半年間バイク無しの生活を送っていたのですが、
やはりいくら年間走行距離が少ないといえども
バイク無しの生活に耐えることはできませんでした。
近所のアシはミラがあったので、
次期バイクは100%嗜好品として運用できるという状況でした。
そのせいか、何を思ったのか、
「どうせなら外車を買ってしまえ」と脳内で誰かがささやいている
感じがしたので、
ドゥカティの、しかもスーパーバイクに手を出してしまった次第です。
ちなみに、749Sにしたのは、750ccという大きすぎない排気量と、
SBKの中でもシート高が780mmと低かったからです。
ハイパフォーマンスの「R」は、アイドリング時にエンストするという
素敵仕様なので断念しました。
そしていざ乗ってみると、やはり低回転域はSBKらしく手強いです。
4000rpmまで回さないと、まともに発進できません。
かといって、その発進がこれまたロケットスタートだったので、
クラッチワークが忙しいのなんの。
街乗りでは、半クラッチで動き出したら即クラッチを切ないと、
前の車に衝突してしまいそうになります。
しかし、スピードを出してもよい状況になると、
そこはさすがSBKだけに一気に機敏になります。
2気筒だけにトルクでグングン車体を押し出し、
デスモドロミックで高回転域まで簡単に吹け上がっていきます。
ただ、スリッパークラッチが無いので、
シフトダウン時はブリッピングは必須ですが。
さすがイタリア車だけあって、所有感はすばらしいものがあります。
乗って満足できるだけでなく、
ただ単にエンジン音を聞いているだけでも気分が高揚します。
これは、GSX-R400をはじめとする日本車では味わえなかったことです。
ただ、こんなすばらしいバイクであるにもかかわらず、
長期所有をすることは叶いませんでした。
その理由は経済的な問題ではなく、
世間の人々の態度でした。
まず、納車して早々に、右後ろのウィンカーケースを引っこ抜かれる
イタズラをやられました。
そして筆者のバイクライフに対して、自称上級者様が
色々と講釈たれてきたのが非常に鬱陶しかったです。
それだけ周囲の人間の妬みや嫉みがとても酷かったということです。
周囲の人間のあまりのやっかみの酷さに、
結局筆者はバイクそのものを降りる決意を固めました。
レールから外れた人間を全く許容しない日本人の態度が、
筆者は本当に嫌いになりました。
なので、バイクやクルマに復帰するかどうかは、
現在のところ全くの未定です。
全ては日本国民次第、といったところです。