キーレスの反応が鈍い件4（キーレスのハンダを修正）

ドアハンドル交換は苦戦の末になんとか終わりましたが、目的であったキーレスの反応不良には効果はありませんでした。まあ、きれいな新品ハンドルが800円で手に入ることが魅力だったのでそれは良いのですが。（ハンドル自体は古いものになっていまいち狙い通りではないことが悲しいですが。）

ということで、キーの方に問題があるのではないかと検索してみると、日産インテリジェントキーの場合、基盤のアンテナ部分のハンダ剥がれにより、接触不良になり、動作が不安定になるという事例が出てきました。
ということで、キーの再ハンダをやってみます。鍵は二つありますが、いずれでも反応しないことがあります。なので、キーの問題ではないのではと思っていたのですが。。。
とりあえずいつも使っている右側のみをやってみることにします。

分解するとこんな感じになります。
基盤はゴムシートで包まれています。これでボタンの押し戻しや防水性を高めているのだと思います。

ちなみに電池の電圧は3.091V。多少消耗していますが、まだ使えるのではないかなあ。まだ１か月くらいしか使っていません。CR2025ですが、CR2035も使えるらしいですので、耐久性を考えるとCR2035にするのも手かもしれません。
まあしかし電圧が問題ではないだろうと思います。

で、このように基盤裏側に電池ボックスを巻くように細い線が巻いてあります。（矢印の部分）これがアンテナですね。
奥側の赤丸のところがアンテナが基盤にハンダされているところです。ここを再ハンダしてみます。

ハンダに使用するハンダごてはこちらのもの。細かい作業に向いた先の細いgootのKS-20R（23W）です。基盤関係をいじる時はこれでないとうまく行きません。ハンダは線径0.6mmのものを使いました。

基盤側から見るとアンテナの裏側のハンダも見えますが、正常な感じがします。特に違和感はありませんでしたが、とりあえず再ハンダしておきました。
写真は再ハンダ後のものです。

一旦、アンテナの裏側（基盤側）の再ハンダで試したのですが、症状再発。表側（電池ボックス側）からも再ハンダしておきました。

アンテナ接触部の方ですが、こちらは熱を入れ過ぎてしまい、多少焦げてしまいました。へたくそです。
シリコン系のものがかぶせてあるので、それを取った方が良いのでしょうが、ハンダ剥がれが原因なら、ハンダに熱を入れて溶かしてやればつくはず。

作業完了。とりあえず正常に動作しました。緑のインジケーターが光っています。後部座席にキーを置いてもきちんと反応します。もちろん一時的かもしれませんので、しばらく様子見です。直ると良いのですが。。

ODO:145,583km

【220122追記】
なんとなく調子が良いような気がします。開錠施錠が出来ない、キーオンが反応しない、ということが少なくなりました。何度か反応が鈍い時もあったので完ぺきではないですが、それなりの効果を感じています。もう少し様子を見ますが、なんとなく手ごたえがあります。