
お隣のV60は、マイナーチェンジ前のモデルのようです。
でも、デザイン自体古くはないし、きれいに乗っておられますね。
ボルボは頑丈な車という売り文句で、ベンツやBMWとは少し立ち位置の違う高級車として存在感ありますね。
もともとクロスカントリーモデルも豊富で、ステーションワゴンが主流である点なんか、スバルと競合しています。
バブル期には、ボルボも売れていました。
特にステーションワゴンの縦型テールライトの意匠は真似されまくっていましたね。
(日産がステージア出したときはずっこけました。)
しかし、自動車会社はむかーしからデザインやコンセプトを真似しあいながら来たわけです。
今はボルボが中小型SUVや1.5ボックスハッチバックで他メーカーへの競合車を展開してモデル拡充しています。
もう7,8年前のことですが、ボルボ本社のあるスウェーデン・ヨーテボリに出張したことがあります。
空港にボルボの最新モデルなんかが展示してあって、さすがにみんなボルボ好きなんだろうな、と思っていたら意外にもそうでなかった。
当時、出張先の業務を請け負ってくれている現地のエージェントと話をしていると、もうボルボはだめだ、と。
当時ボルボはすでにフォード傘下の一ブランドに成り下がっていましたが、そういうところもスウェーデン人には気に入らなかったのかもしれません。
そのフォードも後ほどボルボを手放し、いまボルボの乗用車部門は中国資本になっています。
時代の移り変わりは強大ですね。
さて、そうした中でも北欧臭を残すボルボの中で、V60というモデルは、ボルボ得意のワゴンでありながらも定番からは少し外したモデルに見えます。
というのは、ボルボというブランドで思い出すのが旧V70シリーズ。
この前発表されたXC90もそうですが、要するにボルボって四角いクルマってわけです。
それとは対極のスポーティーとか流線形なるトレンドが如実に反映されていて、少し古い人間からは「らしくない」感じがします。
しかしこれ単体で見ると、非常にまとまりのあるデザインで全然悪いわけではない。
サイズも、日本においてはちょうどいいといえる。
ただ、旧Eクラスを模した片側2眼のヘッドライト、これは現行モデルではなくなっています。
ランドクルーザーでもシグナスで、またマーク2ブリットでこういった目にしていましたが、ベンツもやめたところを見ると、あまりウケなかったようですね。
ボルボはもう昔のボルボとは違う路線で売っているので、昔の人間の思い込みで批判しているのかもしれません。
その非礼を承知で言うと、V60だったら別にボルボでなくてもいいんじゃないかと思いますね。
前述のスウェーデン人は、当時、
「ボルボは古くなると冬季エンジンがかからなくなる。でも日本車はちゃんとかかるので、次はスバルにする」
なんて真顔で言っていまして、確かにその後北欧を旅しても結構スバルが走っていました。
ほどなくしてボルボは中国に売られ、同じくスウェーデンのGM傘下のサーブも消滅。
愛知でトヨタ、広島でマツダがそれぞれ支持されなくなったら、ブランドは潰えますよ。
そんな個人的な経験が記憶に残っていて、オールロード購入の際にボルボは候補に入れませんでした。
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Posted at
2015/07/05 06:49:11