8.『JZA80 SUPRA BodyWork!』 仕様変更編 その1
投稿日 : 2014年12月31日
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※2003年にWebサイト(!)で公開した『JZA80 Supra BodyWork!』をみんカラに引っ越すことにしたよ。今回は同時に必要となった仕様変更箇所の解説だ。
■足回りの変更
車体の剛性が向上すると、車体で吸収されていた入力は足に全部集中します。
加えて、重かったフロントが12Kg以上軽くなるので、よく動く足を作るようにします。
バネレートを下げてショックアブソーバで調節するというのがセオリーかもしれません。
もともとフロントのバネレートが低かったので、サスペンションは現状で様子を見ます。
ショックアブソーバーは前回の仕様変更から約4万Km使用したので、O/Hを兼ねて仕様変更します。 作業を依頼するのはスクートスポーツです。
14万キロ交換していなかったアームブッシュと同時にボールジョイントの劣化は必至です。前後ともアッパーアーム、ロアアーム、その周辺部品を後期型JZA80のものと交換します。
後期型のフロントアームは前期型より進化しています。
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新しいアーム類。
アームは中期型から変更になって進化しているので積極的に利用する。
前期型スープラならアームとテンションロッドごと中期以降のものに交換する。
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新品のアームにはブッシュが圧入済み。
TRDの強化ブッシュへの交換はこれらのアッセンブリパーツに付いてくるブッシュがへたってからでもよい。
14万Km使用したボールジョイントは指で持って揺らせるほどゆるいが、新品は手で握って動かせない。
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■軽量化
アンダーコート以外にリアスピーカー、ウーハー、アンプ、コンポ等を取り除きます。
エアコン、エアバッグ、ABSなどは残します。
今回の作業で部品を変更する軽量化としては、運転席、助手席、ボンネット、フロントフェンダーです。
純正ボンネット12Kgからドライカーボンボンネット4.3Kgに、純正フェンダー片側3.8Kgから2.8Kgに減量します。
ドライカーボンボンネットは除去した室内分のアンダーコートと同じ重さでした。
また、今回の作業とは別に軽量化に関与した部品はAPレーシングのブレーキキャリパー、クアンタムのショックアブソーバー、NOVAのサスペンション、RAYSのアルミホイール、ATから6速MTへの換装、後期型純正アルミコアラジエター、ステアリング等です。
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裏側も綺麗なカーボン目が見える。
ボンネットとフェンダーとフロントアンダーディフューザー(リップ)はカーボンになる。
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■カーボンとドライカーボン
単に「カーボン」と言った場合はウェットカーボンを指すことがほとんどです。ウェットカーボンはFRPのカーボンの上にカーボンを貼ってあり、見た目はカーボンですが基本的にはFRPと変わりません。FRPで軽くすると強度がなくなります。
したがってある程度の強度を出そうとしたらアルミボンネットと変わらない重さになります。
ドライカーボンの場合、FRPに見られる経年劣化・熱劣化はなく、何十年でもそのままの滑らかな表面を維持します。
内部にはハニカムが入るため、断面係数が高くなります。
つまりドライカーボンは軽さ、強度、耐用年数の点で優れています。
熱源に近いことから変形を避けたいボンネットにはドライカーボン、熱源からの影響が少ないフェンダーにはウェットカーボンを選択します。
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裏側はFRP。
表面にカーボンを張っている。
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