BMW X3（F25）ステアリングラック不具合修理（その1）

おそらくですがBMW F系のステアリングギアボックスに大きな欠陥があります。
購入後ある程度すると、ハンドルを振るとコトコト異音が鳴ることと、段差を乗り越えるとガタッと音が鳴ります。サス周りの異常かと勘違いするほどです。
海外では有名な事象で、ブラジルの人が発見していました。
ディーラー修理だとASSY一式交換工賃込みで40万円オーバーです。
それがなんと部品1つ交換するだけで修理できるのです。

ステアリングの付け根にある、「ステアリングヨーク」という部品を交換するのです。
X3はエンジンルームの上から作業できます。
F系のセダンはエンジンの下からアクセスするみたいです。

なんと、不具合対策品がBMWから販売されております。
日本では入手できないようで、イギリスから取り寄せました。
部品5000円程度ですが、送料などが高かった。
※今はアリエクで安く売ってます。
部品番号：32　10　6　891　974
ドイツ製のリペアキット

中身はこんな感じです。
ステアリングヨーク改良品と蓋、スプリング、内圧を調整するゴムキャップ。
リング2個は使う場所ありません。

エンジンルーム上からのぞくと見えますが、ステアリングヨークを押さえている蓋です。
専用の特殊工具SSTが必要です。

MSG社製のツール
品番：MS00084
海外でしか売っておらず、購入すると送料込みで1万円以上になります。

蓋のスケッチを行いました。
穴径が6ｍｍなので、5ｍｍピンで制作検討します。

旋盤、フライス活用して、作ってみました。
裏側はM10の六角ボルトを溶接しております。