車速連動オートドアロックキットの装着（その①）

エンラージ商事の「車速連動オートドアロックキット」をエクストレイルに装着しました。
日産セレナC27用ですが、エクストレイル （T32、NT32、HT32、HNT32）にも適合しています。

装着する箇所が、比較的に取り外しが容易なステアリングコラムカバー（ハンドル周りのカバー）内、接続もカプラーオンということですが、作業していて迷う場面もあったので、詳細に作業の経過を記録しておきます。

キットの内容です。
左から取り付け説明書、ヘラ、コントローラー、小さな結束バンド、ハーネス（カプラー、コントローラー、OBD挿し口を接続）です。

装着作業を開始する前に、コントローラーのフタをスライドして開けて、動作設定を行いました。
１はドアロックの条件で、ONは時速12～18km/hでロック、OFFは「Ｄ」でロックなので、ONを選択。
２はドアロック解除の条件で、ONは停止後「P」で解除、OFFはエンジンOFFで解除なので、ONを選択。
４はドアロック機能のON/OFFなので、ONを選択。
３、５は使用せず、３はON、５はOFFを選択する旨の指示があり、その通りに。
写真のとおり、５がONになっていたので、５のみスイッチレバーを下げてOFFにしました。

続いて、ステアリングコラムカバーを取り外します。
エンジンONの状態で、ステアリングを中立位置から90°左に回転させると、赤丸のプラスネジが見えてきますので、これを外し、今度は右に90°回転させて、こちら側のネジも外します。
ネジの取り外しを終えたらエンジンをOFF。
そして、黄丸のハンドル固定レバーを押し下げて固定を解き、次の作業に備えて、ハンドルを出来る限り手前に引き出し、下方に押し下げます。

続いて、赤矢印をつけたカバーを取り外します。
合皮製と思われる柔らかいカバーで、手前側にツメが４本ありますが、上から差し込んであるだけなので、左右の隙間から付属のヘラを差し込んで、簡単に引きあげることができました。
取り外しと書きましたが、根元は外れないので、手前側をまくり上げる感じです。
そして、合皮製のカバーをまくり上げた隙間から手を差し込み、上側のステアリングコラムカバーの奥側を上方向に引き上げます。

すると、上側と下側のステアリングコラムカバーの奥側のツメが外れ、左右両側に手を入れる隙間ができるので、上側のカバーを上方向へ、下側のカバーを下方向へ、隙間を押し広げていく感覚で開くて、手前側のツメも外れて、カバーの取り外しが完了です。

続いて、ハーネスを接続するカプラーを探します。
取り付け説明書は、セレナの装着例なので選考にならなかったため、ここで少し手間取りました。
ハンドル下には、見る限り４つカプラーがあって、接続する８ピンのカプラーを探します。
探していたカプラーは、私のエクストレイル（H27年７月）では、ハンドルの中心の真下にある白いカプラー（赤丸）でした。

このカプラーはかなり小さくて、押したらツメが下がる部分が指で押せなかったので、赤丸のツメを小さなマイナスドライバーで押し込んで、カプラーを引き抜きました。

※（その②）に続く