スポーツセレクターをDIYでなんとかする件①
目的
修理・故障・メンテナンス
作業
DIY
難易度
中級
作業時間
3時間以内
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ブログの方で報告済みですが、改めてこちらで。
マニュアルモードでパドルシフトだけで走ると交差点やタイトなコーナーでハンドルを持ち替えたときにパドルがどこかに行ってしまって変速できなくて、パドルをコラムに固定するかシフトレバーで変速できるようにならないかと思っていたところでNENCさんのスポーツセレクターを発見。いろいろ調べると昔のスバル車のシフトユニットの流用でなんとか実現できそうだぞってところから始まってます。
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■用意するもの
・GRF/GVFもしくはBP5/BL5レガシィのシフトユニット
→GRF/GVFの方がシフトユニット上部のプレート剥がれ対策がされててベター
・矢崎 090IIの10ピンのオスコネクタとピン6本
・住友 025TS 14ピンのオスメス1組とピン14セット
・キボシ端子 4組程度
・10mm径に使えるシフトノブ
・スポンジゴム 10mmX100mmX100mm
シフトユニット本体はヤフオクで。私は500円+送料2000円で購入しましたが、本体2000円+送料1500円くらいが一般的かも。
住友と矢崎のコネクタはamazonや配線コムのサイトで購入できます。
シフトノブは私の場合、GC8のMTのシフトにシフト径を10→12mmに変換するアダプタで対応
スポンジゴムはアマゾンで1枚53円で購入。最低2枚から購入可能(笑)
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■シフトユニット側のコネクタ準備
流用するシフトユニットのコネクタの根本から配線を切断し、車体に直結できるようにコネクタをつけます。
まずは矢崎090IIの10ピンコネクタの改造から。こちらの写真のようにはじを3mmくらいの幅でざっくり切り取ります。
その後に配線。配線は以下参照。
オスコネクタの背中(ピン挿入口)からみて以下のようにピン番号をふった場合、
1__23
45678
1 2 に赤2本 (Rレンジ)
7 8 に白/黒ペア 8が黒で7が白 (Mレンジ)
3 4 に赤青/黒ペア 3が赤青で4が黒 (シフト解除制御)
【注意】
オスコネクタは10ピンを使用しますが、背中から見て左の一列は使用しません。上のピン配置は使用しない一列を除いて記載しています。
黒が2本あるので注意。Mレンジ用の黒はシフトユニットのソレノイド部品と反対側の方から来てる線で、シフト解除用の黒はシフト解除のソレノイド部品から線が来ています。心配であれば、シフトをMに変速したときに白と導通のある線をMレンジの線として下さい。
シフトユニット上の方から出てる白2本、黒2本がシフトUP/DOWNの信号のセットです。白黒一本ずつを一つのキボシ端子でつなぎます。残りの白1本、黒1本はそれぞれ独立したキボシ端子をつけておきます。
あとはシフトユニットのシフト信号をハンドルコラムまで引っ張るケーブルを準備して左右にキボシ端子を圧着します。長さは現物合わせしましたのでわかりません(汗)ざっくり60cmくらいかな
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■現在のユニットの取り外し
センターコンソールの取り外しは割愛。先人の方の記事をみてうまく外して下さい(笑)
シフトユニットの左右のパネルも外しておくとその後の作業で傷とかつけなくていいと思います。
コンソールが外れたらシフトユニット本体を取り外します。コネクタを外すのとリアの方に配線されてるケーブルを固定しているものがシフトユニットにピンで止めてあるのでこれを外します。これが少し厄介です。恒久的にスポーツセレクタにするのであれば切ってしまったほうが楽かも(笑)
その後本体を止めている4つのネジを外します。これで本体がガタガタ動くようになります。このまま引っこ抜いてシフトリンケージを外したいのですが、Rレンジのままだとフロアの穴から出てきませんのでシフトロック解除ボタンをおしてDレンジに入れてから引っ張り出します。本体の後ろの方から持ち上げでシフトリンケージの取り付けネジが車内に出てきたら取り付けネジを外します。
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その後、リンケージの前側固定部分を外しますがこちらが少し厄介。リンケージがこちらの部品で脱落しないように止まっています。こちらの下の方の左右にある爪を曲げて引っかからないようにしてからリンケージとこの部品を一緒に外します。リンケージが取り外せたら先程起こした爪を戻しておきます。
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■流用ユニットと取り付け
リンケージを取り付けます。先程爪を修正したU字型の部品をシフトユニットに取り付けます。爪がしっかりロックしているのを確認してからリンケージをはめていきます。溝に合わせて押し込んでしっかりロックするまで押し込んで下さい。ちなみに、先のU字型の部品の裏側にも爪があってリンケージがロックされます。
リンケージの手前が接続できたら先端の方を取り付けます。リンケージ先端は調整用のネジと取り付け用のネジで挟む形になっていますが、外すときに調整用のネジが回ってしまっていることがありますので、ネジの汚れ具合をみてもともとの位置にして取り付けます。
リンケージの取り付けができたら本体をフロアに仮どめしてパドルシフト信号以外のコネクタを接続して、レバーをRレンジに戻してからエンジンをかけてシフトレバーを操作し、P R N D Mの位置にしたときにメーターパネルのディスプレイに正しくそのレンジが表示されることを確認します。うまく表示されていない場合には、シフトリンケージの長さ調整が必要です。
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シフト動作の確認が済んだらエンジンを切って、シフト信号の接続をします。シフト信号白と黒を1本にした端子はGND端子となりますので適当なシャーシに接続します。残りの2本はハンドルコラムの方に引っ張って行きます。ハンドルコラムはハンドルを90度回転させたときに見えるネジを左右外すと下半分のカバーが取れます。カバーが取れたらコラム右側に見える緑のテープがぐるぐる巻いてある線の先にあるコネクタがパドル信号を取り出す線になります。ここに事前に作成した信号取り出しケーブルを接続し、その先にシフトユニットからきたシフト信号を接続します。
②に続く。
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