音というのはそもそも高音ほど消えやすくて低音ほど消えにくい。
余程の工夫をしないと(これは④でのちほど)低音を消そうとすると高音も漏れなく消えてしまう。

ですから、高音を活かそうと思ったら
サイレンサーや触媒は無いほうが良いです。
低音は他の工夫で消してしまいましょう。

サイレンサー無し


サイレンサーあり



③集合について

V型エンジン、水平対抗エンジンの場合、
左右バンクのから排気ガスが出てきます。

両バンクからの排気を集合させないと
例えばV6なら3気筒の排気になってしまいます。
これを避けるには、集合部分を長く取り、両バンクの排ガスを混ぜ合わせましょう。

集合部を長く取った例


集合部が短い例


④共鳴について

②で直管にしたほうが良いと書きましたが
これでは低音もバリバリ激しくなってしまう。
低音だけを消しましょう。

そのためには、巨大なサイレンサーを設置すれば良いのですが
私がアレコレ計算してみると、とてもフロア下に収まりきらないほど巨大になります。

こういう場合は、ヘルムホルツ共鳴器で逆位相の波を発生させて低音を消しましょう。
ぱらり管のメインパイプから伸びる行き止まりの共鳴室。
これで低音が消えてくれます。


動画はあまり良い例がないので省略。

あと、サイレンサー内部のパンチングパイプに
ステンレスウールを巻くと低音だけ消えるという都市伝説(?)があって
あれは理論的には正しいのですが消音できる音圧がかなり小さいです。
ですので、ほとんど変わりません。


以上、①~④まで

その他小ネタ
・マフラーアース
排気ガスはかなりの静電気を帯びていますので
マフラーアースを装着すると排気の流れが整流され、排気干渉のイヤな音が少なくなります。

・アルミテープ
同様に静電気が放出されやすくなりますが
そもそもテープの耐熱性が低すぎて、数百キロしか持ちません。

ほかにも色々ノウハウがありますが、長くなるのと
マニアック過ぎてみんな興味ないと思うので、
知りたい人はどこかでお会いしたときにお話します。

ではまた来年!
Posted at 2017/12/30 01:22:05 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日記

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何シテル?   05/17 16:51
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