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ガソリンスタンドが好きです。




その日乗っている車に合わせてレギュラーかハイオクを選ぶのは、レストランでメニューを眺めて
「今日は牛肉の気分」
とか考えるのに似ていたり。

燃料キャップを開けるのは、正に口を開けることそのものだったり。
給油ノズルを差し込み、ガソリンという液体の流れ込む音や匂い、抵抗を感じながらタンクに流し込むのは、香りを楽しみ、肉を口に入れ、噛み締め、味わい、飲み込むことだったり。
給油中、離れてはいけないのは、肉汁が服に付かないように気をつけながら口に運ぶことだったり。

給油機が自動ストップをしてから、少しノズルをずらして「追いガソリン」をするのは、
「お腹いっぱいだけど、もうちょいいけるかな？」
とデザートを食べることだったり。

人間を含めた動物が、食べ物を「目で確認し」「手に取って」「味わい」「飲み込む」ことで得られる安堵感。
そして「食ってやったぜ！！」という満足感。

そんな動物の本能を感じる、ガソリンスタンドが好きなんです。




給油する姿もカッコいい、ジェイソン　ステイサム氏。
彼が持つと銃に見える、、、。


でも、これからは

2030年代には、日本でも新車販売は電気自動車のみにするとか。
「給電スタンドが足りないから無理」
「充電時間が長い」
「製造過程では化石燃料を余計に使う」
「販売価格が高い」
とか色々否定論はあるみたいですが


僕は肯定派



車以外の身の回りのものを見ると、殆どが電気で動いているし。
電気自動車を毛嫌いすることもありませんし、いずれ自分でも乗ってみたい。

BMW i3 なんで小さくてデザイン良くて素敵です。

ただ、もう少し充電スタンドが楽しいと良いなあ。
「エレクトリックパワーを注入してるぜ！！」って感じられるような。
「今日もビリビリ来てるぜ！！」って感じられるような。感電じゃなく。
電気の種類（そんなのあるのか知らないけど）も選べると楽しい。

充電時間については、バッテリーの規格を揃えて、急いでる時はスタンドでバッテリーユニットをまるごとレンタルして簡単に付け替えられるようにするとか。
インフラ整備は大変ですが、社会の転換期には大掛かりな作業は仕方ないかと。



いずれにしても、ただの移動手段のバスや電車だけでなく、プライベートなツールとしての車は、ずっと作り続けられると思うし、そうあって欲しいです。
積極的に楽しみにしたいと思います。