台風20号と21号が日本列島へ近づいてきています。
今までの大雨や台風によって、日本列島は相当の被害を被りました。
運搬にディスカバリー3を使用する際の参考になればと思い、記すことにします。
自分の車に何kgまでの荷物を積めるのか、ご存知でしょうか?
車体から長い荷物がはみ出たら...
まず最初に、乗用車には「最大積載量」という考え方はありません。
トラックやバンといった貨物用のクルマ(商用車)の後ろに「最大積載量○○○○kg」と書いてあるステッカーが貼ってあるのを見たことがあると思います。
商用車は車種毎にその車に積める重さの制限「最大積載量」が決められていて、それを超えて荷物を積むと交通違反になります。
では、普段私達が乗る乗用車の最大積載量はどれ位なのでしょう。
乗用車の車検証を確認すると、乗車定員の横、最大積載量の欄は「−kg」と表記されていて、具体的な数字は書かれていませんよね。
実は、私達が普段使用する乗用車は「自家用」に分類されており、商用車や貨物用トラックと異なって最大積載量という概念がないということです。
しかし、無制限に荷物を積んでいいわけではありませんよね。
では、一体どれ程の荷物を積むことができるのでしょう?
ここで目安になるのが、車検証に記載される「車両重量」と「車両総重量」です。
車両重量は車体のみの重さ、車両総重量は定員まで人が乗ったときの重量です。
車検証では1人55kgで計算される数字が掲載されるため、我が家のD3の場合、7人乗りで車両重量が2470kgですから、「2470kg+55kg×7人」で車両総重量は2855kgとなります。
車両総重量=車両重量+乗車定員×55kg
上記の式を元に計算すると...
乗車1名時 車両重量2525kg 積載量330kg
乗車2名時 車両重量2580kg 積載量275kg
乗車3名時 車両重量2635kg 積載量220kg
乗車4名時 車両重量2690kg 積載量165kg
乗車5名時 車両重量2745kg 積載量110kg
乗車6名時 車両重量2800kg 積載量55kg
乗車7名時 車両重量2855kg 積載量0kg
要は、どんな車種でも定員分の重さは大丈夫だというわけです。公認が一人55kgの計算になるということです。
運転手だけならば330kgを積載できますが、一人で降ろせるかっ💢、そんな重いモン👊
D3は基本的に7人乗りの車ですから、ある程度は「7人+荷物」の重量を考えて設計されていると思われます。多少は増えても大丈夫でしょう。
オーナーズマニュアルを見直すと車両総重量(積車時)という記載がありました。
こちらの車両総重量はV6/V8、ルーフ/サンルーフ、ルーフレール・ルーフアンテナの有無を含んでいるとの但し書きがあります。2705〜2955kgとなっていました。
ということは、V6Sの我が家のD3と対極にあるV8HSEのフルオプション状態でも車両総重量は2955kgなのですよね。(これは想像... )
愛車紹介で触れていた部分です。
ディスカバリー3
足廻りで重さを支える部分はHSEもSEもSも同じですから、Sならばもう100kg程上乗せして積載しても大丈夫だと思われます。
一人当たり14kg程度の荷物なら積載可能となりますが、スペースはないでしょうねw 💡あっ、屋根の上か... 不安定過ぎる...
運転手と助手席に2人で乗って、積載は375kg位までが人手とスペースの関係で現実的なバランスでしょうか。(375kgで検索したら、大っきいバイクとか金庫が出てきましたww)
ただ、ブレーキがV8とV6とは異なるので、制動には気をつけなければなりません。
なお、大きく重い荷物を積む場合、荷物が左右どちらかへ片寄らないように注意が必要です。
重いものが片寄って積載されると、車体の重量バランスが悪くなって操縦性が悪化する可能性があることを頭に入れて運転する必要があります。
重いものだけではなく、軽くても長いものや高さがある荷物を運ぶこともあります。
このような「大きな荷物」を積むときのルールや目安を覚えていますか?
えっ、自動車学校で? えぇ、自分も同じようなものですwww
道交法では、車への積載に関して次の規定を超えての運転を禁止しています。
長さ:車の長さにその長さの10分の1を加えた長さ
幅 :車の幅
高さ:3.8メートルからその自動車の積載する場所の高さを減じたもの
車の全長の10%を超える長さのものは積載できません。
D3は全長4.85mですから、5.335mを超えてはなりませんね。
車体左右にはみ出しての積載は認められていません。
D3は全幅1.92mですから、1.92mを超えてはなりません。
荷物によっては、分割や分解ができない大きなものもあります。
その場合は「制限外積載許可」を申請してみましょう。
道交法で認められない大きな荷物を積むときは、出発地を管轄する警察署に「制限外積載許可申請」を提出し、許可を得ることで例外的に公道を走ることができます。
災害時に手続きとはまどろっこしい話ですが...
申請が許可されれば一回の運搬開始から終了までの期間、走行が可能なはずです。
一年間、有効だった例を知っています。
走行中は、車体からはみ出したものに昼間なら0.3平方メートル以上の大きさの赤の布、夜間なら赤色の灯火又は反射器をつけること、制限外許可証を見える位置に掲示することが義務付けられています。
重い荷物や大きな荷物を車へ積むとブレーキの効きが悪くなって止まりにくかったり、梯子などの長いものの場合は曲がりにくかったりするなど、普段と違ったことが起こり得ます。
荷物を積んで走るときには、十分に注意をして、より一層の安全運転を心掛けるようにしたいものです。
毎日、被災家財が山のようになっている映像を目にします。
心が痛みます。
くれぐれも運搬時には安全に気をつけて、これ以上悲しい出来事にならないようにしてください。
皆さま前向きに、お元気で...
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DIMENSION | クルマ
Posted at
2019/10/21 01:21:03
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