もう、貧乏じゃレースは出来ない！

昨晩、現役時代から親しくしてくださっている方
の工場へ寄らせてもらった。

日没後に、ガラス越しに覗く不審な輩に一瞬たじ
ろぎながらも、私を確認すると、作業場へ迎え入
れてくれた。

「外リフトにあったKPが無くなったから、乗る準備をしようかと伺いました」と言ったら大笑い。
「売れちゃった」って。

代わりにと言ってはなんだけど、綺麗に仕上がったKB110サニー
が、室内でリフトアップされていた。

お客さんの依頼で、エンジンを制作中のどんがら少し進んだ状態。

ナンバー付きだったベース車両が三桁で、ｘｘがいくらで、あれと
これとそれとで、走らせるまでには、結構かかるよと言われて、今
度はこちらがたじろぐ（-o-;）

まず、腕は良いが、報酬は低い、赤ひげのような板金屋さん（薬局
じゃないよ）がいなけりゃ、整備屋さんの出る幕は無いと実感。

昔はATGのコンテナやバックヤードに山積みされていたり、解体屋
じゃ主役でタダ同然だったのが、今じゃ下手な新車並みとは・・・
これが現実

あのころは、「ボディは壊しても、エンジンは壊すな」だったけど、
ベース車両は希少価値。当時のポンコツの市場価格は、万馬券とな
ってしまいましたね。

写真は全然関係ない、1983年の富士LDの時の物。
日産のCカーの後ろは、ピントが合っていないけど、懐かしい看板
のKP。