『取替 と 取換 と 交換』🐸

今回は「取替と取換と交換」について調べてみました。





「取替」と「取換」、確かに良く分かりませんよね。

調べてみました。すると...



まず「替える」の意味は「(新しい)同じ種類のものと取りかえる」ということ。

古くなったり、使えなくなったりしたものを新しいものと取りかえる、ですね。

ラーメンの替え玉を想像すると分かりやすいかもしれないとされていますが...

自分には分かりづらい例えですねぇ...w 頭に入ってきません。



使い方の例としては、こちらの方が良いかな。

ボールペンの芯のインクが減って、書けなくなったので新しいものに取り替えた

カミソリのキレが悪くなったので刃を替える、などです。


自分のみんカラでいうと

リフレクターやブレーキパッド

ドライブベルトやポーレンフィルター

テールゲートダンパーやワイパーブレード

フォグエンジェルアイの新旧入れ替えなどがこれにあたるでしょうか。





次に「換える」の意味は「別のものと取りかえる」ということ。

しばしば、あるものを同等の価値があると思われる別のものと取りかえる場面で使われます。

まさに「交換」という熟語のニュアンスです。分かりやすいですよね。



使い方の例としては

要らない本を古本屋でお金に換える

新宿駅で電車を乗り換えた、などがあります。


電車の例を参考に自分のみんカラでいうと

フォグのバルブをハロゲンからHIDへ取り換えた

ハイビームのバルブを同じくハロゲンからLEDへ取り換えた

エアフィルターを純正からK&N製に取り換えた

タイヤ&ホイールを純正の17インチから、20&19インチに取り換えた

などがこれにあたるでしょうか。性能が向上する取替の場合は、取換の方が望ましいようですね。



ドライブレコーダーやボンネットスポイラー

サブカメラやフォグエンジェルアイなど

最初になかったものは「取り付け、取付」ですよね。



「替える」と「換える」は意味としても同じ扱いをされることが多いもの同士ですが、漢字表記の観点は「新しいものにする」と「物と物をとりかえる」といったように違うものとなっています。

「物と物をとりかえる」ことは「以前と違うものにする(変える)」と同様に、場合によっては「新しいものにする」ことになりますが、「換える」が表す「物と物をとりかえる」には「替える」のように「新しいものに」の意味が必ず含まれるわけではないようです。

「換える」の「物と物をとりかえる」が表すことは「同種・等しいものととりかえる」ことです。

つまり「古いものを新しいものにする」ことではありません。

「同種・等しいもの同士間で古いものを新しいものにする」場合の「かえる」には「替える」を使い、「同種・等しいもの同士間で単に交換する」場合の「かえる」には「換える」を使うと良いのでしょう。





それでは次に、交換との違いについてです。



使い方の例を羅列してみましょう。


「オムツを取り替える」

赤ちゃんのオムツを取り替える時に用います。

例えば夫婦で話をしながら赤ちゃんのオムツを交換する時は

「オムツ交換するね」というより、「オムツ取り替えるね」の方が自然な感じがします。

これは人によりけりかもしれません。


「等価交換」

二つの異なる物質があり、それぞれが等しい価値である事を指します。

よく使われるのはパチンコ屋では、1玉4円での貸し出しがあります。

借りたパチンコの玉で遊戯して1万発を手に入れたとします。

1玉4円なので1万発＝4万円の価値があるという意義となります。






「オイル交換」

車のオイル交換はよく使われる言葉ではないでしょうか。

通常「オイル取替」とは言いません。

交換したオイルの使い途はないのに...



以上のように言葉の意味は同じですが、その場、その時にあわせて用いたり、「～を取り替える・取り換える」と「～を交換する」と使い分けする場面が日常生活で出くわします。

言葉の意味自体は一緒なので違いの説明が難しいのですが、会話や語彙によって「取替」を使うのか「交換」を使うのかが変わってくるというのが一般的には浸透しているようです。





日本語には同音異義語が膨大に存在しますが、「かえる」という言葉の表記は他にも「変える」や「代える」など数多く見られます。


「変える」の意味は「ものごとを以前とは違った状態にする」というものです。

物や人の有り様をそれまでとは異なる状態、内容にあらためることを指します。

「変化」や「変更」と言い換えることもできますね。

この意味では「姿形を変える」「今までの考えを変える」「突然話題を変える」などのように使われますね。



もう1つの意味合いは「物の位置や場所を別のところへ移す」というものです。

また「期日や時間を別のものにする」といった意味も持ちます。

この場合は「パーティー会場を変える」「開始時間を変える」などのように使います。

「変える」の「変」は「誓いの糸を断ち切る」というさまを表しており、そこから「ものごとをかえる」という意味合いで使われるようになっているとのことです。





「代える」の意味は「役目を他のものにさせる」というものです。

あるものを活用したり採用することを止め、その役割を別のものにさせることを指します。

「代用」という言葉に置き換えることもできますね。

「代」の字は、もともと「人が互い違いになる」ことを表しており、そこから「かわる、かえる」の意味の漢字として成立したとのことです。



「代える」の具体的な使い方としては「序盤でピッチャーを代える」「親代わり」「挨拶に代える」「箱を台の代わりにする」などのようになります。

このように「代える」は「他のもので代用する」という点が特徴となっています。

この点は、他の表記の使い方との違いとなりますね。

関連情報URL : https://ja.m.wikipedia.org/wiki/カエル