フォグ仕様車に変更する その3
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) ![](/images/icon_difficult_on.svg) 中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
今回は作業というより、
法律と電気のお勉強になります。
まず、フォグのスイッチについて。
【道路運送車両の保安基準の細目を
定める告示】第121条(前部霧灯)
というものが存在します。
これの3-6に、
『前部霧灯の点灯操作状態を運転者席の
運転者に表示する装置を備えること』
とあります。
もっと簡単に言うと、
『フォグ点灯中は運転者に
知らせる装置を付けろ』
というもの。
そんな訳で、スイッチはランプスイッチに
しなければなりません。
確かにフォグランプは装備車の場合、
点灯中はフォグマークが光ってますよね。
2
さて。
安直にランプスイッチにしたのですが、
これがまさかの大問題。orz
ランプスイッチにしたことで、
電圧が低下によりリレーが作動しない。
テスターで測ったところ、直結では12V。
ランプスイッチでは10.2Vくらいに低下。
ただこれ。
最低作動電圧が80%だったとしても、
12V×0.8=9.6Vで動くはずなんだよね~。
(ちなみにリレー入替てみましたが全滅)
最大許容電圧110%は本来、
最大電圧ですが、
12V×1.1=13.2V(差異1.2V)
これを引くと10.8V。
これか?これなのか?
一番簡単な措置として、
更にリレーを追加すれば良いのですが、
これだけのためにリレーを追加するのもね~
っとなり。、
趣味丸出しの方向へ動き出すのだった。
3
とりあえず基盤設計図を起こしました。
部品は無線屋さんで手に入ります。
トグルスイッチは2極のものを用意。
LED電球はあくまで12Vで別に点灯。
一応、今後のスイッチ追加を見込み、
5連にしてみることにしました。
次にLEDへの抵抗計算です。
LEDは、2V・20mAですが、
LEDの場合、定格順電流で発光しますので、
重要なのは電圧ではなく、電流になります。
4
文章が長くなるので、
同時に行った配線整理の写真をどうぞ。笑
自動車の場合、
電源にバッテリーを使用していますが、
電流は、アンペア(A)ではなく、
アンペアアワー(Ah)という単位を使用します。
『電流×時間』のことを言いますが、
電流より容量といった方がしっくりくる単位。
その他に、残量や起動時・
配線経路等に依存するため、
そもそも安定電流なんて来ません。
ではどうするか・・・
前の状態を無視して、
(実際は12Vを超えないという前提は必要)
LED部で電流を調整する方法を取ります。
5
まるでガンダムのコクピット状態。
でも個人的には好き♪
元電圧は一般的に言われる、
安全率見込みの14.4Vで計算します。
回路は並列接続になりますので、
抵抗は1個当たりで考えられます。
<使用電圧>
14.4V-2V=12.4V
<抵抗>
抵抗=電圧÷電流
=12.4÷0.02=620Ω
となるので、620Ωの抵抗を5個準備します。
一般的に本体茶色で、
青→赤→茶→金の線が入ってるやつ。
ちなみに、1個ずつ抵抗を付けるのは、
LEDの明るさのばらつきを無くすためです。
または、抵抗を使用せず、
定電流ダイオードを使用する方法もあります。
正解は無いので好みで。
6
いよいよ基盤完成!!
だが、場所がね~~~っ!!
ってな訳で、まさかまさかのグローブボックス。
ついでにメーターのコントローラーなども
全部まとめちゃいました。
これで外見は全くの純正!
デートもOK!
7
ランプ点灯状態です。
白と青はLEDの機構上とんでもなく明るい。
作っておいてなんだが、
できれば使いたくない。(^^;
最初に戻りますが、
『前部霧灯の点灯操作状態を運転者席の
運転者に表示する装置を備えること』
についてですが、バッチリOK!
むしろ左から危ないほどチカチカ感じるぜ!
危ないからグローブボックスを閉じれば
チカチカしないぜ!?
8
ついでに銘板も作ってみた。
内緒だけど、会社で丁度
レーザーマーキングをやっていたもので、
こそこそアルミ板で作ってしまった・・・
今後の予定を説明すると、
銘板の左から、
・フォグ・・・今回設置
・メーターバックライト・・・済
・ABSキャンセル・・・未
・強制冷却ファン・・・未
・エンジンルームを7色に光らせる・・・未
夢は広がる。←バカ
そんなわけで、
フォグとはほぼ関係ない話になった、
その3でした。
(今回だけ☆2つなのは基盤製作のため)
これにて終了!!
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