2015年12月18日
昔、カーグラなどで
「サンルーフ信奉」
みたいな時期があって、初代シビックやアコードまで、マルエヌオープントップみたいなビニールトップをつけている時代がありました。
また、当時のルノー5、フィアット500、2cvなどもビニールトップでした。
自分が初めて、体験したのは、シトロエンGSのスライディングルーフで、
「屋根が開くのは気持ちがいいなぁ。」
と思ったものです。
車を買うときにうちの親父にサンルーフ付きを買おうと言おうものなら、
「狩りに行くわけでもないのにそんなものいるか!」
と一蹴されてました。
そのうち自分も独り立ちする頃、新車を買うとき、
「絶対、自分の車は、サンルーフ付きだ!」
と心に決めたのでした。
チャンスがやってきて、なんでも好きなものを買えといわれ、
ワクワクした気持ちで、ディーラーまわりをしてました。
当時は、それほど予算もなく、ボルボ240、メルセデスW201、プジョー505あたりを検討していたのですが、そこに思わぬ伏兵が現れたのです。
それは、トヨタクラウンのスーパーチャージャーです。
前述の車は、どれもエンジンに魅力がなく(若かったからかな?)、一発でやられました。
カタログを見ると数々の装備があり、サンルーフが、しかもムーンルーフではありませんか!
一にもにもなく、即注文しました。
そのほかにも、スポーツパッケージ、アナログメーターなどを注文したため、納車に二ヶ月以上かかってしまいました。
しかし、効果は絶大で、以後ウチのメインの車には、サンルーフがつくようになったのです。
そんな中、スポーツ用SA22サバンナが調子悪くなってきました。
「サバンナもそろそろ寿命か・・・・次に何にしようかな?」
ロータリーエンジンですから、手間も費用もかかると考えていたところ初代ユーノス(まだミアータとマツダでは呼んでました。)ロードスターが出るぞという情報が飛び込んできたのです。
「サンルーフであれだけ気持ちがいいのだから、オープンカーはもっといいんだろう。」
と考えているといてもたってもいられず、先行予約会に潜り込み、神奈川の第一次納車の権利を勝ち取りました。
まだユーノス店ができる前で、車は、大磯の神奈川マツダ本社で引渡、急いで取りに行ったのです。
「オープンカー買ったからには、一年中屋根開けるぞ!」
決意したのですが、納車が秋口なので結構寒いのです。
また、ピュアスポーツを見込んで買ったのに重心が高い感じがどうにも馴染めません。
足をマツダスピードで組んだりしたのですが、ミッションの出来の悪さから、全く飛ばす気にならないのです。
「これは、このクルマの設計が良くないからだ!」
と思い込み、次々オープンカーを買い込んでみました。
一番良かったのは、W170のSLKでしたが、オープンはピュアスポーツにあらずという結論となってしまったのです。
その理由として
1、屋根がない分、クルマがしなり、ステアリングの座りが悪い。殊にFC3Sは、クローズドトップと オープンに乗ったが、差は顕著。某チューニングショップのおねーさんも最初カブリオレだった のをクローズドトップに”ハコ替え”
2、オープンカーは、二座じゃないとダメ。
オープンカーに乗って寒いのは、前方からくる風ではなく、ベルーヌーィ現象によって起きる空 気が渦巻く事によって、すねなどの下半身が冷えること。
特にリアにシートがあると、後ろからの巻き込みを防ぐ手段がなくなる。
春先に3人連れで、セリカのコンバーチブルに乗り比較的暖かいと言われる房総半島をドライ ブしていて、後ろのおねーさんに
「この風は、拷問!」
とキレられ、オープン状態を強制終了させらました。
3、いたずらの恐怖。
幌張りのクルマは、恐怖、オペルアストラの幌は、当時60万だと言われたし、124のカブリオレ は、100万以上らしい。バリオルーフなら心配無用ですがね。
しかし、限定的ではありますが、オープンカーの魅力は、
穏やかな道を初夏の天気の良い日に走ること。
この日のためだけに我慢できるか、否かは個人の忍耐力の差でしょうね。
Posted at 2015/12/19 00:10:23 | |
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2015年12月18日
この前のブログで入札していた左側のヘッドライトを落札することができました。
商品説明の欄を読むと、ジャンク扱いの文言が書かれています。
当然出展者は、責任の所在を明確にするために書いていると思われます。
何しろ980円で落札ですから、自分で加工するつもりでないと大変な落胆を味わう事になると想像がつきます。
前もってディーラーに問い合わせ、ヘッドライト合わせ面のパッキンがないか調べたのですが、ヘッドライトは、コンプリートだけの供給となるようです。
昔、124までのメルセデスだとレンズ単体、パッキン単体で部品が供給されていて、密閉の悪いヘッドライトのオカマ部分が分解できて便利でした。
210系は、電球の規格が変わったこともあってやれなくなっていましたが・・・・・・
昔のヤナセでは、ちょっと年式が行くと定期点検時にヘッドランプ清掃なる項目が入っていて、なんとなく薄汚れた目つきがさっぱり、パッチリとするのを眺めると気持ちが良かったものです。
昔のJISの自動車用ヘッドライトは、長らくSAE規格品だったのですが、実はその製品規格の根本には、シールドビームならではの試験項目がありました。
それは、灯体を水中につけて内部に水が浸入しないことという条件がありました。
ですから、電球交換型の欧州スタイルのヘッドライトでは、隙間だらけで簡単に水が浸入してしまうのです。
ですから、当時のMS50クラウンのハードトップや、230セド/グロなどの異型ヘッドライトは、メタルバックタイプに白熱電球が組み合わされているのです。
現在この手の車のオーナーは、寿命も短い白熱灯に戦々恐々としているのです。
いま通常の車検を受けるならば、必ずライトの光軸を測定しますが、白熱電球タイプと、欧州型バルブ、H1から始まるヘッドライト用電球類は、フィラメントの位置が完全に違うので、メタルバック型の電球を切り抜き、いま一般的な電球を入れても合格は難しいのです。
ヘッドライトが切れて、車検受審不可ということになりかねないのです。
若い方には馴染みがないかもしれませんが、縦目のベンツなどは、Sクラス、コンパクト(現在のEクラスのこと)、ルノー12、16、プジョー504など1970年以前の正規輸入車などは、輸入台数雨も少なかったので、アメリカ向け車両と共用の何とも無様なSAE規格丸ライトが並んでいたものです。
しかし、日本はその辺の改正がアメリカより早かったので、オリジナル異型ヘットライトでも輸入することができたのですが、欧州型のヘッドランプ電球は、SAEを自動車部品の基準としていた日本は、明るいヘッドランプを制限されていたので、白熱電球に入れ替えさせるということをさせられていました。
同じ時期でもアメリカは、まだ欧州型のヘッドライトが認められておらず、W123系のメルセデスは、標準の欧州型は、異型ヘッドランプで、廉価版の240Dや300D、230などに使われていた一見SAE規格風二灯型も実は、ヘッドライトの周りにガーニッシュをつけてSAE規格シールドビームにデザインを合わせていたのです。
123好きの方なら、アメ並ものと、正規輸入、もしくはヨーロッパ並行は、どことなく顔つきが違うと感じられるのはこのためです。
しかし時代の流れというのは、恐ろしいものでSAE規格サイズの丸型二灯など、昔のキャリーやサンバー、550時代のアクティーなどに使われていましたが、今は生産中止となり、新品は入手困難となってしまいました。
だいぶ横道にそれましたが、V70についてはそれほどの深刻度はないので、灯体が到着したら、分解して、シーリングをやり直して車体に組み付ける予定です。
Posted at 2015/12/18 23:13:06 | |
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