2014年11月30日
もう今となっては、過去の遺物となったカセットテープが二本、写真と一緒に出てきました。
自分のカセットデッキは、既に二十年くらい前に知り合いに上げてしまったので、再生機がありません。
んーどうしたらよいかな?
漠然と考えていたら、そうだ!ボルボのオーディオの組み合わせが、カセットだったっけ!
早速カセットをかけてみたら、一本目はロッド・スチュワートのベスト盤でした。
なんか妙に懐かしい音で嬉しくなってしまいました。
もう一本は、クリスマスソングでした。
驚いたのは、どちらも20年以上再生したことがないはずなのにテープが伸びていいたりしていなかったのです。
カセットテープって伸びるから車内に放置しないでくださいって言われた記憶があるのに
全く音も劣化していなかったです。
そう思うと、もう全然聞かないと思ってカセットは、まとめて捨ててしまったのが急に惜しくなってきました。
自分は、YMOのアコスティックバージョンが一度きりの約束で、NHKで流した録音があったのが残念でなりません。
実は、昔かなり撮りだめしたビデオがあって、ソレを見たいとは思っていましたが、画質が気になって半分諦めたいたので、ちょっと希望が出て来ました。
しかし、VHSの方はいいですけど、ベーターは、どうしたものやら・・・・
思いつくたびに、両立ってなかなか難しいです。
Posted at 2014/11/30 23:04:08 | |
トラックバック(0) | 日記
2014年11月30日
もう30年も前の話ですが、自分の会社は、第二の工場用地を探していました。
その時、第三工場も視野に入れて工場の用地の選定をしていたのですが、その時の話です。
会社の各部署から、1人ずつ「工場用地検討委員」が選ばれ、自分もその一人に加えられていたのでした。
自分の会社は、電機系ですので、工数が比較的多く、まだ部品の装着の機械が、バカ高くて精度が低かったので、労働力の良いところというところを検討していたのです。
既に第一工場は、人員の確保と地方自体の招聘もあり、S県からI県へ移転したばかりでしたが、会社がイケイケムード全開でさらなる増産を狙っていました。
そんな時にアドバイザーという人物がいたのですが、この人がものすごく優秀な人でした。
当時製造業の主流は、工場の海外移転で、製造の拠点に韓国に据えているところが多かったのです。
また、当時のマスコミは、韓国は製造業のパラダイスみたいな報道をしていたので、会社の「工場用地検討委員会」は、それらの資料を出し、第二はともかく第三工場は、韓国に進出しようという機運が高かったのです。
ある日の委員会の席上で、工場の委員から、資料提示があり、
「今後の製造業は、韓国で行うべし!」
と提案があり、状況の説明がされていました。
一通りの説明が終わり、社外のアドバイザーが口を開きました。
「もう遅いです。工場進出は、初期にしなくては遅いのです。
なぜなら、工場進出が多くなれば、工賃がかさむようになり、メリットが失われるのです」
「同じ理由から、台湾もダメです。工賃が上がりますから」
さらにアドバイザーは、続けるのです。
「工場進出は、30年後を見据えて行かなくてはいけないのです。
工員の質向上には、自社の教育だけでは、限界があるのです。社会の整備も重要な要素です。
工場の利益が確保されるようになるのに10年は見なくてはいけません。」
この言葉に一同は、シーンとしてしまいました。
そして委員の一人が、
「どこならいいんですか?」
と質問しました。
「ベトナムです」
アドバイザーは、回答しました。
一同は、唖然としました。
当時のベトナムは、終戦から10年そこそこの国でしたので、どうなるかわからない状況でした。
このあと議論が交わされ、最終的に候補地は、I県内の工業団地に第二工場、第三工場は、ベトナム進出が決定しました。
それから30年が経過しました。
この話は、どうなったと思いますか?
会社は、同業他社に買収され、日本の第一工場は、閉鎖、第二工場は、用地買収で終わり、結果ベトナム工場だけが残ったのです。
優秀な人って物事を4次元的に見られる人なんだ!
優秀な人っているんだなというの見せつけられた気がしました。
Posted at 2014/11/30 09:23:35 | |
トラックバック(0) | 日記