2018年01月20日
まずは安全な視界を確保するためにリアゲートの交換から
先日のブログにも書いたとおり、1ヶ月間ほどの間をおいてクルマの状態を観察しました。
ただ予防線を張っておいたので、ふゆタイヤを履いた状態での状況確認ではありますが・・・・・
それでやはり気になるのは、2ボックスというボディー形状です。
幸か不幸か、雨がほとんど降らなかった時期ではありましたが、予想通り後ろの水滴の跳ね上げが、結構ひどいのとたまたま同色のクルマがあることを理由にテールゲートをワイパー付きに改造することを決意しました。
前のブログでも書きましたが、ワゴンRとしては、最廉価のグレードらしく、キーレスエントリーは付いているものの、アルトバンに使っているミラーとか、リアゲートにはワイパーはおろか、ハイマウントストップランプもないというチープな車なのです。
私の感覚で行けば、不特定多数のドライバーが使う車なのですから、体格に合わせる機構物や視界確保は大事だと思うので、なぜそういうものをつけないのかが非常に疑問を感じているところなのです。
運がいいことにたまたま同じ色の解体車があるという理由だけで、テールゲートを交換する気になったというのが本音なのですが・・・・・
この解体屋さんは、中古部品売もそこそこやってはいるのですが、基本的には金属資源回収が、生業なので、非常に安く部品を譲ってもらえるのですが、一定期間在庫すると部品が売れてようが、売れてなかろうが、全て金属回収、つまりスクラップになってしまうのです。
ちなみにこのクルマは、二段目に乗っているのですが、一段目は、なんとアルファの156、3,2セレスピード、ブルーメタにタン皮、サンルーフ付きという私ごのみの車なのですが、ほぼ同時期に入っていて、スペアータイヤ一本売れただけで、整備記録からスペアキー(しかも例の赤い頭のメインキー)まで残っているというのにツブされてしまうのは、たいへんもったいないと感じるようなクルマです。
このワゴンRもそろそろスクラップにリミットが近いため、
「そろそろ解体したいんで、外装でいる部品外してくださいよ。」
と解体のお兄さんに言われたので、怪しげなところから改造することにしました。
この解体屋さんは、神奈川の大手ディーラーの指定解体屋のため、入庫が多いのですが、私のようなワゴンRは、極めて少なく、むしろリミテッドやRRといった上級車種が圧倒的に多いのです。
そういったクルマに白色がないわけではないのですが、白といえば、パールばかりで、ソリッドの白はほとんどありません。
意を決したので、まずは回路を調べにスズキのディーラーへ行き、配線図を入手しました。
それによると、リアのワイパーは、ラジオノイズの関係から、モーターの構成は、アースに落とすタイプではなく、ループ回路になっているのです。
それと車体側面をはうハーネスの中にモーターの行きと返り、熱線ウインドウ、ハイマウントストップランプ、テールランプ、ドアーロック用ソレノイドが同じハーネスになっているのです。
ロケーション図を見ると、コネクターは前右側から各部に行っている構造で、左側は運転席取り付けの骨材の前あたりとリアシートの前端あたりで分岐されて、ドアーカーテシスイッチとエアバッグセンサー、ガスタンクセンダーの各電源線、左リア左スピーカーのアッシーのハーネスになっているという具合でした。
左テールの配線は、右からバックパネル伝いで、電源供給となっていました。
これなら余計なことを考えずに車体後半部のハーネスを全取替で済むから楽だなと不覚にもそのように考えてしまったのです。
ハーネスを取り替えるという作業は、初めてではなく、以前カロバン近代化計画で、セダンハーネスを移植して、作ったことがあるので軽く考えていました。
さて、実作業に入ると、いつもリアから始まるのですが、室内を剥いで、続いてナンバー灯を外そうとした時です。
「あれっ、ナンバー灯一個しかないぞ?」
ということに気がついたのです。
スローパーワゴンRは、二灯、ナンバー灯がついているぞ。
急いで自分の車のリアドアのステップを外してみると、テールの電源が車体の真ん中で分岐されているではありませんか!
うひゃー参ったこりゃー特装車だから、全然一般車とリアーの構造が違う。
そこで作戦変更、最低限の配線を流用することにして、車体中央部の線は全部ぶった切って、必要な部分だけにハーネスをまとめることとしました。
本来は、車体前方からブレーキランプ電源を取っているものもギロチンでリアから取る方式に変え、
極力シンプルに心がけました。
そうすると、ウォッシャー液もフロントから来るのでその配管と二本の配線だけになり、たいへん仕込みやすくなりました。
ただ折角、一台まるまるハーネスをむしって何本かしか使わないというんだったら、自分で配線を引けば良かったとも思っています。
まだ配線はしてませんが、見た目は、リアワイパー付きになった、スローパー号ではあります。
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Posted at
2018/01/20 23:06:57
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