目指せ！快適車中泊 ～その１～

今回からは、快適な車中泊を目指していろいろ作ってみたいと思います。
元がコンパクトカーなのでたくさん課題がありますが、まずは足を延ばして寝られるフラットな空間作りからです。

はじめに完成状態の写真です。
対角190cmのフラットな空間を確保できましたので、身長170cmでも足を延ばして寝られます。

それでは今回行った作業の説明です。

まずは後部座席を倒しただけの状態から必要な作業を考えます。
倒した背もたれとトランクに段差があるのと、背もたれ自体に角度がついているのでこれを何とか平らにしなければなりません。
さらに、これだけでは十分なスペースが確保できないので、運転席を前方にスライドさせて空くスペースも使います。

こちらが妄想好きな頭をフル回転させて作った設計図です。

背もたれの角度対策は、木の板を階段状に組み合わせたものを裏返しに置いて水平にしました。
材料は、ホームセンター「コーナン」で買いました。サイズ1800 X 900mm、厚さ12mmの合板で1200円くらいです。さらにコーナンのアプリ会員特権に「直線10カットまで無料」というすばらしいサービスがあったのでカット代は0円ですみました。
階段状に組み合わせて木ネジで固定します。
木の匂い、木屑、車への傷防止対策として、最後にクレラップでグルグル巻きにします。

トランクと背もたれの段差埋めは、同じくコーナンで買ったコンテナケース2個と、ダイソーで買ったプラスチックケース3個を利用しました、収納スペースにもなります。
コンテナケースは、中に仕切りを兼ねた丈夫な支柱を入れて補強しています。

運転席後ろは、合板と折り畳み式の椅子を組み合わせて作ったテーブルを置きます。足が貧弱に見えますが、前後の席で挟まれ合板がうまく固定されますので安定しています。

板と収納ケースをセットした状態です。

その上にお風呂用スポンジマットを敷き詰めます。マットの厚みは2cmほどありますので、クッション性、断熱性がありますし、下のちょっとした段差も吸収してくれます。
お風呂用スポンジマットは600円くらいのものを3枚分使用しました。カッターで簡単に加工できます。

後部座席に人を乗せることは滅多にないので、普段は写真のように運転席後ろの板のみを外して走行しています。
急ブレーキ時に板が前方に飛び出してこないように安全対策を検討中です。