5月30日土曜日の朝に納車されました。
月曜も休みを取り、3日間で下道を950kmほど走りました。
本当にいい車です。 このような車を所有でき、よい人生だったと思います(笑)
最初の印象の忘備録です。
納車)
いよいよ、本日9時納車。家を出るときはどんよりと曇り空。予報通り、PC到着頃には小雨が降り始めていました。(このところの納車日のジンクスどおり)
納車費用は節約したし、それで迎えを頼むもの気が引けたので自力で行くことに。
自宅からPCまで最短距離で約10km。 バスでこり継ぐと、自宅がある市内の東のはずれから中央部経由でPCがある南部まで結構かかります。 こんな路線のバスなどまず乗ることはないのでいい機会かなとも思いましたが、ちょうど家内のCTが半年点検の時期。レクサスのディーラーからPCから1km位。
家内とCTでケイマンを取りに聞き、その足でCTを預けて2人で初ドライブに出かけることにしました。
PCに着くとケイマンは納車用?のガレージに正面を向いてちょこんと居ました。
GTS・・黒い大きなリップと、黒いヘッドライト。なかなかカッコよい(にんまり)
リップは低いもののそこそこの高さがあり、使いやすそう(・・・スーパー駐車場から公道への出口はじめ、何気ない段差で何度かリップの下のゴム(プラ)がザーッと音をたてています)。
タイヤとホィールハウスの隙間もいい感じ。タイヤはグッドイヤー EAGLE F1 ASYMMETRIC 。よく知らないタイヤですが、純正採用タイヤなので良いタイヤなのでしょう。メイド イン ジャーマニー との表示があります。
さてさて内装。ふむふむ。うんうん、かっこよい。
フルレザー・アルカンターラの内装は中々の高級感。標準のレザー同色の黒ステッチもそれなり品よく目立っている。 エアコン吹出口、ダッシュボードとドアのパネル、ステアリングのスポークの銀色が同色/同素材でなかなかこれもおしゃれ。 サンバイザーとCピラーのアッパーパネルは、米国仕様と異なり樹脂でした・・・ちょっとだけ残念。
いよいよ始動。 担当の方にアイフォンで録画(録音)準備をしてもらって、初「グワン ギャロー ロロロ・・・」。 GTSに巡り合ってしみじみ良かったと思いました。
その後、ショールームで簡単な説明。記念品として赤キャリパーのディスクブレーキ型キーホルダーを頂きました。ブレーキディスクが回る作りでなかなか品質感もあります。 ポルシェクレストの革のキーホルダー位はくれるかなっと思っていたところ、何よりでした。(が、家内に取り上げられ家内のバッグの飾りになりました。)。
初インプレッション)
いよいよ出発。 営業マンも見ているし、エンストはしないよう、かつ吹かせすぎず、颯爽とスムーズに と気持ち緊張気味にスタートしましたが、あっけない位スムーズ。スタート時のクラッチのつながり具合が分かりやすいのと極低回転のトルクが十分有ることの相乗効果だと思います。
噂の右ハンドルMTのペダル位置は、一番最初足で探したときは、「あれっ結構左に寄ってるかなあ」と思いましたが、2回目からは気にならなくなりました。
加速中のシフトチェンジも、クラッチのつながりが何故かスムーズ。S2000の頃はスムーズなシフトチェンジにはかなり苦労していました。 クラッチの重さは、軽からず重からず。 86やCR-ZのMTに試乗したこときは、スカスカと軽すぎる印象でしたが、ケイマンはなかなか高級ある丁度良い重さに感じます。(1時間以上歩くと翌日ひざ痛や筋肉痛が出る程度に性能が劣化した足にとってもです)
クラッチのつながる位置が、当時の私のS2000と比べてかなり底に近いところにあります。 S2000はかなり足を浮かせたところでつながっていました。このため足がかなり宙に浮いている状態で半クラッチを調整し、つなげなかればいけませんでした。(当時でディーラーに調整ができないか聞きましたが、できないとの言われました)。
(私の?)ケイマンの場合、底に近くてつながるので、かかとをフロアに付けていて、つま先だけを引き上げている段階でつなげられる感じです。シフトアップ時には、シフトレバーの切り替えの早さやエンジン回転の落ちとかをに気にしなくとも何故か勝手にスムーズにつながります。 家内が、この車まるでオートマみたい(ギヤチェンジのショックがない)と感心していました。(私がシフトチェンジがうまいのでは決してありません。家内の評は、以前のS2000MTの頃の私の運転と比較しての話でです。当時シフトショックが出ないよう随分気を使っていました。しかし、エンジンの回転を瞬時に合わせたり当然できないので、半クラッチと微妙なアクセル加減でごまかしていました。MTから離れていた4年間にシフトチェンジは一層下手にこそなれ、勝手にうまくなっているはずはなく、100%車の違いのせい・・おかげのはずです。
ステアリングも絶妙な重さで、軽すぎず・重すぎず。足回りもなめらか。ボディーのしっかり感も期待どおり。小さな凸凹も、大きなショックも実に滑らかに。小さな凸凹が続く道はフラットに進むし、大きなショックは角をしっかりとって一発「ドスン」。車体はがっしりでミシリともしません(今のところ)。
慣らしで3500回転までに抑えていますが、つづら折りの小さなコーナーも、中~大きなコーナーも実にスムーズにかつどっしり安定して思い通りに曲がっていきます。
PASMの柔らかい、中くらい、硬い(ノーマル、スポーツ、スポーツプラス)は、そういう感じはしますが、はっきりとは分かりません。
なお、これだけの幅広タイヤですが、わだちや傾斜でハンドルを取られるといったことも全くありません。 流れに併せて走っている分には、拍子抜けするほど安楽です。妻も「横に乗ってて、あんな値段の特殊な車とはと思えない、全く普通たい」と言っていました。
加速時のシフトショックの無さは書いた通りですが、シフトダウン時はオートブリッピング。全く瞬時にウルトラスムーズ。ブォーン(加速)→ボロボロ(減速)→バルン(シフトダウン)→ブォーン(再加速) と何と気持ちのいいことでしょう。 まだ、どうすればどれだけの大きさの音になるのかそのコツはまだ十分分かりませんが。 慣らしが進み回転が上がっていくと、もっともっと音に迫力が出てくるでしょう。 ただ扱いきれるかは全く別もかなり難しそうですが。 これだけ抑え気味の回転でもこれだけ気持ちがいいのですから、大変な素性、性能の車なのだと思います。
シフト自体の感触は、昔何かで読み真に受けていた「急に操作することなく、ギヤを抜き次のギヤに入れる直前では一瞬待ってシンクロが効いた後に入れる」という操作方法では、ストロークも長くゴリッという感じも残り全然「カチカチと実に気持ちよく」ではないなぁーと思いました。ウーン、例えばサーキット等では0,1秒がとても大事な中、そんな悠長なシフトをするはずないよなあ・・・・と思い、力任せにではない程度に途中の待ちを入れずに早くシフトしてみたところ、カチ、カチとギヤが入りました。
ブレーキは滑らかに → 最初のガツンが大事
コーナーでブレーキは厳禁:車体が不安定に → コーナリング中のブレーキは前後荷重の調整 のために必要(重要) コーナリング中に何かあったら即ブレーキが一番安全
等々、何かこれまで聞いて信じていたことと違うことばかり(笑)
人の話は一見もっともそうでも・・・・・(汗)
気になった所を一点)
スポーツエグゾーストがオンの時、流れに乗って、ちょっとした長い登りの時、5速位で回転数で2000回~2500回転位。そのような時に一番使う回転数ですが、アクセルを登りに併せて踏んでいると排気音が結構こもります。 横の家内からクレームが出るレベルです。 アクセルを緩めると消えますが速度が当然落ちるし。 ギヤを落としてでその回転数を外すとOKですが。 スポエグオフだとまあまあです。 ・・・走行距離が伸びるとでなくなるとの説もるみたいです。
軋み、ガタピシは新車時ではありませんでした。とりあえず何より。1800回転位で共振の小さなビビりがダッシュボードあたりから出てますがこれ位なら御の字。
今後は距離が増えるにつれ出てくるでしょうが、「新車時から」は、無かったのでまずは良かったです。
次に、収納です)
前後のトランクはご承知のとおりですが、シート後ろのエンジンルームの上にある両側のふた付きポケット。中は意外と広く、ファブリックもきちんと貼られています。かなり厚い純正車検証入れが余裕で入ります。ポケットの場所柄、普段あまり使わないもので、かつ必携のものには有用です。お蔭でグローブボックスが空きました。 ドアポケットも意外に使えます(一番前の一等地に置いてあった発煙筒は、トランクへ移動し、サングラスや眼鏡を置いています)。S2000はグローブボックスもなくドアポケットは極小・・・だったのと比べるとはるかに充実してます。シート後ろのアルミバーも温泉あがりのタオル干しにぴったりです。
びよーんと出てくるドリンクホルダーは使い勝手は十分ですが、出ている時の見た目が、微妙に感じられます。
オーディオとナビ)
エンジンや排気音ばかり聞いていてオーディオはまだちょっとしか聞いてませんが、音質は私にはいい感じです。この世界、ホーム用だと電源コンセントの極性の違いも聞き分ける人までおられるそうですが、私のレベルでは期待を十分超えてました。私のポイントは、ドンシャリでないことと、ドラムやベースの鋭い低音がしっかりと締まっていることです。レクサス(旧IS)の時は標準とオプションのマークレビンソンでは全然違っており、マクレビ(通称)はいいなあと思っていましたが、ケイマンは十分ぽいです。
ナビは、本体性能は並(十分)と思いますが、タッチパネルの反応が中々良く、意外と好感触です。また、ナビ自体は市販品(NX713)とほぼ同じで14年モデルと比べー世代新しくなっています。ナビ下部のスィーッチがタッチパネルから物理スィッチになり見た目も使い勝手も(私的には)向上しています。 また、メニュー画面等がバージョンアップされかっこよくなっています。
TVアンテナや電話用マイクはチャンと工場装着です(ちょっと目立つ後付けアンテナや後付けマイクでなく、極細い線状のTVアンテナと、ステアリングコラム内の仕込みマイクになってます)。ナビの詳しい使い方はこれからマニュアルをボチボチ読みます。
そうそう、ちょっと気になっていたナビの地図の更新は、3年間無料でした。
右側メーターの液晶ディスプレイ)
3連メーターの右側ですね。左側のスピードメーターは「300kmまで刻んであるぞ」という飾りみたいですが、右側のメーターのディスプレイは充実した情報が表示されます。油圧や油温が出る車は初めてで珍しいし、水温は実際の温度が数字で表示されるので、朝からどれ位で水温が何度に上がるのかはっきりわかります。
電圧計はエンジンを止めてオーディオを聞いていたりCDを録音したりする時、バッテリー状態確認などに重宝します。 タイヤ圧モニターは、一度大きなキャッツアイを踏み大きな音もしてヒヤッとしましたが、タイヤの状態の確認で使えました(2日経っても空気圧に変化がないのでOKだったと思われます)。
初洗車と自力コーティング)
3日目に初洗車をしました。納車日が雨で結構山道を走ったこともあり、かなり汚れました。翌日が晴れたこともあってか、3日目で洗車したら結構こびり付いて落ちにくい汚れも。
車高が低いので天井は実に洗いやすいですね。20インチのホィールは、スポークも多くなく洗いやすいかと思っていたところ、スポークとリムの接合部が結構狭く手間取りました。またホィールが大きいのでスポークの間からリムの裏側が良く見えて、そして手が届くのでそちらも洗いたくなり、それにも手間が要りました・・・・リムの裏側はブレーキの乾燥(洗車でできたディスク錆び取り)のためちょっと走ると、キャリパーから出るらしい汚ない茶色の水が飛び散りしっかり又汚れます。
早速こびり付いた汚れもあったので、予防にと思いついでにと、購入していたコーティング剤(ピカピカレイン~名前はちょっとあやしいそうです、うたい文句はなかなかです)を施工しました。簡単に軽くできるかと思いましたが、かなりくたびれました。「薄く塗ってふき取る」の繰り返しでそれ自体はそう力も要らず難しくもなさそうでしたが、車全体だとそれなりに面積もあり、後半は息が上がり汗びっしょりとなりました(^情けない)。
肝は「むらなく確実にふき取る」ことらしいですが、ふき取り残しの確認が光線の具合等なかなか難しい。ふき取りで擦りすぎると余計な傷を入れてしましそうですし、ふき取りそこねがあるとムラになりコンパウンドで剥がさなければいけないとの由(汗)。
予備で買っていたクロスを何枚も取り替えながら、ふき取り残しが無いように、こすりキズを付け無いように・・・。 しかし、ふき取り残しなくふき取れたのか、線傷はつけてないのか中々分からずじまいです。 次の晴れた日に見てみます。 こんな手間と不安があるのが分かると、ディーラーでの原料代数千円・売値○万円も分からなくもなくなりました。
コーティングおまけ)
洗車・コ-ティング後ちょっ乾燥のため走ったら、フロントウィンドウに早速水道水のしみがかなり付いているのが見えました。洗車後の窓のふき取りがいい加減でした。熊本の水道水は地下水のため特にミネラル分が多く、しみが付きやすいようです。これを取り除こうとウォッシャーを出して拭いたら、後ろの窓までウォッシャー液が飛んだのが見えました。
・・・・・大汗をかいたし、さっぱりしに近くの温泉センターに出かけくつろいでいたところ、ふと、コーティング直後は雨に濡らさない用にという注意文を思い出しました。 ゲゲ、ウォッシャー液がリアウィンドウまで飛んでいるので、天井にもかなりかかっているはず・・・。
とりあえず急いで帰ってクロスで再度天井は拭いてはみたものの、水滴の分むらになっていないか、これで余計なふき傷を付けてしまっていないか、もう薄暗くて良くわかりません。 また、明日の予報をみてみたら雨。ガレージは屋根はあるものの前後左右から降り込みます。 注意書きでは12時間は雨に濡らすな、完全硬化は2週間。・・・・夜中から雨がふりだしませんように ( →翌日午後まで雨は降らずにもってくれました。)
燃費)
信号の多い街中は普通に走って7~8km、バリバリと周りのヒンシュク(注目)を引きたいと思うと5~6km。郊外は流すと11~12km、軽く気持ちよくで10km、元気を出していくと8km → 6km → 多分 4km 位の印象です。海岸線を30km位超省エネ運転をしたら燃費計で16km/lでした。
さて、いよいよ)
1000kmを超えたら5000回転、2000キロを超えたら6千回転まで回してみる予定です。
そこにはまた別の世界がありそうです。