Audi純正(アウディ) アドバンストキーシステム  

アドバンストキーシステム (2)


わが愛車、A4オールロードの場合、意図的にエンジンをかけたままにして車を離れた場合、キーをクルマに差し込んだままだと確かにエンジンは停止することなく回り続けます。
しかしこれはアドバンスドキーでなくても同じこと。
問題は、キーを身に付けたまま車両から離れた場合、エンジンは回り続けるのか、という点。
もし回り続けるのであれば、訴えこそされていないだけで、他メーカーと同じリスクがあるという事を認識しなければなりません。

しかし、と考えました。
わたしの場合、駐車を終えた後は必ずエンジンを停止し、シフトをP位置に置きます。（P位置に入れる代わりにほとんどの場合、サイドブレーキは引きません。(笑)）
仮にP位置にしないでクルマを離れようとした場合、またはエンジンが切られていない場合、アラートが鳴ります。
したがって、遅くともその時点で、ドライバーはエンジンがつけっぱなしになっていることを認識することになります。

また、わたしはスキーヤー。
早朝にスキー場に着いて仮眠を車内で取ることもありますが、冬、エンジンをかけっぱなしで寝ることはまずありません。
言うまでもなく積雪でクルマが埋まった時、中毒で命の危険があるからです。
（もし事故で死んだら、「アウディなんか乗って宿も取らずに中毒死か、金の使いどころ間違うてるわ、あほ。」とうわさされることでしょう。）

もしかして、家族を炎天下車内に残して短時間車を離れる際、クーラーのためにエンジンをかけっぱなしにすることもあるかもしれません（まあないです）。
ですが、その場合、直射日光が当たるなど、短時間でも社内が高温になる可能性があるからで、そのような場所は決して排ガスが狭い空間に溜まるようなことはないでしょう。

ということで、わたしの場合は多分機能に不具合があっても、運用でカバーできる使い方をしていると思っています。
（閉ざされたカーポートを持たないメリットがありました！（笑））


最後に、今回の訴訟の発端には、セキュリティ機能が自動化したことでセーフティ面が低下した背景が存在する点を指摘しておきたいと思います。


（つづく）