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kiyotaka.の愛車 [三菱 パジェロ]

整備手帳

作業日:2018年11月11日

パワステポンプのオーバーホール

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目的 修理・故障・メンテナンス
作業 DIY
難易度

中級

作業時間 3時間以内
1
スロットルボディーのクーラントの漏れをチェックしていたら、パワステポンプの猫泣き声が気になったので、オーバーホールしました。
以前にオイル漏れがあったのでシールキットMR272304(約\2,000)は買っておいたのですが、パワステフルードを交換したらピタリとオイル漏れがなくなったので様子見をしておりました。
キットにベアリングがあったような気がしたのですがありません。。。
どうしたものか。。。
とりあえずファンベルトを外して、異音の変化を確認しましたが、やはりパワステポンプが原因と確定です(^_^;
ここは、オーバーホールの決心をして、ベアリングは分解して型番を確認することにしました。
まずは、パワステフルードを可能な限り抜いて、漏れの被害を最小限にします。
2
パワステポンプの摘出は14mmソケットでボルト3本、17mmソケットでバンジョボルト、ホース1本、ターミナルの配線だけなので特に難しくはありませんでした。
その他、ファンベルト、プーリー、ベルトカバー、ATFホースステー、エアーフィルターボックス等も外しましたが説明は省略します。
手間取ったとすれば、パワステポンプの後ろの14mmのボルトですが、あまりスペースがないので14mmのストレートタイプのラチェットメガネ等がないとプラグのカバー等を外す必要があるかもしれません。
外して外観点検しましたが、以前オイル漏れをしていたので痕跡は残っていますが、現在は極めてドライな状況で異常はありませんでした。
汚れが内部に入ってはいけないので灯油できれいに洗いました。
3
ボルト4本をインパクトで外してここまで分解しました。
手こずったのは、写真のプーリーの軸にリングがはまっていますが、これを抜くのにスナップリングプライヤーでは抜けずに、千枚通し2本を駆使してなんとか抜きましたが、外したらリングは広がって再利用不可の状態でした。
キットにリングが入っているので問題ありませんが。。。
また、ベーンポンプのベーンの位置、向きを変えないように注意して作業していましたが、結局ベーンがばらばらになってしまいました(ToT)
異音の原因になるらしいので、なんとかならないかと、よく見ると各ベーンにはすれた痕跡が残っていたので、一応、痕跡が同じようになるようにしましたが、もうこれで組むしかありません。。。
初心者は慎重にベーンを取り出して、表面の擦れの痕跡を確認し、マジック等で工夫をして最悪のパターンにも対処できるようにしておいたほうが良いと思います。
写真では組上げた後、輪ゴムでとめましたがイマイチでした。
結局、問題のベアリングは交換できるボールベアリングではなく、カラーのように本体に打ち込まれているので、清掃して元に戻しました。
以前、パワステフルードを全く交換していなかった際、パワステフルードを交換した際にストレーナに異常にゴミが溜まっていたので、もしかしたらゴミの残骸がポンプに残っていたため異音の原因になっていたかもしれません。。。
シールキットには各種のシールが入っているので、現物と比較しながら交換して元に戻します。
4
シールキットを現物と比較しながら1点、1点交換していきました。
シールは20年以上たっているので、さすがに一部のシールは硬くなっていましたが、ほとんどのシールはまだ5万キロは行けそうな感じでした。
ただし、シールが2コ残ってしまいました。。。
写真のC、Dです。
これを交換するには、27mmのソケットが必要ですが、外し忘れていましたので外してシールを交換します。
5
パワステポンプを固定するため、もう一度、エンジンに仮組みして27mmのソケットでなんとか外れてくれました。
ロングソケットなら問題なくはずせますが、薄いナットでジョイントが長いのでショートではなかなか厳しいですがなんとかなりました。
スプリングが入っているので注意が必要です。
6
外したジョイントキットです。
写真の他、スプリングがありますが、本体に残ったので特に取り出しませんでした。
薄いナット部は錆びていたので一応、錆転換剤を塗って防錆処置をしました。
シールを交換して元に戻しました。
7
元通りに組上げてオーバーホールの完成です。
ずいぶん内外ともにきれいになったと思います。
なにより、内部の構造が理解できたので勉強になりました。
組上げにあたっては、ベーンのケースの穴と、下のプレート、本体のピンの位置、部品の裏表等の向きが一致しないときっちり合わさらないので、4本のボルトで無理にはめ込もうすると壊れるため注意が必要です。
8
エンジンに戻して、パワステポンプのエアー抜きです。
すぐにエンジンをかけるとパワステフルードがポンプに入っていないので、折角オーバーホールしたポンプが昇天してしまいます。
前輪を浮かせて、エンジンをかけずにひたすら左右にハンドルを切ります。
30回ごとにリザーブタンクを見て、残量と泡を確認してエアー抜きの状況を確認しました。
100回ほど繰り返し、泡が減り、残量の変化がなくなったので、2秒ほどエンジンをかけて、再度30回ほど繰り返して、これを2セットやりました。
エンジンをかけても異音等は発生しなかったので、左右に各々2回、ロックするまでハンドルをきり異常がないことを確認して、エアー抜きは完成です。
試運転をして、ハンドルが異常に軽くなってびっくりしました。
新車だとこんなかんじなのでしょうね、オーバーホールして良かった。
パワステフルードは、カストロールのATFが1リットル100円で安売りしていたのを大量に買ったので、気軽に交換できます。
ATFほどシビアではないらしいので、大丈夫でしょう(^_^;

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