
最近のアップデートを少し。
以前走行中、いきなりガス欠症状が出た時があった。電磁ポンプの作動音が聞こえないため、もともと装着されていたミツバの電磁ポンプをコンコン叩いたところ再び動き出したということがあった。
ツーリングの遠出で止まるわけには行かないのでいつものショップに電磁ポンプの交換をお願いしたが、何とミツバはすでに電磁ポンプの生産を終了していた。
信頼性の高い国産の部品を使いたかったのでNISMOの電磁ポンプを依頼した。ネットには多くのNISMO製電磁ポンプが売られているが、これらは何と中国製のパチモンらしい。NISMOに直接注文して先日取り付けた。これで当分ツーリングの途中で止まってしまうことはないだろう。
そして助手席側のシート交換。もともと安っぽい模倣品のローパックシートが付いていた。運転席側をFIA公認のsparco Ultra Carbonにしていたが、当時の雰囲気を出すために助手席はGr.4用の復刻シートをフランスから取り寄せて取り付けた。しかし座れなかったのである💦
このGr4シートは座席とシート下のフレームが一体となっている。フレームが邪魔をしてある一定以上後ろにずらせないため、どんなに後ろに取り付けても狭すぎて足が入らない…。何とか座っても足を極端に折り曲げなければならず、使い物にならなかった。どうせ将来このA110はFIAの認証を得るのだから同じパケットを取り付けることにした。これで助手席も座れるようになり一安心。
ついでにヘッドライトのパルプ球をLEDに交換。もちろんイエローパルプである。ヒストリックカーこそLEDで消費電力を減らした方が良いと思う。しかしライトユニットが当時物であり右側通行用であったため取り付けには一工夫が必要だった。
これまでかなりの部品を交換した。燃料系はタンクから配管まで全部交換。電気系統は古くて脆弱な電磁ポンプを交換し、複雑なCDIを外して単純にしたことで一通りのアップデートは完了した。
あとはFIA認定のMatter Motorsport 製ロールケージを取り付けるのみだ。このロールケージを取り付ければFIA HTPの申請ができる。
ワークスカーが来てからの作業依頼になるが、ロールケージはすでに3年前に手に入れていたのである。この車両を買う前にいつかFIA公認のレースカーをA110で作ろうと思い先に取り寄せていたのだ。本体価格よりも輸送料の方が高くて驚いた記憶があるw
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初代A110 | 日記
Posted at
2025/04/28 00:58:24