むっくん1号のブログ一覧

僕のEK9のエンジンの中身
ピッカピカでしょ～ぉ

ぜ～～んぶ理由があって施工しています。
ピストンをピカピカにしたのは、ピストンにカーボンが付着しないようにするため。
カーボンが付着すると、ノッキングの原因になるため。

全部手作業。

カムプーリーの効果は
排気温度が200℃下がること。
排気温度が200℃下がると言うことは、燃焼室の温度も下がっていると言うこと。
燃焼室の温度が下がるということは、ノッキングが起きにくいということにつながります。

ノッキングってこんなの。デトネーションともいう

ピストンが上死点に来る前にピストンの端っこが高温高圧になるので
自然発火を始める。



次に上死点に来ると
スパークプラグで火花を出し燃焼開始



ピストンの端っこからの自然燃焼とプラグからの燃焼が広がる



どちらからも高温高圧の燃焼がぶつかり合うとノッキングが起きる。



ノッキングは衝撃波を伴う爆発になるので、衝撃はすさまじく、コンロッドはこんなになったり



ピストンには穴があいたりする。
動画の前半は通常の爆発
後半はノッキングによるもの。
ノッキングは衝撃波を伴うので固定してるカメラが動いているのがわかる。



ピストンの端っこから自然発火しないようにするには
ガソリンが勝手に燃えてはいけない。

だから高出力エンジンは勝手に燃えないガソリンを使う。
それがハイオク　ガソリン。

ハイオクを使わないでレギュラーを使うと今の車は「おりこうさん」なので、ノッキングを回避するために点火タイミングを遅らせることで、ノッキングを防止している。
点火タイミングが遅れると、出力が落ちる。

点火タイミングは進角させるほうがいい。
するとノッキングが起きやすい。
進角させたまま、勝手に燃焼させないためには

燃焼室の温度を下げる事が必要になってくる。
その一つの方法が排気タイミングを遅らせてオーバーラップを大きくとる。それがカムプーリー

燃焼が完全に行われ、温度が下がる。
よってノッキングの防止に役立つ。

圧縮を上げたエンジンは必ずしないとエンジンブローの原因になるよ。
ターボ車も同じ。
ブースト上げてるエンジンは、NAで言えば圧縮を上げているのと同じ。

何の対策も取らずブースト上げるのは、ノッキングを起こして壊そうとしているのと同じかな(^^)/

今のエコカーの圧縮比は12.0:1と高圧縮。
デミオなんて14.0:1

しかもレギュラーガソリン。
燃焼室の温度を下げるために、インジェクターのノズルにある穴の数が5個ぐらいだったか？多いよね。燃料を綺麗に霧化することで、吸入時の温度を下げて燃焼室の温度を下げる効果を狙っています。

なので、吸気も出来るだけ冷たい空気を引き込む事も必要。

むき出しエアクリなんてのは、エンジンの熱気を吸い込むのでホントはNGなんだよね。