Modulo(モデューロ)とは

公道を走ることを全然考えて無さそうな、宇宙船みたいな恰好の、この自動車。
”ピニンファリーナ”によって1970年に発表されたワンオフコンセプトカー 「モデューロ」だ。
凄まじく未来っぽくて、ランボルギーニが霞んで見えるほど。

既に走るようになっているらしいが、
これからレストアするところの動画も公開されている。

この「モデューロ」というのはイタリア語で「宇宙船(英語：モジュール)」を意味する単語なのだそうだ。

そういえば宇宙船って確かに「モジュール」で構成されている。

元々は、再利用したり、転用することが可能な部品の集まり、機能ブロック、といった意味なのだろうと思う。ASSYとか、コンポーネントとほぼ同じ意味だろうね。

我らがHONDAの純正カスタムパーツのブランドも「Modulo」なので、どっかで聞いたことのある言葉だなと思った人も居るはず。
おそらくイタリア語がルーツなのだろう。
「宇宙船」っていう意味から名付けられたのならカッコいい話だけど、違うかな。

宇宙船っぽい自動車といえば、ホンダの場合は2.2LのVTECエンジンを積んで、スペシャリティ路線というよりスポーツクーペとして出てきた「プレリュード」がある。

外観もなかなか大きな塊感があるけれど、

このメーターパネルが最高に宇宙船っぽい。
さらに当時は金をかける余裕があったのか、純正でDSP制御のサウンドシステムを積んでいる。
バブル崩壊でこれら３ナンバーの高級車種は軒並み販売不振に陥ったそうだけど、この時代にしかできなかった贅沢に開発費をかけた、いい車種なんだろうな。